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《理念と大切にしたいこと》

 ここのね自由な学校の「理念」とは?「大切にしていること」ってなに?
立ち上げから二年間、スタッフ間で何度も話し合い、たっぷり時間をかけて創りあげた言葉たちを丁寧に紡ぎました。

【理念】

〜わたしのこたえを創る〜

私たちは、「人は幸せを追求するために学ぶ」と考えています。自分のやりたいことを計画して実行し、結果を振り返り、次の挑戦につなげる。
この繰り返しによって、生きたいように生きるための考え方の軸となる「わたしのこたえ」が創られます。
 子どもたちが「自分で決める」ことを何より大事にしています。あくまでスタッフは「キッカケ」を提供することはあっても、強制することはありません。子どもが持っている「不思議だな」「やってみたい!」と好奇心がうまれたときこそ、学びの始まりだと考えているからです。
 目の前の小さなことから、自分で決めて行動する。その中で上手くいかないことや失敗することもあるでしょう。しかし自分の「やりたい」から始めるからこそ、自ら工夫し、困難を乗り越えようとすることができるのです。その一つ一つのが自分のものさしとなり、どんな環境、どんな社会の中でも自ら判断し、選択し、行動していくことができるようになるのです。
 そして、変化し続ける「こたえのない」社会に出てからも「わたしのこたえ」を軸にして自分の幸せを追求し、自由で豊かな人生を送ることができると、私たちは確信しています。                        

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【大切にしたいこと】

〜自分で決める、ふりかえる〜

 ここのねでは、「知りたい!」と思ったときに自分に必要な知識を自分のペースで学習することができます。そのキッカケとして、スタッフが提案するチャレンジシートや「好き」や「得意」を持つ外部講師「ここのねクリエイター」による講座が準備されています。たくさんの選択肢の中から、子どもたちは自分の一日を計画します。
 スタッフは、子どもたちの「やりたい」に寄り添い、その子にあった学び方を見つけるサポートをします。提案された講座を受講する、自主学習を進める、あるいは「何もしない」ことも、子どもたちは選ぶことができます。
 そして一日の終わりには自分の計画を振り返り、次の学びへと繋げます。その繰り返しによって「わたしだけの学び方」を獲得していくのです。

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〜異年齢と対話〜

 ここのねでは、子どもも大人も対等な関係です。大人の社会と同じように「いつ・誰と・どこで過ごす」のかを子どもたちは自由に選ぶことができます。分からないことがあれば、知っている人から教えてもらうことで、子ども同士の助け合いや学び合いが自然と生まれていきます。そして「わたしの苦手はだれかの得意」ということを実感し、自ずと互いに尊重し合う気持ちが育まれます。
 しかし同時に人と違うということによってぶつかることもあるでしょう。その解決の方法として「話し合い」を行います。自分の気持ちや意見を丁寧に伝え合い、相手の価値観を受け止めることによって、これまで出逢うことのなかった「新しいわたしの考え方」を発見していきます。
 そうした対話を何度も経験することで、安心安全な場は自分の手で創りだすことができると体感し「ありのままのわたし」でいるための権利と責任を学んでいきます。

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 私たちは、学校づくりを進めていく中で「どんなことを理念にするのか」「大切にしたいことは何なのか」を何度も何度も話し合ってきました。
その中で、学校をつくるということは、未来の社会を創ることに繋がるのではないかというところに辿り着きました。

 私たちの目指す社会、それは、「わたしが好き!であふれる社会」です。
 子どもたちが自分自身を好きになり、自分の力で未来を切り開いていく。その土台をつくる場所が「ここのね自由な学校」です。
                        

【学校説明会の申込みはこちらから】

【2021年度 募集要項】

【教育方針】


2021年2月17日 改訂版
※この記事は2019年に公開した「理念と教育方針」記事を改訂しています。

ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!