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石橋はたたいて渡るんじゃなくて、駆け抜ける

基本的に読んでる本があっても他の本にも手を出してしまうはるです。
進化する里山資本主義で載っていた本を借りてみました。

ビレッジプライド
0円起業の町を作った公務員の物語

寺本英仁さん、すごい勢いのある方だなと。どこのページを読んでいてもそのことに驚きました。
私は町起こしに関わりたいと思っているけれど、この勢いはもってない…不安になるほど勢いのある方で。
その中にはうまくいかなかったことがたくさんあるけど、そのうまくいかなかったことに腐らず、人を巻き込んでそこからすごいスピード乗り越えていく姿。でもそれこそ、地域を盛り上げるってこういうことなんだと。
野球の盗塁に見立ててガンガン試みるということが大事ということを何度も何度も本の中で語ってくれてますが、石橋をたたきすぎてしまう私にとってはそこが一番最初の難関で。場数を踏むためにも飛び込んでみるのもありなのかも。

あと、寺本さんの子供の頃の話で「人は与えられるより自分が大切なものを人に与えることが幸せなんだ」という言葉が出てきて。
振り返ると私は子供の頃のそういう思い出があるし、息子は食いしん坊のはずなのに何か手作りをすると、「○○にあげたい!」と一番に人にあげることを考えている。
その心を気持ちを殺さないで育てられるように育てたいともふと思いました。
また、藻谷さんの言葉で「経済の自由競争で勝ち負けが決まるなんて誰があなたに教えたの?」という言葉、大学時代の自分に聞かせ考えさせたかったなと思いました。

そしてやっぱり「食」。地域で生きていくのはもちろん、その土地の伝統的な、魅力のある食べ物を試行錯誤して生かすことは、生きていく人間のビレッジプライドになる。
地域で生きる自分を誇れる私になりたい。


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