院長でも治せない病気 ―耳鳴り―

(読了目安2分)

数年前、妻の身体に「頭痛・めまい・耳鳴り・背中の痛み・胃痛」の症状が出てきたことがありました。
ひどい時は生活に支障をきたすため、人間ドックを受けることを勧め、いろいろ調べたところ、脳に20ミリ程の良性腫瘍が2つあることがわかったんです。
「1年後にもう一度大きさを見てみましょう」となり、その後経過観察をしたところ、腫瘍の大きさはほとんど変わらず、またいつか検査をすることになりました。


妻が受診した脳外科の担当医は、その総合病院の「院長」でした。
実は院長も耳鳴りに悩んでいて、彼自身の治療経験を突っ込んで聞いたところ、こう言ったそうです。


「ぼくは蜂の子のサプリを飲んだら治ると聞いて飲んでみたんです、そうしたら、湿疹が出てしまったのでやめました・・・」


妻は驚いて「院長、蜂の子サプリ試したんですか!?」と2人で爆笑したそうです。
院長がこれですから、妻の症状が西洋医学ですっきり治るわけないですよね。


「病院の院長でも自分の耳鳴りが治せない」・・・妻も現実を知り、我慢できるうちは我慢する決心がついたようです。


以下がMRIの検査後に診察室で撮った写真です。
院長とおしゃべりしながら画像を見たそうです。

2つとも大きくなっていませんでした

ひとつめ

急に大きくなる場合もあるかもしれませんし、生涯このままかもしれませんが、心配していた脳の萎縮もないそうです。

ふたつめ


院長も耳鳴りが治らないわけですから、耳鳴りは基本的に治らないものだと思った方がよさそうです。

それにしても医学の進歩はすごいですね。
腫瘍が脳を圧迫した結果、生活に支障が出ると判断された場合、手術で取り除くことができ、多くの場合、社会復帰も可能だそうです。

これからも医学はさらに進歩することは間違いなさそうですが、蜂の子サプリもまだまだなくならないのかもしれません。


※背中や胃の痛みについては、MRI検査の結果「気管支のう胞」が原因だろうという結論になりましたが、こちらは小さくなっていました。
2023年現在は、脳腫瘍も気管支のう胞も悪化することなく、症状に慣れたためなのか、生活に影響が出るほどではないようです。

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