「得手・不得手」 「長所・短所」

(読了目安4分)

◎得手・不得手


人には得意なことと不得意なこと、「得手・不得手(えて・ふえて)」があります。


先日、「血も涙もないヤツに救われる」の投稿でも触れましたが、たとえば人類全員が「血」を見て動揺してしまう性質の人なら、人類は外科手術をすることができず、救える命を救えません。
しかし実際は、人体への探究心が強い人たちを中心として、冷静に外科手術が行われています。


マスターは以前「胆のう摘出手術」を受けていますが、「冷静に胆のうを摘出できる人」によって、命が救われ、その新しい命でこのnoteを書き続けています。
「血を見ても冷静に対処できる人」がいるからこそ、マスターもみなさんも命を救われ、便利な生活を楽しんでいるわけです。


逆にマスターも、外科医ができないことでも冷静に対処できるかもしれません。
人間関係や恋愛について考えることが苦手な外科医が、マスターのnoteに救われることもありえます。


自分と違う性質の人は、「自分にできないことを代行してくれる人」と言えるわけです。
ですから、自分と違う人を、一方向から見て否定するのではなく、「こんな人たちに救われているのかもしれない」と思えるようになれば、イライラやストレスもなくなるはずです。


マスターは、「性格」であれ「価値観」であれ、自分と違う人を見ても昔ほどイライラしなくなりました。
自分が完璧ではないことはもちろん、人間には「得手・不得手」があり、その中でお互いが自分の得意分野で社会貢献しながら、助け合っていきたいと思えるようになったからです。

みなさんの得意な分野はなんでしょうか。
みなさんの不得意な分野はなんでしょうか。
迷っている人は、一度立ち止まり、深呼吸して考えてみてください。
人類がケンカなどせず互いに協力し合えたら、きっと楽しい毎日になるはずです。


◎長所・短所

上の「得手・不得手」と似た話で、「物事のほとんどは、長所と短所の天秤です」という話です。
例え話はいくらでもあるんですが、2つ書こうと思います。


1:ワクチン

たとえば「ワクチン」の話だと、

「ワクチンを打つことでごくまれに死者が出る」

「国と製薬会社の癒着が問題になる」

「利益を独占している人がいる」

これが短所だと言えます。

逆に長所は、ワクチンを打つことで、「多くの人の命が助かる」
ということです。
仮にワクチンを打たなければ100人に1人が死んでしまうとして、ワクチンを打てば100万人に1人の死者ですむ場合、やはりワクチンを打つことが愛だと言えます。
悪いところに注目したときは、良いところにも注目してみると本質が見えてきます。


2:電子レンジ

「電子レンジ」は、殺傷兵器の開発の過程で生まれたものと言われていますから、その生い立ちそのものが悪いイメージで、これが短所かもしれません。

「栄養が破壊される・電磁波が危険だ」などと言われていますが、人類が電子レンジを使うようになって50年が過ぎ、日本では90%以上の世帯で使われています。
電子レンジを使うようになると、火を使わなくなりますから、一酸化炭素中毒や火災で死亡する人は減りました。
火起こしの手間や置き場所の節約、時間の節約などができ、その余力を使って人類は他のことをする時間ができました。
これが長所と言えます。
電子レンジは、トータルで便利だから使われているわけです。

ワクチンも電子レンジも、発表された当初と比較し、より効率的になり、弊害が少ないものへ改良されています。
たとえば、発表されたばかりのスマホは重くてすぐにバッテリーがなくなり、機能も少なく動きも不安定でしたが、現在は改良され、それまでの「ガラケー」をしのぐ存在になりました。
ガラケーと比較して、トータルで便利だから使われているわけです。
ワクチンも電子レンジも「改良」され続けた結果、旧来の方法と比較して優れているから使われているわけです。
もちろんさらに優れたものができれば、人類はその方向へ進みます。


◎まとめ

物事は「悪い部分」だけに注目すると、本質を見誤ります。
人間関係についても同じです。
様々な視点から物事を見る目を養ってください。

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