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摂食障害から学ぶ回復とは?


音声でも聞くことが出来ます

ご利用ください。

スタンドFM放送です

↓↓

https://stand.fm/episodes/638d6d30a311c803fe5220be

 

 

先日、ひょんなことから

摂食障害を持っておられる方の集りの

講演会に参加させていただきました

 

摂食障害といえば、食べ方の問題で

食べ過ぎたり

食べなさすぎたりと

色んな食に関する問題を抱えた人達

ですね

 

そして、回復するまでの

あるいは、今回復中の方の

貴重な体験談を聞かせていただきました

 

そしてみなさん

「え?こんなことくらいで悩んでいいの?」

「これくらいのことで虐待とかじゃないですよね」

といった、自分が自分に向ける共通の言葉があり

ビックリしました

 

いつも過酷だから

過酷が当たり前で日常に

普通が非日常になっているのですね

 

幼少期に親からひどい仕打ちを

受けていても

生きていく環境はそこでしかない時

人は「私が悪いから叱られる、こんな目に遭う」

と自分を責めることで

生き延びてこられたのでしょう

 

いくつもの生き延びる方法の中から

選んだのではなく

そうするしかなかった

ということだと思うのです

 

ひどい仕打ちというのは

ちょっとここではお伝えできないような内容なので

省略しますが

とっても過酷で残酷な環境です

 

あの体験談を聞いて

頭が重くなったり、気分が悪くなったりして

不調を感じた人は

多かったのではと心配になるくらいの

内容でした

 

そういった仕打ちを受けて育った人が

素直で明るく、人生を謳歌するなんて

とてもじゃないけど無理なんですよね

 

何かに依存しながら生きるしかなかった

 

お金かもしれないし

人かもしれないし

食べ物だったかもしれないし

ギャンブルだったかもしれないし

薬物だったかもしれないし

勉強だったかもしれないし

ですね

 

そして、「私がわるいからだ」

「私さえちゃんとしていれば」ということを励みに

それを頼りに生きてきた人が

あなたが悪い訳じゃないと言われても

むしろ困ってしまう訳です

 

生きて行くための杖を失うようなものですからね

 

そういった人もいらっしゃるということ

良かれと思って掛けた言葉が

かえって傷つける場合があるということを

身に染みて感じながら聞かせてもらいました

 

普段のカウンセリングでも

言葉に配慮して、その方にとって

傷つけることのない言葉を使いたいなって

強く思いました。

 

そして、最後にとっても印象的だったのと

私が日々回復で大切なこととして

心にとめて居る事の答え合わせとして

大切なことも話されていました

 

自分にとって回復とは

「自分で自分の面倒を観れるようになる」こと

「自分で自分のケアが出来るようになる」こと

という発表者さんからの言葉でした

 

それはつまり

自分が自分に優しくしてあげられる

ということと話されました

 

これについては、どの体験談を

発表された方も共通でした

 

その回復の道のりとして

自分が自分の面倒を観れるようになるまでの

道のりもやはり共通しているようです

 

とっても過酷な中

「私が悪い」「私さえ〇〇していれば」と

そうやって生きてきた人が

色んな人に話を聞いてもらったり

何度も自分の体験を話す中で

何かが吹っ切れて

ふと回復に向かい、ふと気が付くと

自分に優しくするようになっていた

という訳ではありません

 

ここにも共通点があるようです

 

その共通点については

次回の記事で

お伝えしたいと思います

 

交流分析という心理学があるのですが

そちらの視点から説明すると

とっても納得のいく内容になるかなと思います

 

今日お伝えしたかったのは

①摂食障害という生きづらさを抱えた人には

本人にしかわからない傷つきを

抱えていること

②回復とは、自分が自分を尊重できるようになること

③そのためには、必ず通る道のりがあること

 

でした。

 

①と②は今日の記事で紹介しましたが

③はまたこの次の記事で

紹介していきますね

 

参考になれば嬉しいです

 

それではまたね

 

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