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直観のタロット

おはようございます。タロロジスト目指して修行中の中村心です。

引き続き100人リーディングでいろいろな方にお会いする機会をいただいているのですが、先日、友人とコラボで『直観のタロット』というのをやってみました。すごく面白かったのでご紹介します。

直観のタロットとは

世間一般的に直観重視でタロット・リーディングされている占い師さんもいらっしゃるかと思いますが、それについてどうこうという話ではないので、一旦おいといてください。

ここではあくまでも僕の個人的な定義で言う『直観のタロット』をご紹介します。僕が行うセッションにおいて、ひとつのバリエーションとして採用してみて面白かった、という程度のものです。

『直観のタロット』は、タロットをリーディングするリーダーの役割を「自分でやってみたい!」という方が対象になります。つまり「リーディングを聞いてるだけじゃ詰まんない。自分でもカードを読んでみたい」というニーズに応えるものです。

ざっくり言うと、

・お膳立てやガイドは僕の方でやって

・タロットとの一次的(プライマル)な対話(リーディング)はクライアントご本人にしていただく

…というスタイルを『直観のタロット』と名付けてみました。

タロット勉強するのって意外とたいへん?

「タロット読んでみたい」という欲求をお持ちの方が、少しでも気楽にタロット・リーディングの楽しさを味わえたらいいよなぁとは前から思ってました。

「心さんはなにでタロット勉強したんですか?」と聞かれてホドロフスキーの『タロットの宇宙』を見せると、その分厚さやいかつさに驚かれる方が多いです。(本当はもっと手軽な本もあるんですけどね…)

書籍から吸収するにせよ、どこかの教室に通うにせよ、歴史的背景やタロットの哲学的なところを飲み込むのもそれなりに時間と努力が必要。

正直それは面倒くさい…、尻込みしちゃう…。

かと言って、タロットの予備知識無しに単なる当てずっぽうでリーディングをするのは違うよねー、と。

でもとにかく「タロットにすごく興味あるんだよ!」「読みたいんだよ!」と。その気持ちわかります。ある意味そういう「わがまま」に応えてみようと試しにやり始めたのが『直観のタロット』です。

直観力だけお持ちください

『直観のタロット』のセッションには、通常のリーディング同様、手ぶらで参加していただいてOKです。

デッキもこだわりなければ僕がいつも使っているカモワンタロットを使用します。

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予備知識の仕込みなども不要です。ほんとに素のままで席に着いていただければ大丈夫。

どうしても必要なもの、それはクライアントさん自身の直観する力、もしくは、姿勢です。

直観とは「推理によらず、直接的・瞬間的に、物事の本質をとらえること」(Oxford Languagesより)です。

あれこれと考えて論理的な言説を作ろうとするよりも、提示されたタロットのカード(アルカナ)を観て、その瞬間に直接頭に浮かんだことを(ときには勇気を出して)発言する ーーー この能力を発揮してタロットを読んでみたいというオープンな姿勢があれば、どなたでも参加できます。

直観のタロットのデザイン

『直観のタロット』をどういうシチュエーションに活かすか、というのは基本的には自由だと思いますが、具体的なイメージが湧くように、いくつか例を挙げます。

1. セルフ・リーディング

最もシンプルなのは、クライアントさんが自分自身についてタロットを引き、リーディングする、というものです。

僕のほうで、

問いかけの言語化

スプレッド(並べ方)の選択 = タロットの使い方

リーディングをガイドし、知識的な面などを補足

…などをさせていただきながら、クライアントさんはご自身へのメッセージをタロットから直観的に引き出すことへ集中できるようサポートさせていただきます。

2. ペア・リーディング

もうひとつの方法は、お二人連れなど複数で参加していただき、参加者間でリーディングできるよう、セルフ・リーディング同様にサポートさせていただくというやり方です。

タロットという「」に問題を置き換えることによってワンクッション置いた状態で関係者間の問題を吟味できるので、平和的に冷静に、それでいて率直に意見を交換し合える可能性が高まります。

この辺の効果はオープンダイアローグのリフレクティングに近いものがあるかも知れません。

新鮮な面白さ

実は先日、僕自身が『直観のタロット』でリーディングをしていただきました。すごく新鮮で驚きに満ちたリーディング内容でした。心が洗われましたw

その日のセッションの状況を少し説明します。

友人でもあるクライアントさんと少し外を散歩しながらお話した後、都内のファミレスでリーディングを始めました。

最初のふたつのスプレッドはクライアントさんご本人の課題についてカードを展開しました。提示されたカードを『直観のタロット』のセオリーでまずはクライアントさんに読んでいただき、そこを起点にリーディングを掘り下げていく作業を行いました。

そんな中、クライアントさんの直観力にめちゃめちゃ感心してしまったので、最後は僕自身の課題について『直観のタロット』でリーディングしていただきました。

カード(大アルカナのみで展開)の絵柄に織り込まれている象徴を通して発せられるコメントのひとつひとつが図星過ぎてびっくらこきました(笑)。

あれだけ図星なコメントをズバズバ言われ続けると快感なんですね! そこがすごく新鮮に感じたポイントでした。

まとめ

100人リーディングをやらせてもらっている中で「自分でもリーディングしてみたい」という方が案外いらっしゃるんだなぁと感じてます。

このnoteを読んで『直観のタロット』やってみたいと思った方は遠慮なくお申し出ください。ガイド役としてリーディングをサポートさせていただきます。

SN

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