カロリーオフ系の食品

(読了目安6分)


理想の体重になる努力は大切ですが、その方法として、カロリーオフ系の食品を買いあさるのは知恵ではありません。
子どもの思考がベースですから、リバウンドを繰り返すのがオチです。
今回はそんな内容です。


「スポーツの国際大会で優勝したい、だけど練習はしたくない」、これ、どう思いますか?
こんなことを言っているうちは優勝できませんよね。


「志望大学入試に合格したい、だけど勉強はしたくない」、これ、どう思いますか?
こんなことを言っているうちは合格できませんよね。


「一流企業に就職したい、だけど就活はしたくない」、これ、どう思いますか?
こんなことを言っているうちは就職できませんよね。


「モテたい、だけど努力したくない」
これもです・・・


「結婚したい、だけど婚活はしたくない」
これも・・・


「愛されたい、だけど愛したくない」
そんなバカな・・・


では、「痩せたい、だけど食べたい」これ、どう思いますか?
もちろんこんなことを言っているうちは痩せられないんですが、「カロリーオフ系食品を食べると痩せられる!」と思っている人はいませんか?
たしかに一理あります。
しかしカロリーオフ系の食品を食べ続けると、知恵から遠ざかりますから気をつけてください。


カロリーコントロール系の食品を長く食べ続けるということがなにを意味しているか・・・以下にちょっと書いてみましょう。


「カロリーハーフ」とか「ゼロカロリー」とか、そんなダイエット系食品がありますよね。
しかし、カロリーオフ系の食品を食べている人って、いつまでも目的の体重にならず、それをずーっと食べ続けている人が意外と多いんです。
それは、カロリーオフ系の食品を食べたり飲んだりする人は、基本的に「痩せたい、でも食べたい」と思っているからなんです。


「痩せたい、でも食べたい」にはムリがあります。
痩せたいなら食べなければいいんですが、それでも食べたいと思っている時点で「子どもの思考」です。
ですからその人に長く愛し続ける力はありません。
長く愛し続ける力がなければ結果的に長く愛されることはなく、長く愛されないストレスが悪循環の始まりになります。


理想とする体重を維持できず、さらに「食べたい」と思うということは・・・ストレスが溜まっているということでしたよね。
ストレスを溜めている自覚がないとしても、精神的になにか偏っているから、食べ過ぎてしまうんです。
ストレスによって、「満腹信号」を出す脳が誤作動を起こしている状態なんです。
また、カロリーオフ系の食品を長く食べ続けている人は、痩せるメカニズムについてもよく知らない場合が多く、食品業界やダイエット業界の思うままに食べさせられ、痩せさせられている人も多くいます。


食べさせられ、痩せさせられ、体重の増減を一生繰り返すダイエットを、マスターは「一生系ダイエット」と呼んでいます。
これは業界が儲かり続けるシステムで、ダイエットをしている当事者はお金を使うばかりです。
何度も書くように、体重を減らしたいなら食べなければいいんですが、食品メーカーは、「食べるな」と言ってしまうと儲かりません。
消費者に食べさせ続ける必要があり、「食べても太りにくい食品」「カロリーの吸収を阻害する食品」と言って、売り続けなければいけないんです。


カロリーオフ系を買ってでも「食べたい」と思っている人は、もし体重が減らないなら、カロリーが半分の食品を通常の2倍食べているんです。


また、たとえばカロリーハーフの食品の価格は、通常カロリーの食品の半分だと思いますか?
実はカロリーハーフでも、価格は通常品とほとんど同じです。
ですから、あなたが2倍食べれば、食品業界は2倍儲かります。
お酒の世界で例えると、「ウコン」を飲んで得た安全マージンを、さらに飲酒方向に使ってしまうのと似たようなものです。
ウコンを飲んでも、それに比例してお酒を飲めば、結局のところ体調は変わらず、ウコンとお酒の消費量だけが増える・・・・こんな話、聞いたことありますよね?
これで儲かるのは、ウコン関連の業界とお酒業界で、消費者は、お金と健康から同時に遠ざかります。
カロリーオフ系の食品や、ウコンの力を本当に有効に使っている人は、おそらく全体の1割以下だと思います。


「社会の仕組み」に気付かないと、極端に言えば、あなたは2倍のお金を使いながら、「なかなか痩せないわね、私、痩せにくい体質なのかしら」とストレスを抱え、そのストレスがまた食欲を駆り立てます。
これ、食品業界にとっては笑いが止まらない状態ですが、知恵がある人はこの悪循環に気付いています。
「痩せにくい体質」というのは確かにあるんです、しかし、「食べなければ痩せる」というのは不変です。
もしあなたが本当に「痩せにくい体質」なら、少量の食事で体型を維持できる優れた体質なんですから、食糧不足の発展途上国や食糧危機の時代の救世主になるべく、国の研究機関に協力するのがベストです。
しかし実際は、気付かないところで食べている人がほとんどですから、「自分も例外ではない・きっと食べている」と気付くのが「知恵」です。


ちなみに、飢餓に苦しむ国の国民から見たら、カロリーオフ系の食品は「ありえない食品」です。
飢餓に苦しむ国の人たちは「どうやってカロリーを得るか」ということをいつも考えていますからね。


マスターも妻も、カロリーオフ系の食品は食べていませんが、太っていません。
それは、体重のコントロールに必要なのは、「カロリーオフ系の食品」ではなく、「心」だとわかっているからです。
心を安定させることで、少ない量で満足でき、結果的に体重も維持できます。
食品について詳しいはずの医師や管理栄養士でさえ、体重をコントロールできない人もいます。
体重をコントロールするのは、「食品」ではなく「人間(心)」なんです。


ということで、まとめましょう。


「カロリーオフ系の食品を長く食べ続けるということがなにを意味しているか・・・」


答えは、


「私は子どもの思考です」と言っていることになります。


「体重が増えるのは自分の責任」ということを認めず、「原因は私じゃない、外側にあるんです」と、食べ物に救いを求めていることを意味しています。
子どもの思考では長く愛せませんから、「カロリーオフ系」の食品を食べ続ける人が、長く愛されるはずはありません。



余談:結婚系の話


時間がある人は、以下の記事も参考までに。
婚活系の記事で、今日、マスターの目に止まったものです。

<「20代で知りたかった30代の正解」普通の男に出会えないのはあなたが普通以下だから>
https://news.livedoor.com/article/detail/14675973/

すこし強い言い回しですが参考になる内容だと感じました。

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