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<わたしへ 手紙>

わたしへ
おはよう・・・
今日はお天気が良くて気持ちがいいね
あさ青空が見えるだけで、ちょっとウキウキ・・・
お日さまに「ありがとうございます」だね
でも不思議よね・・・
眠る前は、あんなにご機嫌だったわたし・・・
あさ目覚めると・・・
そうでもない・・・
なんてことあるじゃない
お天気が良くてもだよ・・・
あさ目が覚めないと、その日の気分がわからないって、どうよ・・・
そんなことあるの?自分なのに
でも・・・あるんだよね・・・
そんな時、わたしの心はドロップみたいだなと思うよ
ほら、あの缶に入っている
缶の中には色とりどりの飴が入っていて
やたら開けにくい缶をやっとこさ開けて
ガラガラ振ったら、ポロッと出てくる
好きな味はイチゴ味、ちょっと苦手はハッカ味
他のは・・・どれも同じくらいの感じ・・・
何が出てくるか分からないドロップ
かといって、出てきたものを戻しはしないでそのまま食べる
好きな味でも、苦手な味でも、そうでもなくても
それなりに納得してる・・・
じゃあ、好きな味だけの飴を買えばいいのに
それもそうだ・・・
でも、あのドロップを買うときって
ちょっとしたわくわく感も買っている気がするのよね
不思議だと思っていたけれど・・・
自分に手紙を書いているうちに少しわかったような気がします
お年頃になるとね、寝たと思ったら朝
なんて、そんなうれしい夜は少ないじゃない
うっすら寝ている間にも頭の中は動いていて
夢なんかも見ているんでしょうね
ほとんど覚えていないけど
そんな夜を過ごして朝が来るんだとしたら
寝ている間に見ていた夢のつづきで
もやっとしてる朝もあるんだろうなと勝手に納得・・・
でもね、目が覚めたその時からは
わたしの意志でどうにかなるんじゃない?
だとしたら、今日一日も、ご機嫌さんで過ごしましょうよ
うかうかしていられないお年頃ですよ・・・わたし・・・
じゃ又お手紙書きますね
ご自愛、ご自愛・・・
心ここにあり