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ここのねの日々

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ここのねが「いま」を取り上げ、どんな活動をしているのか、目の前の子ども達の様子、スタッフが感じた想いを記事として書いています。
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2020年7月の記事一覧

みんなの幸せや喜びを響かせて。

 ここのねには、いつもニコニコ微笑んでいる女の子が居る。小学6年生のUちゃんだ。Uちゃんは、先日初めてのここのねの生徒になってくれたSくんのお姉ちゃん。  彼女と出会ったのは、去年の9月だった。母親のじゅんさんと一緒にここのねの青空教室に来てくれた。  その日は、弟のSくんとじゅんさんが途中で家に帰り、スタッフと一緒に卓球をしたり、フラフープをしたりして遊び、笑顔で過ごした。  長い冬と春が明けて今年の6月になった。Sくんがここのねに通い出しても、なかなか参加しようとし

期待をせず、ただ信じるままに。

七夕の日。 一人の男の子がここのねに入学を決めてくれた。 彼のお母さん、じゅんさんと出会ったのは、去年の6月。「豊後大野にこんな学校あったらいいな。」のイベントに来てくれたのがじゅんさんとの最初の出会いだった。ここのねとしてはじめてのイベントに来てくれたじゅんさんは、愛媛県で「大分県にオルタナティブスクールができる予定」という話を聞き、家族で一大決心をして去年の5月に大分に移住してきたばかりだった。 じゅんさんの子どもたち、小学生の姉弟二人は「学校には行かない」と決めてい