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あっ、うさぎさん!

毎月第二日曜日は風景構成法を用いたアートセラピー勉強会
セラピスト仲間が集い、オンラインで同じ時間を共有し
それぞれが描いた風景構成法のシェアをおこなっています

毎回、同じ手法なのに全体の印象がガラリ変わっていたり
構図が変化したり、セラピスト自身も描かれた絵を見て
自身の無意識に気付かされることに、毎回驚いたりして

この日の私は「動物」というテーマに対して「うさぎ」を描きました
何で、「うさぎ」を描きたい気持ちになったのか?
ここからは、私自身の中から出てきた表現を手がかりに
私が気づいていない私(無意識)との対話を始めてみると・・・

「んっ?そうかな?」「うん、そうかもしれないな・・・」

描画全体やモチーフひとつ一つの解釈や受け止め方にも色々あって
その中で、描画者本人の“しっくりくる”感覚を私は大切にしています

絵を描くことで描画者本人が必要な気づきを得ることが大切で
描画の評価やそれに基づく決めつけは絶対にしないと決めています
というか、そもそも評価とかできないです

描画を分析してあなたはこういう人だ、とか
あなたの悩みはこういうことですね、なんてことは絶対にしない

ただ描画を鑑賞して、質問を投げかけたり、
鑑賞者の気づきをフィードバックするだけで、
人は勝手に必要な気づきを得ていく、それが面白く創造的だなあと
いつも感動するし、決めつけない余韻の中に豊かさと可能性があるなあと
思うのです。

「ああ、私はまだ古い信念に縛られて自分の可能性を開けていないのかもしれないな」

これが、今回描いた「うさぎ」から私が受け取ったもの
今まで少なくとも20セッションは描画者として体験してきたのだけど
「うさぎ」を描きたくなったのは初めてで、このタイミングで
「うさぎ」を描いた自分が気になって、そこを掘らずにはいられなかった!

「うさぎ」が象徴するもの

一般的には「小心、敏感、繊細、おとなしいふり、多産(豊穣)」
ビクビク怯えている存在と捉えるのか、ただふりをしているだけなのか
ここだけ捉えても全く印象が違ってきます

他にも色々な解釈記述がたくさんあって、その中で
スピリチュアルには「未熟さの認識」であるという説明に出会いました
ポイントは「未熟さ」をどう捉えるかで
未熟さとは「何かが足りない」のではなく、
「あるのに発揮していない」ことなのかもしれないね、と
おとなしいふりをしたうさぎが告げてくれたように感じて、

「何でおとなしいふりをしてるの?」

そう語りかけてきた「うさぎ」との対話を通して、
今回も様々な気づきを得たセッションでした。

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