不倫 4 不倫は文化か

(読了目安13分)

今回は、下記項目の太文字についてです。
太文字以下の項目は順次投稿します。


◎不倫の定義
◎不倫は愛か
◎不倫の危険性
◎なぜ不倫をするのか
◎なんで奥さんがいるのに私を口説くの?
◎彼の言葉は本当なの?
◎不倫をする男性は好きですか?
◎不倫は文化か
◎仕込み期間
◎不倫相手は大人の男性か
◎既婚男性は「イイ男」?
◎お酒と不倫の関係

◎大会社社長秘書の仕事
◎コストをかけるほどやめられない
◎意地になっている不倫
◎なぜ不倫はなくならないのか
◎不倫のパターン
◎なぜプロが相手じゃいけないのか
◎ASKAの不倫とパソナグループ
◎既婚男性の本音
◎K社長に口説かれたM子さんの場合
◎年配男性はセックスに興味がない?
◎口説かれる女性・口説かれない女性
◎別れるときは本当のことを言うか
◎不倫相手が離れていく理由
◎不倫相手が戻ってくる理由
◎元不倫相手からの復縁希望を断る方法
◎不倫をすることで失うもの
◎不倫をやめることで得られるもの

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◎不倫は文化か


不倫は「文化」です。
しかし、「愛」ではありません。


20年ほど前、石田純一という俳優が、ゴルフ場で自分の不倫騒動について芸能記者から質問されたとき、


「文化や芸術が不倫から生まれることもある」


と答えて大きな波紋を呼んだことがあります。


「ゴルフ」という娯楽の場で不倫について聞かれたという苛立ちで、彼の言葉にトゲが出てしまったのかもしれませんが、世間からは、石田純一がこう言ったと解釈されてしまいました。


「不倫は文化だ!不倫をしてなにが悪い!」


不倫はたしかに文化ですが、愛ではありません。
石田純一の本意はわかりませんが、マスターが伝えたいのは、


不倫は文化だが、愛ではない。
愛ではないから、長く愛されたいなら不倫をしてはいけない。


ということです。


昔、大雨や干ばつなど、自然災害で多くの命が危険なときなど、救いを求め、「いけにえの儀式」をしていた時代がありました。
いけにえの儀式も「文化」ですが、「愛」ではないことはみなさんもよくわかっていると思います。


「神様!どうか怒りをお鎮めください、そのかわりにこの娘を差し出します」・・・


・・・いまどきやりませんよね、こんなこと。


いけにえの儀式はその時代の「文化」だったんです。
しかし人類が「それは愛ではない」と気付いたとき、卒業することができました。
不倫も現代人の文化ではありますが、愛ではありません。
「不倫」は、いけにえの儀式と同様、人類が平和を望むなら、卒業しなければならない文化です。


少女は成長に伴い、そのときは「最高!」と思っていた「プリキュア」を卒業し、成長に伴った番組を見るようになります。
同じように、人類の心が成長すれば、そのとき「最高!」と思っていた「不倫」を卒業し、成長に伴った歴史を歩めるようになります。
人が各自、不倫をしなくても済むような心の状態を自分の力で手に入れることができたとき、人類は不倫を卒業できるわけです。


話は石田純一に戻りますが、「不倫は文化」発言で叩かれたのは、それだけ不倫でイヤな思いをした女性が多かったからです。
もちろんモテモテの男に対するひがみもあったのかもしれませんし、有名芸能人の発言はお金になりますから、メディアがあおったという面もあるはずです。


しかしいずれにしろ、この発言を冷静に考えることができれば、「彼は当たり前のことを言っているだけ。感情的になって叩く話でもない」と気付くはずです。
彼の言葉に敏感に反応したのは、芸能ニュースやワイドショーが好きな、「女性」たちが中心で、その中の不倫経験者たちがさらに敏感に反応し、大きな波紋を呼んだと言えます。


ここで大切な教訓がわかります。
「不倫は文化」発言に対して敏感に反応する女性が多いということは、不倫で苦しい思いをした女性が多い、つまり、


「楽しい不倫をした女性はほとんどいない」


ということの証明なんです。


そうですよね、不倫で楽しい思いをした女性ばかりなら、「不倫は文化」という発言があっても、「ホントに不倫は最高だよね・文化として続いて欲しいね」のひとことで済むはずなんです。
石田純一の発言が波紋を呼んだのは、「不倫は愛ではない」という、不倫経験女性たちの心の叫びが形になったものなんです。


歴史は、「不倫は文化だが、愛ではない」と充分に証明しています。
そして、愛ではないことをすると、愛ではないものを引き寄せることになります。



◎仕込み期間


既婚男性が若い独身女性を誘うとき、急な行動をすると女性が引いてしまうので、相手を安心させるために「仕込み期間」をとることがほとんどです。


「必ずこうなる」ということはないですが、パターンとしてはだいたい以下のような感じです。
あなた自身に起こることだと想像して読んでみてください。


既婚男性は、出会いの初期は、みんなの前で爽やかに、または真面目にふるまう期間をしばらくとります。
何度かみんなで食事や飲み会に行き、大人の会話やインパクトのある行動で女性の気を引きます。


それを数回繰り返し、次に2人きりで飲みに誘います。
そこで少しだけ人間らしい弱みを見せたり、「悩み相談」などをし、さらに、「君のことが好きだ」というニュアンスを伝え、その場で手を出さずに別れます。


これで女性に対して「2人のヒミツを共有するドキドキ感」を与えます。
女性には「このままいったら不倫かも・・・」と想像させ、次の誘いを受けるかどうかを自分で決める期間をとってもらいます。
そして後日、「2人で飲みに行こう」と誘います。


・・・と、ここまでが「仕込み期間」です。


女性が2度目、またはその後ほとんどの誘いに応じた場合、

「オレは確実に好意を持たれている」

「たとえセックスを断られても、外部に漏らされることはない」

と判断し、誘い方はいろいろですが、とにかくセックスへ誘導します。
既婚男性にとっては、出会ったその日にセックスに誘うより、「仕込み期間」があった方が、安全で確実な方法なわけです。


ただし、あなたに彼氏がいる場合や実家暮らしなら、仕込み期間はかなり長くなるかもしれません。
あなたに彼氏がいると、問題が起きた時に面倒なため、仕込み期間中は「彼氏とうまくやってるの? どう最近?」などと聞き、あなたが「別れました」と言ってから、晴れてセックスに誘うことを考えているからです。


この場合、あなたが彼氏と別れるまではずっと「仕込み期間」ですが、別れた後は話がすんなり進むため、複数の女性に仕込みをしておけば、必ずと言っていいほどその中の誰かと不倫が成り立ちます。
ちなみに「実家暮らし」の女性に対して仕込み期間が長くなるのは、あまり急ぎすぎると反感を買い、親に事情を話され、親からのお叱りを受けるのがイヤだからです。
ですから不倫は基本的に「一人暮らしの女性」がターゲットになります。


あなたは、

「もう彼とは個人的に3回飲みに行ってるけど彼は私の身体を求めないわ、彼はやっぱり誠実な人よ」

なんて単純に思いますか?


「身体を求めてこないこと」は、誠意の証ではなく、「仕込み期間」ということも頭に入れておく必要があります。
たとえきっかけが「食事」だけであっても、男性の中では、着々と仕込みが進んでいることを忘れないでください。
はじめは「僕は君と一緒に食事だけで楽しい」と言うかもしれませんが、あなたが言いなりになっていたら、次はお酒、そして最後は「セックスしよう」、もしくはあなたから「お願い、抱いて」となるように話が進んでいくかもしれません。


そもそも奥さんや子供のために使える時間やお金を、奥さんに隠して他の女性のために使っているわけですから、その時点で誠意のある男性とは言えないわけです。
本当に誠実な既婚男性は、独身女性と2人きりで個人的に飲みに行くことはありません。

「彼は私に手を出さないから誠実」なんていう考え方では、知恵から遠ざかります。


<まとめ>

既婚男性が独身女性を誘って、2人きりになっても手を出さないなら、
それは「仕込み期間だから」と考えていいです。

「仕込み期間」というのは、

「若い女性を精神的に夢中にさせる期間」

「油断させる期間・期待させる期間」


などと言ってもいいかもしれません。


「仕込み期間」はその男性のテクニックや生活環境により、短く取る男性もいますし、数年かける男性もいます。




◎不倫相手は大人の男性か


たとえば30歳の奥さんを持つ33歳の既婚男性がいるとします。
大学を卒業して間もない22歳の女性から見れば、「33歳」は立派な大人です。
30歳の奥さんも大人の女性に見えますから、22歳の女性から見た33歳の既婚男性は、

「大人の女性が結婚相手に選んだ大人の男性」


という位置付けになるわけです。


ですから、もし33歳の既婚男性から飲みに誘われたら、「私は大人の男性から大人として認められた!」と一瞬舞い上がると思いますが、現実は違います。
その既婚男性から認められたのは、「若い身体」だけなんです。


たとえばあなたが中学生男子を食事に誘うことがないのは、その男子から得るものが、「ない」からですよね。
相手が中学生では、尊敬できないし知恵もないですから、一緒にいる意味がないと考えるわけです。


では、冷静に考えてみてください。
もしあなたが現在22歳の・・・「男性」だったら、33歳の既婚男性は、あなたを個人的に飲みに誘うでしょうか。
男性同士で1対1です。


・・・あまりないパターンだと思いませんか?


その理由は、33歳から見れば、22歳の男性は尊敬できないですし、知恵もないですし、なによりも「得るものがない」からです。


しかし、あなたが22歳の・・・「女性」だったら、個人的に飲みに誘う33歳の既婚男性は山ほどいるんです。
理由は、「得るものがある」からなんですが、それはいったいなにか・・・


33歳の既婚男性から見れば、22歳の女性は、尊敬できないですし、知恵もないんです。
しかしそれでも得るものが「ある」から飲みに誘うんです。


わかりますよね。
・・・そう、33歳の既婚男性にとって得るものとは、「若い女性の身体」なんです。


では次に、「永遠の愛を誓った奥さんがいるにもかかわらず、若い女性の身体を追いかけまわす33歳の男性」は、果たして「大人の男性」でしょうか。


・・・そうですよね、33歳の既婚男性は、「大人の形をした子どもの男性」だとわかるはずです。


まして22歳の女性の身体を追いかけまわす40代・50代の既婚男性なんかいたら、なおさらです。
表面的な「渋さ」や「貫禄」はあるかもしれませんが、中身は大人でもなんでもないとわかるはずです。
そんな男性を「大人の男性」と勘違いし、不倫を続ける女性が愛に近づけるはずはありません。
やっぱり、不倫は愛ではないんです。


しかしそれでも「彼だけは違うの!本物の大人なの」と言う女性もいます。
そんな女性は、その不倫相手に以下の太文字を質問をしてみてください。
即答できる人は本物の大人ですが、あなたの不倫相手は即答できません。
本物の大人は不倫をしないからです。


あなたが本当にほしいものはなに?

うつ病の精神科医を治すのは誰?

お坊さんの悩みを聞くのは誰?

臨床心理士・心理カウンセラーでも離婚するのはなぜ?

夫婦ゲンカが絶えない平和活動家がいるのはなぜ?

占い師は誰に悩みを相談するの?

愛はどこにありますか?

経営学部がある大学が経営難になるのはなぜですか?

太った医者や管理栄養士がいるのはなぜですか?

開運グッズを売る会社が倒産することがあるのはなぜですか?

愛とはなんですか?



◎既婚男性は「イイ男」?


既婚男性は、同年代の未婚男性よりイイ男の場合が多いです。
だから結婚相手が見つかるんです。
しかしここでは違った視点から書いてみますね。


「結婚したいですよ、でもイイ男ってみんな結婚してるんですよ・・・」


こう言う女性って意外と多くいるんですが、みなさんも心当たりありますか?
普段からこう思っていると、「イイ男と結婚したい」と思ったとき、「イイ男=既婚男性」という思考になってしまい、「未婚男性は残り物・未婚男性の中にはイイ男がいない」という極端な考えに結びついてしまいます。


実際に既婚男性がイイ男に見えるとしても、彼らは婚姻届を出した瞬間に「イイ男」になったわけではないんです。


「彼は奥さんのもの」

「女性に認められた男性」

「社会的責任を負っている男性」

こんな「情報による付加価値」で「イイ男」に見えているだけです。


「隣の芝は青く見える」という心理なのかもしれませんが、その心理状態で判断したイイ男は、長く愛する力がない男性かもしれません。


既婚男性ばかりが「イイ男」に見えるなら、それはあなたがまだ「イイ女」になっていないからです。
あなたがイイ女になれば、あなたの周りには、独身や既婚に限らず、イイ男が集まります。



◎お酒と不倫の関係

不倫にお酒は付きものです。
というか、セットとして考えてもいいかもしれません。


マスターは前回の投稿で、「言葉の麻酔をかける」という表現を使いました。
ドラマでしか聞いたことがないようなコテコテの「甘いセリフ」をはじめとし、若い独身男性の口からは出てこない大人の会話などが、「言葉の麻酔」です。


また、男性からの誘いを断ったら、自分の評価が下がってしまうような心理状態にし、不倫なのになぜか女性が不倫に肯定的になってしまう状況が、言葉の麻酔が効いている状態です。


さて、みなさんが男性だったら、さらに確実に麻酔をかけるために、なにをします?
「言葉の麻酔」でふらついている獲物を確実にしとめる方法です・・・
そうです、実際に、本物の麻酔、つまり「お酒」を飲ませればいいんです。


「言葉」プラス「お酒」、これで準備は完璧です。


シラフでは、「私は不倫なんてしない」と言っている女性でも、お酒を飲むと心のブレーキが甘くなり、男性としてはハードルがとても低くなるんです。
特に、潜在意識の中で「彼って素敵」と思っている女性に対してなら、「不倫に積極的になる」という効果も期待できます。


また、お酒は、不倫がバレたり妊娠したりしたときなど、想定外の出来事があったときに、「飲んでて覚えてない・酔っててつい」などと、自分を弁解する道具にも使えます。


そう、お酒は、言葉の麻酔と同時に使うことで、セックスできる確率を何倍にも引き上げ、自己責任を何分の一にも引き下げる魔法のアイテムなんです。


まとめると、

セックスできる確率を上げるため

後ろめたさをぼかすため


責任逃れをするため


これらの理由でお酒と不倫がセットになることがほとんどです。

人生経験が少ない女性ほど「大人」に憧れ、お酒や不倫を大人のたしなみのように思っている人もいます。
しかし本質は以下です。


本当の大人は「お酒・不倫」をしない

長く愛する力があるのは「本当の大人」です。


<まとめ>
不倫とお酒は切っても切れない関係です。
既婚男性と2人きりでお酒を飲みに行くことは愛ではありません。
お酒に頼らなければならない男性に、長く愛をそそぐ力があるはずはありませんよね。

※よかったら「お酒の本質」マガジンも読んでみてください。
たとえば会社の「会議」でお酒を飲まない理由は、会社の未来を本気で考え、建設的な話をするためですが、逆に、お酒を飲む集まりというのは、どんな集まりと言えるでしょうか。


ということで、今回は以上です。
「不倫 5」に続きます。

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