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感情ケア × トリトトラクタカード

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感情、心、癒やし、メンタルケアの”ちょこっと知識”を紹介。トリトトラクタカード1枚を引いては、それにちなんだテーマでアップしてみました。全部で52枚、トランプと同じ数になっていま…
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#カトウチサ

感情の正体を知っておく

感情は私たちを守るもの。 怒りが敵を撃退し、 不安が将来に備えさせ、 悲しみが傷を癒やし 嫉妬が取り分を確保させてくれたのだから。 今となっては 強すぎて 感情を持て余してしまう、 それが私たちの姿だけれど。 「感情とは何」 ときに知識が 生きるのを助けてくれる。

チャンスの神さまの後ろ髪

チャンスは、ある。 何度でもある。 前髪だけで逃げるなら、 それまでのご縁だったということ。 見失ったものを嘆かないで。 焦らなくて大丈夫、 まずは自分を元気にするのが先。 「かかりつけ神さま」は 何度でもやってくるし、 そんなチャンスには、実は後ろ髪だってある。

心の大そうじ

モヤモヤ。イライラ。ザワザワ。 ぐちゃぐちゃした 苦しい気持ち、 もうキレイさっぱり捨てたいの! うんうん。そうだよね。辛いよね。 でも無理して ゴミ箱投げ入れたら、 フタして、鍵かけても、 いずれ暴れるよ? ちょっとでいいから 言い分を聞いてあげてね。

泣きたくなる日に

涙博士が教えてくれたこと。 「人が泣きたくなるのは、疲れているから。 心が震えて、涙は救援信号となる。 泣きたくなる日は、 胸につまった“助けて”を、取り出して上げたらいい」 でもね…と、 涙博士は、続けて教えてくれたんだ。 「人には、魂が震えて、流れる涙もあるんだよ」 と。 遠い遠い昔、 誰かが負った痛みや悲しみ。 それが いくつもの地層を通り抜け、 澄み切ったしずくとなって したたり落ちていく。 「魂の涙はギフトだよ。 一生にそう何回もあるものではない」

やさしい自分の守りかた

たぶん、 思っているよりも、 心は傷だらけ。 眠ること。 愚痴を言うこと。 こんな自分、にも お話させること。 すべてを 毛布にくるめて、 うんと 自分に優しくね。

イライラしたら

「わたしのテリトリーを侵害しないで!」 わたしの信念、 わたしの自由、 わたしのペース、 わたしの時間。 イライラは わたしの領域に 侵入者があるときのアラーム。 わたしを守る、大切な危険信号が鳴ったら。 ただちにやるべきは自分を守ること。 心身を休める「優しさ」を 自分自身に手当してあげよう。

不安は迎え撃つ

絶え間ない 不安にさいなまれて 苦しいときは、 思い切って、迎え撃つ。 不安の感情は太る。 得体のしれない大きさとなって、 ときにのまれてしまう。 でも、そのもともとの正体は 案外、気弱な、 小さい粒の集合体。 思い、切って、 見定めよう。 そのものたちに 名乗らせよう。 そして、撃つ。 案外、勝負は決まっている。

宇宙人は宇宙語、感情さんはイメージで話す

宇宙人は宇宙語を話すらしいけれど、 感情さんは「イメージ」で話す。 私たちは「言葉」で 自分の心を説得したがるけれど、 あまりうまく行かないのは、そのせいなんだって。

モヤモヤの行方は

怒り。イライラ。不安。嫉妬。 ネガティブ感情は 一発で、 スッキリ、 さっぱり片付けたくなる。 でも、それって ハードルをすごく上げているだけ。 ていねいにていねいに 言い分を聞いているうち、 やがて 手のひらサイズになる。 モヤモヤは消えないけど、 気にならない、 それが感情の行方。

本心、ときに隠したっていいじゃない

本心とか ホントの気持ちとか 本当の自分とか 唯一、たった一つじゃない。 心って、 いろんな感情が ぶくぶく湧いては 入り混じっているもの。 愛しさの裏に嫉妬があったり、 不安の先に野心があったり。 いいじゃない、 すべてをオープンにしなくても。 自分の中で感じている。 それで十分。 それで上出来。

恋は事件だ

恋は事件だ。 それも、乗っ取り。 思考も、行動も、信念も 見ていた光景も 一瞬で乗っとられてしまう。 事件はいつか終わるし、必ず消える。 古今東西、 だれもがわかっている。 でも、事件は起きる。 今日も、この世界で、 どこでも。 抗えない、 それが感情の強さ。

心は季節と同じスピードでしか変われない

苦しいときは パッと変わりたくなる。 でも、心が変わるのは 季節がめぐるのと 同じスピード。 冬から春へ、夏から秋へ。 日の光がのびるように。 木の葉が色づいていくように。 その速度しか変われないし、 その速度でなければならない。 パッと変われる、 そんな話は用心して聞こう。

やらない仕事を決める

やらない仕事を決める。 チームが苦しいとき、 それが リーダーの大切な仕事だそう。 自分の心のなかも同じ。 やらないことを決めて やらない。 ときに そんな覚悟で おだやかになれる。

動き始めるときの、小さなコツ

新しい扉は なるべくゆっくり 開けよう。 その先で 最初は「場所」に慣れればいい。 「人」に慣れるのは、 最後の最後に。 変化のときの、 小さなコツ。