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わたしの心に輝く大三角


先日、NEWSの 結成20周年特別企画、“ ALL SONGS ファン投票 2023 ” のベスト100曲が発表された。

うんうん、わかる…!な曲から  ここにこの曲が入るんだ…!と驚く曲もあり 時間を忘れてランキングをじ〜っと見つめていた。
(ランキングのリンク、貼っておきます↓)


わたしも約三ヶ月、時間をかけて 3曲を選び投票したので、 星の数ほど多くあるNEWSの音楽の中から選んだ 曲のことを、この機会に此処に書き留めておこうと思う。


☆ madoromi
(LPS)

この曲をはじめて聴いたとき、正直一度だけでは歌詞を上手く理解できなかった。この曲に限らず 曲では主語を省略されることが多くて この言葉は “君から僕” なのか、“僕から君” なのか… という部分がたくさんあった。 だが、音数の少ない曲とともに NEWSの艷めく声が 耳から心へとゆっくり流れて染みた。

朝が迎えにきた
空に浮かべた 船に乗って

君を好きなこと
また会えるまで 忘れないで

風に吹かれて 見えない場所へ
僕が隣にいなくても きみはきみのままで

幻が醒めてしまうまで
せめて グッバイ ah グッバイ ah
頬を濡らした涙は
君の明日を咲かせるだろう  

時をめくる度に
忘れていく事があっても

君と出会えた日は
いつになっても宝物さ

悲しみなんて 星に紛れて
いつか新しい世界を照らす明かりになる

幻が醒めてしまうまで
せめて グッバイ ah グッバイ ah
頬を濡らした涙は
君の明日を咲かせるだろう

君の明日を咲かせるだろう

作詞作曲をした Kacoさんがどんな情景を浮かべて 曲を作り 言葉を乗せたのかを知りたい 一心で たくさん考えて、いろんな人のツイートを探り、友だちと議論し、腑に落ちたものがある。
わたしが納得いくように 自分の考えや 他の人の考えをまとめたものなので 本質とはずれているのかもしれないけれど、 、

簡潔にまとめると 1番 と 2番 で 主語の中の 僕 と 君 が入れ替わっている。

私の想像の中で ふたりのお別れは 死別 なのかな…と思っていて、  
1番は 空へ旅立つ“僕” から  それを見送る“君” への詞 かな…と。

僕が隣に居なくても きみはきみのままで

この部分で “君” が “きみ” なのは、僕が隣に居ない もう僕は隣で見ることが出来ないから 今までとはちがう“きみ” であるとも思う。

反対に、2番は 僕を見送った“君” から 空へ旅立った“僕”への詞。
“僕”と別れてから時間が経って、少しずつ 忘れていく 記憶が風化していっても、ふたりが出会った日のことはずっと宝物のように大切で 覚えているよ 、“僕” が居ない新しい世界でも 目の前にある幸せを照らして生きるよ、というメッセージを感じた。

微睡んだ “僕” と、それを見送る “君”

(死を 微睡む(仮眠)と言うことで 僕 は 君 に また逢えるよ としばしのお別れを告げているようにも感じる)


別れを経験した2人は悲しみとともに前を向き、
再び会える日までお互いを想いながら精一杯生きることを誓う、そんな生命の “強さ”を感じる曲。


この曲を歌うNEWSをEPCOTIAで目の当たりにしたとき、すごく時間の進みがゆったりとしているように感じた。そのときは 完全に宇宙旅行をしている気分だったので 時空が歪んでいる…と思っていたけれど、
私やこの曲の中の “君” が生きる此処  と “僕” が旅立つ空 とを NEWSが繋ぐように 歌っていたのかもしれない。

そんな感覚も 大切にとっておきたい曲。




☆ クローバー
(STORY)

N(NEVER LAND)、E(EPCOTIA)、W(WORLDISTA)、S(STORY)と四部作の集大成のアルバムで “みんなの居場所になれる曲” とだけ決めて それぞれが歌詞を考えて1曲にした曲。

さぁ、ここにおいで 何も言わずにそばにおいで(yo!!)
Let's go、逃走 上昇志向 The way of my life どこ希望?

優しい君が探してた場所が 僕らの愛したココだといいが
逃げる場所に したっていい 辛くなるなら、聞かなくていい

誰かを傷つけるヤツから ただお前を守れる言葉が
いつでもいつもここに来て、俺に甘えていいんだよ
って伝えてあげたいだけなんだ

晴れたら北の汽車に乗ろう 東の空をもっと感じてよ
西、出会う、Dragon も 南に向かう君に僕からの Yell of hope

これはきっと枯れないクローバー 見つけ出して気づいた
旅のしおりには1ページめに 忘れ物に注意をして、ください!

勇気を、右ポケットに、
希望を強く握りしめ

おやつ代は任せるよ。お腹すかないようにね!

クローバー/ますだくん作詞部分

日々の中で自分の視界が狭くなり苦しくなったとき、がんばっているけど上手くいかないとき、この曲に助けてもらった。 家族と居るのに 友だちと居るのに 心細く感じるときもあるし、人間関係に悩むこと、漠然とした不安に襲われ 前を向きたくない 向けないと思うときもある。自分でも嫌になるくらい 不器用だけど 器用なふりをすることはすごく得意で  気づいたときには心が限界になっていたときもあった。(今振り返れば その経験で成長した!とも思える)

そんな辛いとき、歌や 好きな人に助けを求めて 動画や歌を聴くことがある  でもあまりにも辛いと、それを自分の中で “逃げ” だと思い このだいすきな場所である NEWSを逃げ場にしてもいいのだろうか…と、救われることすら諦めてしまうことがあった。

逃げる場所にしたっていい 辛くなるなら、聞かなくていい

好きな人、好きなアイドル であるますだくんが そんな “逃げ” を肯定してくれた。
きっとこの 「辛くなるなら、聞かなくていい」は 次の 誰かを傷つけるヤツから… のことなのだと思うけど、時に 自分がここで休んでいる事実が悔しくて辛くなってしまうなら 無理してここに居なくてもいいよ  とも私は受け取ることができた。
 
学校に向かう憂鬱な時間に この曲を聴きながら、勇気を右のポケットにいれて 希望を想像して強く握りしめると 自然と口角が上がって 前を向けた。

いつだってますだくんは 「ここに来たら楽しいことがあるよ」「ここに来たら幸せだよ」と教えてくれるけれど、そのやさしさを こんなにもそのままの言葉で受け取れる曲が在る事実だけで 力強く思えたし うれしかった。

ますだくんの言葉が 魔法として何度もわたしの前に現れてくれて、わたしの人生を 前向きにさせた1曲。



☆ pink moon
(音楽)

最初の「madoromi」と同じ Kacoさんが作詞作曲をした曲。2019年のアルバムのWORLDISTAの中にも Kacoさん作曲の曲があったけれど、作詞 作曲 は4年ぶりだった。そして 「pink moon」というタイトル…… 月を見ること 月が満ちる姿 欠けていく姿 月のモチーフ … 月 が好きな私は タイトルからもときめきが止まらなかった。(きっかけは分からないけれど 小さな頃から空を見上げることが好きだったので自然と 月 に惹かれていた)
かなり大きな…大きすぎる期待を寄せて アルバムの発売を待っていた。


「顔をあげてよ」聞こえてきそうな夜空
眩しく光る 君の微笑み 見つけた

言葉はいつも余計な格好するから
どうすれば君に好きって伝えられるだろう

潤んだ月と影(シャドー) 唇をかして
君を包むのさ
理由はない 愛があるだけ
撫でる髪 ほっぺの艶めく色
いつまでも 僕にだけ見せて

壊さないように 触れない距離がいい日も
笑顔の真裏に飛んで行くべき日もある

君の全部 こぼさぬように抱きしめていたい
移ろう月のようなうつくしさを

潤んだ君の影(シャドー) 唇をかして
君を包むのさ
理由のない 愛の数だけ
撫でる髪 眠りはじめる鼓動
いつの日も 君だけを
いつまでも 僕にだけ 見せて

pink moon

大きすぎる期待を抱えながら 歌詞カードをぎゅっと握って聴いた。

僕  が夜空を見ていて大好きな 君 が浮かんで、目に映る その小さな眩しい光が 僕には 君の微笑み として写ってること、君 の表情・感情 の移り変わりは 僕 の目には「移ろう月のような美しさ」として写っていること、僕 の そのまっすぐで 君をどこまでも綺麗に見ている心が素敵だなぁ と、聴いているとすごく穏やかな気持ちになれた。
この 柔らかく優しく大切に想う気持ち、ぜんぶ“君”に伝わっていたらいいな… でも きっとこの不器用な“僕”はうまく伝えられていないことも多いんだろうな… と思いながら 気づけば 僕 と 君 の間にある なにか を一生懸命に願っていた。
「壊さないように触れない距離が良い日」「笑顔の真裏に飛んで行くべき日」という歌詞も印象的で、“僕”は そのふたつを理解していて、だけど 君を傷つけちゃったこともあるのかな…とか 、、 ゆったりとした曲の中で 僕 と 君 の姿を想像して どきどきしたり、もどかしくなったり、音数は少ないけれど だからこそ、そんな中で生まれる気持ちの音まで聴こえて 向き合える曲でもある。

また この曲を歌うNEWSも 素敵 とひと言で表すには勿体ないほど  素敵だった。君 を想う 僕  の心を表すように  やわらかくまっすぐに このpink moon を歌い上げていた。わたしの目には 3人が “僕” のようにも見えるほど、3人の瞳には 煌めく“君”が うつっていたのだ。

この もどかしさ、ときめき を形に残したくて、好きなアーティストさんに pink moon の歌詞からのイメージで作品を創っていただいた。


無数の星々の中でいちばんに輝く君の微笑み、夜空に浮かぶピンクムーン、好きな曲が形として在り続けてくれることも うれしい。




勿論、三曲じゃ足りないし 助けられた曲 心が踊る曲 落ち着く曲… 挙げればきりがない。けど、三曲という限りの中で わたしが決めた曲たちが この三曲だった。


歌詞のことをたくさん考えた時間、詞に救われた瞬間、早く聴きたい!と曲を待った時間、、
曲を聴いているときだけでなく 考えたり 思い浮かべたりしたときも 心を居場所へ連れていってくれる NEWSの音楽を すごくすごく好いているし、心から信じている。

20年 歩みつづけてきた 歌いつづけてきた NEWSが 今、どんなことを考えているのか これからどんなことが起こるのか 想像するだけで胸が踊る。
幸せ溢れる年になりますように。



NEWSの20周年に幸あれ ☄︎

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