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こどもを縛らない

岡崎勝シリーズ①学校目線。
大人の「理想」で子供を縛らない

最近、岡崎先生シリーズを読んでいます。

暴れん坊になったら

園では良い子が家では暴れん坊と聞いて驚いたことがあります。でも、園で、学校で、頑張っているんですね。

息子は園で所謂すごく良い子、今は甘える方だけど、いつか暴れん坊になる日が来るかもしれない。

もしそのときがきたら、その爆発は理不尽なものでないことと受け止められる心構えになった気がします。

できるだけクールに、「私は傷ついた」「嫌な言い方はしないでね」と自分の気持ちを繰り返し淡々と伝える。

言いっぱなしでもいいから、「それは良くないからやめなさい」と繰り返す。

個性的な子と

多数決に馴染まない個性的な子。

息子は集団行動が苦にならないので、どちらかというと個性的な子がいたとき、その個性的な行動を活かし、どう受け入れていくかが多数派の責任だということを伝えられたらと思います。

人数が少ない園出身のため、個性的な子は多くいます。

だからこそ、息子はその子の能力も知ってるし、自分が辛いときには支えてもらった経験も持っています。

普段良い子の行動が多い分、大人からは褒められることの多い息子ですが、こども同士の関係はうまくいかないこともありました。

でも、誰に対しても(受け入れる受け入れないは)平等で、自分のやりたいことへの集中力を持った彼の横は大変居心地良さそうです。

だから、息子は彼を誘いたがる。一緒にいないときもあるし、一緒にいるときもある。それぞれが楽しそう。この関係が素敵で良いなと思います。

連帯責任

中学校の頃、隣のクラスで1人の子のものが無くなり、HRが下校時刻近くまで終わらないことがありました。結局何も解決しないまま長いHRが終わり、今度はその理由説明で部活の顧問に怒られるチームメイトたち。

その後、そのクラスはしばらくの間、険悪な雰囲気でした。疑心暗鬼にもなりますよね。

連帯責任で一番に思い出すのはこの記憶です。

連帯責任だと、やった人はごめんなさいが言えなくなってしまう。

岡崎先生ならこう言うそうです。

いたずらした人に言います。でもこのクラスの人ではないかもしれませんから、自分がやっていないという人はただ聞いてくれるだけで良いのです。でもこの話が関係ないという人はいませんよ。同じクラスの友達が辛いことになっているのですからね。さて、いたずらした人はそれほど深く考えずに行ってしまったんでしょうね。ごめんなさいが言えないのはいたずらされた友達がすごく悲しんだり、クラスの友達がすごく怒ったりしているからですね。でも悲しんだり怒ったりするのは当たり前です。軽い気持ちでしてしまうことが相手を嫌な気持ちにさせることがあることをよく覚えておいてください。そしていたずらされた友達にこれからもっと優しくしてあげましょう。

あの時、そう言ってくれる先生なら、何が違ったのでしょう。

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