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038.もしも一つだけ願いが叶うとしたら



おばあちゃんに会いたいかな。


しかもバリバリ元気な時の。小学生の夏休みの時のあの家で過ごすなんでもない日常のおばあちゃんに会いたい。


性格上、後ろを振り返ることはほとんどしないし、もし戻れるとしたらいつに戻りたいですか?というありがちな質問にも「戻りたくない」と即答する。
失敗しても後悔はしない、反省はするけど。それくらい後ろ向きは嫌なことだ。



だけど、今日のテーマを考えたときに、おばあちゃんに会いたい。昔のバリバリ会話のキャッチボールができた時の。と。
「昔」というワードが出て、ちょっと驚く。




山の上の方に畑仕事に一人で行ったおばあちゃんにふもとから
「おばーちゃあーん」
と大声で呼ぶと

「フォーーー!」(HGか)

と山の奥の方で聞こえてくるのです。
さみしくなるとそのやり取りを繰り返すのです。




超激情型のおばあちゃん。
怒ると怖い。笑


おねしょするからトイレにいけ!
行かない!(昔の家なので外にトイレがあった。怖)
行け!
行かない!

バチン!

ビンタされました。笑
親にもビンタされたことないのに。笑

小学生低学年までおねしょをしていました。照
それでこんなやり取りです。



ご飯を食べ終わったお茶碗に〆で牛乳をついで飲むのですが(お年寄りあるある?)


牛乳のめ!
飲まない!(好きじゃない)
飲め!(基本しつこい)
飲まない!
飲め!
。。。。。

激情型ばーちゃんにおされて渋々飲む小学生のわたし。笑




夏休みにおばあちゃん家に行った初日は必ずお赤飯を炊いてくれていました。歳を重ねるとお赤飯って美味しいってわかるけど、子供には正直よくわからないじゃないですか。
「えぇ〜?またお赤飯?」
ってよくブーブー文句言っていました。炊く量も半端ないので数日お赤飯を食らわなければならないのです。


だけど、大人になってふと気づいたんです。
わたしたち兄妹が来ることをとても喜んでいてそれでお赤飯だったんだって。
心待ちにしながらお赤飯を炊く姿を想像するだけで込み上げるものがある。


言わなきゃ伝わんないよ。ばーちゃん。
言葉足りなすぎだよ。涙




高校生になると行かなくなってしまったあのお家。
よく家に電話もくれたけど、思春期のわたしはすぐ電話を切りたがる。or不在。
携帯の電話番号を聞かれるも、

「教えない」
「なんでだぁ」
「しょっちゅうかけてくるでしょ」
。。。。。ばーちゃんしょんぼり


心配性のおばあちゃんはほんとにしょっちゅう家に電話をくれていたので携帯など教えたら毎日かけてきそうだったのです。遊んでる最中とかにかかってきても困ると思ったのです。
なんであんな対応しちゃったんだろう。それだけは後悔です。
もっともっとききたかったことも話したかったこともたくさんあったのに。


まだまだ溢れるくらいいっぱ思い出すことがあるよ。




ごめんね。ばーちゃん。
でも、今でも恋しいほど貴方の愛が染み込んで染み込んで離れないよ。





I miss you

I love you







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