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わんこと週末と (4/12〜4/14)

2024.0412
先日、うちのわんこの歯が抜けた。
もう今年で9歳、高齢犬なので仕方ないのだが、気が落ちてしまっている。
うちのわんこは自分が知ってる中では、三代目のわんこになる。(以下、うちのわんこのことを"三代目“と略する。)
うちのわんこは柴犬しか飼わない家系だ。1代目のわんこが亡くなった時、1代目を買ったわんこのお店へ両親が挨拶に行った時に、3代目のわんこが他のわんこにいじめられていて、可哀想だったので買ったらしい。(もっと正当な理由あったけど忘れた。)
それを電話越しで知ったうちの三姉妹は大反対だった。もちろんわたしも反対。
二代目がすでに高齢犬だった故に、一代目と二代目どちらも愛着がある。そんな時に新しいわんこが来たらそっちになつくに決まっているのである。大反対した。
しかし、家に三代目が来るとどうなることだろう。まだ生後7ヶ月である。みんな可愛い可愛い言っていた。しかし、まだいじめられた記憶があったのか抱っこしたら震えていたような気がした。新しい環境ということもあって仕方ないよね。
わたしは犬嫌いだった。というか動物嫌いであった。一代目はかなり凶暴であった。しかし、噛まない故にすぐ飛びついてくるニ代目のおかげで動物嫌いを解消してくれた。あ、両生類は無理です。
三代目は当初父親の考えでお外で飼おうとしていた。しかし、まだ生後7ヶ月である。しかも、季節は真冬へと来ていた。自分は特に何も言わなかったけど、女姉妹は大反対した。それで犬を家の中で買うことになった。今思えば父にとって家の中でわんこを買うことなんて…という考えだったかもしれない。
三代目は成長すると共に警戒心が強い性格になっていった。耳はすぐ動かすし何かあると噛む。今でも怒るのだが、もはやかわいいからいいか。というのが我が家での考え方である。わたしも噛まれたら怒っていた。しかし基本わたしはアニメを見ている時は周りがどうでもよくなる。ラブライブ!サンシャイン!!第11話「友情ヨーソロ ー」をリアタイで見ていた時、三代目がわたしの左足を噛んでいたが、ようちかの尊さに目をキラキラ・キュンキュンさせながら、テレビ画面に夢中になっていた。アニメが終わると左足は血だらけだった。今思えば構って欲しかったのだと思う。三代目とはよく一緒にアニメを見た。ラブライブ!を始め、アイカツ!やプリキュアなどを見ていた。その度に構ってよアピールをするのだ。真剣にアニメが見れない時があったが、今思えばそれも良い思い出のひとつだ。
噛むというから凶暴な犬だと思われそうだが、心配になると来て寄り添ってくれるのも三代目の良い所だ。二代目が亡くなる直前、三代目がニ代目のことを心配して、寄り添って一緒に寝ていた。二代目が亡くなって業者が引き取っていく時に、三代目は吠えてくれた。妹が機嫌が悪いとトコトコ歩いてきて、大丈夫か?というように寄り添ってあげた。父親がキレると父親のところへより、大丈夫か?癒しが必要か?と寄り添って"撫でろ"と言ってるかのように身体をひっくり返していた。頑固な父親だが、三代目には甘くしたのかもしれない。ふだん犬に異常があっても、ペットだから自然の動物だから、と手術などさせてもらえなかったが、三代目は歯が悪くなって、遠くの病院までお金を払ってくれた。ペットだ。医療費はかなり高いはず。
わたしが暗くなった時も寄り添ってくれた。いつも散歩しないのに。
三代目は身体が弱いのに気が強いが周りが見えてそれに応じた対応ができる。
これはもう、ただの警戒心が強い犬ではない。
うちの家族の性格にそっくりなのだ。もうペットではなく、兄弟だと思ってもいいと思う。
そんな三代目のわんこの歯が悪くなり、手術となった。もちろん麻酔をする。それだけのことかもしれないが、心配で心配で仕方がない。
わたし自身ペットの生き別れが嫌で、ひとり暮らしになったら、魚だろうが鳥だろうが飼いたくないと思っている。別れというのはすごく辛い。それからわんこ関係ないが、子供の頃自分が亀を育てられなくて餓死してしまいそれがトラウマとなっている。何度もいうが家族と思っていたペットの生き別れはすごく辛い。ここでは書けないが、二代目に関しては、わたしが殺してしまったのではないか…と今でも思っている。他にもたくさんある。本当に辛い。それを背負い込んで生きなければならないのだから。もしかしたら死後の世界まで持っていくのかもしれない。それくらい重い。重いのだ。そんなことをわたしは他の人に経験して欲しくない。
もう、高齢犬なので明日というか今日どうなるのかわからない。だから大切にしようではないか。あんなに歯がおかしいのに昨日寝る前に噛んできた三代目のわんこと仲良く生活していくためにも。

2024.0413
わんこの件もあり、不安感に襲われた。
そんな時に宇多田ヒカルさんのベストアルバムがリリースされたおかげでゆっくり聞いて寝ていた。「Frist Love」で泣きそうになった。
『BADモード』が出た時も不安感に襲われて息するのが苦しいほど、辛かった。そんな時にこのアルバムを寝る前に聞いて心を落ち着かせていた。
宇多田ヒカルさんの音楽が人気だった頃は小学生の頃で、テレビのCMや音楽番組で見るくらいで意識はしていなかったし、先日リリースされたベストアルバムも聞くのかなあとか考えていたので、こんなに聞くとは、というより宇多田ヒカルさんの音楽が自分の心を癒してくれるとは思わなかった。
昼間、母から三代目のわんこの手術が無事終わったと聞いてちょっとホッとした。広いロビーでラジオ越しから流れてくるLaufeyや大滝詠一さんを聞きながら休日を過ごしている。

2024.0414
昨夜帰ってきた時わんこが迎えに来てくれた。
全身麻酔した後なのに震えてきていた。
それから朝が来て、やっと落ち着いたかお腹を出してのんびりしている。
今日外食を食べている時わんこの話をずっとしていた。
こんなに愛される犬になったんだな。いや、もう家族なんだなとか考えた。
それでも、いなくなると思うと悲しくなる。
前の二代目ときも絶望感が酷くて就労支援や部屋でずっと泣いていた。
色々考える夜。それ以外のことを話すとCoachellaのVAMPIRE WEEKENDが良かったとか、あした仕事行きたくないとかなので、ゆっくり夜を過ごそう。

・あとがき
どうも、エモいいねです。
わんこ(三代目)が体調崩したのは凄く心配していました。上に書いたかもしれませんが、ペットに愛情を込めていると家族なんですよ。ペットではなくて家族。だから亡くなった時は本当に悲しい。これは言葉や文章ではうまく表現できないと思っています。わんことCoachellaを一緒に見ていた時に、ゴロンと転がってお腹を出した時は一安心しました。
この頃から仕事とわんこと家族内で色々とあり、鬱々としそうになっていきました。そんな時に宇多田ヒカルさんの歌を聞くと落ち着けて、今に至ります。それではまた次の日記で。

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