ほどき編み(ほどきあみ)
ほどき編み(ほどきあみ)
意味:
既存の毛糸の編み物を解いて洗い、新たに編み直すこと。
使用例:
・彼女は古いセーターをほどき編みして、新しいデザインのマフラーを編んだ。
・先生からほどき編みを教わった
類義語:
・再編み
・糸戻し
・織り直し
・毛糸再生
エピソード:
昔の日本では、毛糸は貴重な資源であり、容易に手に入るものではなかっため、既存のセーターや編み物を解いて、新たに編み直す「ほどき編み」が一般的だった。
三重県伊勢市で生まれた大正8年生まれの女性は、高価な毛糸を無駄にしないため、古い毛糸のセーターは丁寧に解いて洗い、ほどき編みで新しいものに作り替えて大事に使っていた。ほどき編みは物を大切にする心と、限られた資源を最大限に活用する知恵である。
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