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写真は色が大事、という話

Branding Photograper & Videographer の Kokoro です。 

先日、新たなカメラを購入しました。 

そのキッカケとなったのは、Twitter の投稿を見たことです。 

 

以前から、Fuji film の描き出す色が印象的で、魅力的で頭の片隅にずっと Fuji の存在があったのです。  

カメラの機能面で考えると、
使いたいカメラとしての優先度が低かったために、購入するまでには至らなかったのです。 

ところが、Twitter の投稿を見て、
その写真の色合いや空気感、温度感に触れて
一瞬で恋に落ちました。

それから、ネットで検索する日々が続きました。

もう、衝動が抑えきれなかったのです。 

ポチッと購入ボタンを押してしまいました。

 

これまでNikon、PENTAX、Sonyと使ってきて、Nikonは手放しましたが、
新たな Fuji を含めて今現在3台体制となってしまいました。 

これはレンズ沼じゃなくカメラ沼にはまっている状態です(苦笑)。 

レンズも色々と少しずつ増えている最中で、レンズ沼に陥っている状況でもあります。 

 

そのような状況に陥ってしまっているのは、
写真を追求していくと、自分の求めているものが明確化してくるからです。 

何を撮りたいのか? 

どんな写真が撮りたいのか?

その中でも、特に “色” についての興味関心が大きくなっています。 

 

写真が一般化した現代、日々ネットでは様々な写真や動画を目にします。 

きれいな写真、派手な写真、目を引く写真など

様々な写真を目にするわけですが、写真のクオリティが高くなった昨今

きれいな写真や、“映え” る写真には興味を示さなくなってきたのです。 

 

分かりやすい言葉でいうならば、“飽きた” という表現が当てはまるのではないかと思います。 

インスタグラムでいえば、“映える” 写真が多くの人に写真を目にしてもらえるための要素ではありましたが、そういった写真はすでに多くの人が飽きてしまっています。 

だから、ほとんど目に止めてもらえなくなっていると思います。 

私もそのうちの一人で、映え写真には興味が湧かないのです。 



“映え” 写真とは、言い換えると
表面的な写真ということになると思います。 

では、表面的な写真の反対は何かというと、
本質的な写真になると思います。 

で、本質的な写真という表現は抽象的すぎて
具体的な要素が分かりづらいですよね。 

 

私が思うのは、冒頭にもお伝えした『色』が大事になってくると思うのです。 

写真も動画も、技術やテクニックで
いくらでもきれいにできたり、見た目をよくすることができます。 

でも、そういった加工や編集をすればするほど
手を加えれば加えるほど、元の状態からかけ離れてしまいます。 

その差が開けば開くほど、言語化できなくとも違和感を感じてしまう写真や動画になってしまいます。 

なんだか不自然に見えるのです。 

 

写真も動画も、なぜか目に止まるものは色が良いのです。 

“良い” と表現しましたが、
言語化が難しいので、抽象的な表現となってしまいました。 

ここで言う “良さ” とは
写真や動画を見たときに、色が自然で、違和感なく、スッと入ってくる、引き込まれる状態のことを指しています。 

 

不自然なものは、一瞬目に止まるけど 
なんだか不自然さを感じて、見たくなくなるのです。  

普段の生活で私たちは不自然なものや、人工的なもので溢れています。 

そういったものは、心とカラダにとって良くない意味での刺激物となり、
心身ともに病んでいきます。 

 

たまに自然溢れる環境に身を置くと心身ともにリフレッシュされた気分になることを経験したことがあるかと思います。 

緑溢れる自然公園や、砂浜のある海岸など

そういった自然に触れると心身ともにゆるみますよね。 

自然界には様々な色がありますが、私たちが日常生活で目にする様々な色は、自然な色とは似ているけど、自然な色とは違った人工的な色で溢れています。  

そういった色を見ると、無意識的に違和感を感じてしまいます。 

 

写真は色が大事な要素であり、
本質的な意味において写真を見る人の興味関心を引くための重要な要素だと思います。  

見せかけの色、刺激的な色で一瞬は人の興味を引くことはできても、長続きはしません。 

 

それは人間関係においても同じことが言えると思うのです。 

全ては原理原則は同じであるということです。 

表面的な関係性しか構築しない人は、いずれ人が離れていきます。 

上辺だけの付き合い、表面的な薄っぺらいことしか言わない人と、誰が長期的に関係性を持ちたいと思うのでしょうか? 

本質的な人柄や人間性を感じられる、本音で語り合える関係性だと長期的に良い関係を続けることができるのと同じです。 

 

写真も本質的な部分でみると色が重要な要素だと感じています。 

どんな色で表現するのか?

不自然さを感じず、スッと自分の感性に入り込んでくる色。 

そういった色で描き出す写真を創造していきたいです。 

 

そのための道具として、新たなカメラであるFuji film の Xpro2 を迎えいれました。

Fuji  の最大の価値といっても過言ではない、他社のカメラでは再現できない色。

フィルムシミュレーションという機能があります。 

長年フィルムメーカーとして第一線で走ってきた経験の蓄積による賜物を、使うことができるのです。 

 

これから色を追求し、自分の写真を見る人に

「Kokoro さんが撮る写真は色が素敵ですね!」
と言われるようになりたいと思います。 


本日、購入後初となる撮影をしてみたので、その写真を載せておきます。 

どの写真も撮って出しの写真になります。 

RAW で撮影して現像ソフトで編集の過程の必要性を感じないほど、クオリティの高い画をはき出してくれます。


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写真はフィルムシミュレーションで、モノクロとクラシッククロームで撮影しています。 

レンズは、NOKTON Classic 40mm F1.4 で撮影しています。


Fuji と NOKTON の組み合わせが、私の目指す理想の写真に近いのです。 

NOKTOM のレンズは来月くらいに1本増やす予定をしています。


写真を撮る人それぞれに好きな色であったり、写真があると思います。 


私が写真に求めるのは、空気感と温度感です。 

だからこそ、色って重要ですよね。

私の求める理想の写真を写し出すために、色を追求して写真を撮っていきたいと思います。



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