あなたは何を伝えたい?(高校演劇)
私が高校演劇部の頃に教えていただいた言葉。
「見ている人に何を届けたくて、何を伝えたくてこの台本をやっているのか」
顧問の先生に聞かれました。
今年1月27日に高校演劇の関東大会が栃木県・黒磯で行われるそうです。
私が初めて舞台を学んだのは高校生の頃。
懐かしさを感じたくて行こうと思いましたが、今年は同じ日に息子の保育園で生活発表会が行われるので残念ながら見に行くことを断念しました。
16歳。未熟で浅はかだった私(達)は真っ直ぐに台本を読んでいただけだったと思います。
初めて学んだ演技。ずぶのド素人の高校一年生だった私も、演じながら動くという動作・所作も解らずに棒立ち。
先生に「こうやって動いてみて」
と真似るようにと言われてようやくその場の理解ができました。
何を伝えたいか。
一人一人役が違うので解釈も違う。
きっと答えは様々で正解はない。
大事なのは個々で何を伝えたいのかを考えた上で一緒に演じるメンバーと擦り合わせていく必要がある。
独りよがりの演技はすぐにお客さんにバレてしまいます。
その場にいる仲間達から浮いた動きをしているのは一目瞭然です。
見ている側に違和感を覚えさせてしまう。
その為に演出家が必要です。
一人一人の演じ方のバランスをとる人が絶対必要不可欠だと思います。
果たしてその動きや声の出し方は脚本やキャラクターにあった動きだったのかな?
と自分を客観視できる能力を磨く必要があります。
その為に誰かにディレクションをしてもらう必要があります。
全体のバランスを見てもらう人が必要なのです。
(簡単な例・・Aさんは声が大きすぎて感情が乗っていない、Bさんは何処に視線を送っているか、など)
この脚本の楽しさを伝えたい。
一生懸命やっている所を見て欲しい。
感動して欲しい。心を鷲づかみしたい。
演じる側の心の奥に隠された思いはとても素敵だと思います。
私もいつでもそう思ってる。
だからこそ、周りと一体化したらいいのだ。
戦隊ヒーローものでいうと最後の合体ロボット。
個々としてのキャラクターとして生きるのは大切。
最後に力を合わせてお客様を感動させてあげて欲しい。
その世界に引き込んで欲しい。
自分が気持ちよく演じる事が出来たと思った時は
周りの仲間が自分を上手く使ってくれたから。
一体化出来た時だから。
フレッシュな高校演劇、いつか絶対に見にいこう~~~!!!
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