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20220319〜0320 20代の私と東京に想いを込めて

ヘッダー写真はまだ再開発前の渋谷の桜丘の歩道橋から撮った桜の写真。たしか2018年の今頃だったはず。この道は再開発されていないと思うけど

書き込み:2022.03/19
ひさびさの日記


先日、ボビーコールドウェルが亡くなった。
(下の文章から、「ボビコ」「彼」と略します。)
ボビコは、20代前半の時にAORというジャンルにハマった時によく聞いてた。というかこのジャンルでいちばん聞いていた。
最近、彼はMr.AORという呼び名があることを知り驚くと同時にその通りだと感じたりした。
いちばん聞いた時期が23〜24というNEET時代の時に、心を落ち着かせるために1stやハートオブマインなどを聞いていた。
結果、洋楽アーティストでよく聞くアーティストになり、その影響は今でもある。

今月に入り、ハードオフでパーラメントジャケの短冊CDを見つけたときは物凄く嬉しかった。
近くで新しく出来たレコード屋で「Carry On」のUSオリジナルを試聴して、音めちゃくちゃ良くない?!と思い買ってたりしていた。
その矢先に彼が亡くなったニュースを見てしまったため、落ち込んでしまった。まあ病と戦いながら日本へ来ていたし、、、と思ったが、家に帰りラジオをつけて彼の音楽を聞いて、切なくなり聞かないままにした。少し忘れたら心が落ち着くかなと感じたからだ。
だが、年度末の繁忙期の忙しさや新しい生活に身体が慣れなくて、ぜんぜん心が落ち着かなかった。。。レディオヘッドとヨラテンゴを聞いて何とか過ごして数日後になる。
その日はひさびさの何も予定もない休日だった。
ひさびさにラジオをつけると、ボビコ特集を6時間くらいやっていて、心も少し落ち着いたのか何とかぼけーーーーっとしながら聞けた。夕方になり番組も残り1時間になるとボビコの切ない楽曲をずっと流していた。最後の曲「Come to me」を聞いていたら、23〜24の頃を思い出した。その時に住んでいた東京の一軒家の狭い部屋にあるコンポで1stをかけながら見ていた夕方から夜になる青い空や、横浜西口の今はないレコファンへ行きボビコの1stの帯ありレコードを見つけたけど、仕事していないためお金ないので買えなくて諦めて帰ったり、就労支援と家を往復しながら将来どうしようか本気で悩んでいたことや、ボビコで廃盤されているCDを借りに代官山の蔦屋書店まで自転車でいったときに見た環七や中目黒などの東京の景色や、今はもう再開発で無くなった渋谷の景色、とくに桜丘町の景色を思い出したりした。そうしたらスッキリとして、ボビコが亡くなったことを受け入れたのである。正直もう見れないのが残念だが、彼の音楽は消えない。興味がある人はパーラメントのCMがようつべに違法アップされているので、是非。(あげるくんは許さないだろうが)
ボビーコールドウェルさん。
ありがとうございました。

このLPを買って数日後に亡くなったので凹んだ。


BGM:「Come To Me」Bobby Caldwell

2022.03/20
またまた追悼かよと言われてもしょうがない。
自分もかなりショックだ。
幸宏さんが亡くなった時も、ツネさんが亡くなった時も、ボビコが亡くなった時もショックだ。と同時に彼らが私を形成して来たと思うと不思議な気持ちになったりした。と同時に
30になるってこういう事か、、。と痛感した。

自分が29になる1日前に信藤三雄さんが亡くなった。わたしが大学時代の時に彼が手がけた渋谷系の音楽のジャケットに凄く影響され、グラフィックデザインのたしか色彩学についての授業で、水玉模様の作品を沢山制作しまくった。
こんな感じの水玉模様です。

今でも彼が手がけたピチカート・ファイヴのCDを集めているし、ガクンと来た。
今日は代官山で"お別れ会"と題した彼のアート展が開催されているので、向かった。
向かう途中、東横線に乗る。風街ろまんを聞きながら目黒線沿いを見たら、3000系の表式が「急行 海老名」「新横浜方面」と書かれていて、またひとつ風街が無くなったなあ、と感じた。

代官山の駅
お別れ会の様子①
ありがとうございます…
お別れ会の様子②
ありがとうございます…
お別れ会の様子③
賑わっていますね。
お別れ会の様子④

お別れ会へ着く。花束を添えて手を合わせた。
信藤さんが所持していたレコードと本を購入。
購入制限があり買えなかったが、佐野元春コヨーテバンドの「ブラッドムーン」中島みゆき「寒水魚」、スティーリー・ダン、ナットキングコール 、メリーポピンズのサントラ、スーパーマンのドーナツ盤などがあり、信藤さん聞いていたのかと思うといろんな気持ちになった。
ルート66の写真集もあって、こういうのを参考にしたのか、とか、95年のサブカル誌もあり、こういうのが創作の源になったのか、とか、いろいろ考えさせられた。

会場にはたくさん人が訪れていて、彼の功績の大きさを感じた。ありがとうございました。

そのあと、歩いて渋谷へ向かう。
桜丘町が変わったのと、尾崎豊や松本隆先生が歩いた歩道橋が新しくなってして驚いた。

ヘッダー写真は5年前の桜丘町


そして下の写真は現在の桜丘町

ほとんど同じ場所で撮りました。
これからどうなるのだろう。
桜舞い散る季節がもうすぐ来そうだ。

BGM:「日曜の朝の憂鬱」佐野元春
「優しい闇」佐野元春&COYOTE BAND

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