1月14日の上映会に参加して思ったこと
去る1月14日、神戸・新開地の映画館「パルシネマしんこうえん」さんで、「心の傷を癒すということ 劇場版」の上映会がありました。
こちらは、主人公・安和隆と妻の終子が初めて出会う映画館のロケ地となったところ、いわゆる「聖地」です。
久しぶりに、本作を大きなスクリーンで見ました
上映中、一度も集中力が途切れることはありませんでした。そして心の奥深くに作品のメッセージがしみわたっていく感じがしました。立場上、何度も見ている映画ですが、このような感覚になったのは、実は初めてでした。今までとは全く異なる「思い」「気構え」で作品と向き合ったからかもしれません。
1月1日に能登地震が起こり、それ以来、ずっと被災者の方々や被災地の様子が報じ続けられていました。その報道を祈るような思いで、追いかけながら、「被災地の外にいる、ひとりの市井の人間として、自分ができることは何だろう」と考えていました。
そのさなかにこの上映会がありました。上映会では60名近い方々が来られました。映画が終わった直後、会場のあちこちで拍手が起こり、会場全体にそれが広がりました。
この時、「もし、今、自分にできることがあるとしたら、この作品をよりたくさんの方々に見ていただける様にすることではないか」という思いに至りました。
本作をお届けする立場の者として、本来は、映画館、公民館、市民ホールなど、大きなスクリーンでたくさんの人たちと一緒に見て頂きたい作品です。ドラマから映画化をする際に、音響や画像を、細かいところまで丁寧な再編集を施しています。
ただ今回は、「より多くの人たちにみてもらいたい」という趣旨から、オンラインでの公開を検討しています。準備が整いましたら、できるだけ早く、実施したい考えです。また改めてご案内をさせて頂きます。
映画・心の傷を癒すということ製作委員会 安成洋
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