見出し画像

セロリが好きだったりする

「どんな風に育ったの?」
よく聞かれることがあります。

あたしの今やっている活動を見て興味を持ってくれた人、
人柄に興味を持ってくれた人、
単純に女として興味を持ってくれた人、
まあ色んな理由があって聞いてくれたんだと思います。

どんな形であれ、
興味を持ってもらえることは嬉しい。

でも、

「ふん!そんな簡単に教えてやるものか。」

ひん曲がった性格の若かりしあたしはそう思っていました。

ほんっとこういうところ、可愛くない 笑

そんな可愛くないあたし、
今になるとまた違う目線から見れるようになってきて、

きっとこれは

“簡単に教えない”というよりも、

「簡単な言葉で説明できるものではない」

ってことなんじゃないかなって。

これはあたしだけじゃなくて、
多くの人がそうなんだと思う。

「あなたの人生を3分以内で伝えてください」

そんなこと言われても無理です。
少なくともあたしは無理。
伝えられない。

だからきっと、
適当なことペラっと喋って終わらせちゃう。
こういうところに適当にやり過ごす能力を使ってしまう。

でも、それってどうなんだろう。

簡単に説明できないから、はい終わり。

なんだか、それもつまらないような気がしてきたんです。

まあね、3日間寝る間も惜しんであたしの話を永遠聞いてくれるなんていう人がいたなら説明できるのかもしれないけど、
そんな人がいるとはなかなか思えないし、
まず絶対的にあたし自身が半日で喋ることに飽きる。これは絶対にそう。
すぐ飽きる。
じゃああなたの話も聞かせてよ、ってなるから、倍の時間がかかる。

だから書籍になるのかなっていう気がする。
永遠に話すよりも、文章にした方が見る人が飽きないし、きちんと伝えられる。

人間の集中力って限界があるもん。

だからとても簡単じゃないけど、あたしが飽きない方法。
これすごく大事で笑、
自分が楽しんで書いているものって、
きっと楽しんで読んでもらえる気がするんだ。

はい出た、根拠のない自身。

というか、
タイトルなんてもうすっかり忘れていたけど、みなさんもうここまで読んだら、
特にあたしが「セロリを好き」な訳ではないことはわかってもらえましたか?

タイトルはセロリだけど。笑
いや、セロリは“ふつうに好き”なんだけど。

(あ、だからこの先は、興味のある方だけ読んでくださいね)


今のあたしが形成されるのに、
とてつもなく影響を及ぼしたであろうもの。

それってなんだろう。

それはもう迷いなく、

育ってきた環境でした。

「育ってきた環境が違うから〜すれ違いはしょうがない〜♪」

有名な歌詞にもあるほど。

あたしだけじゃないはず。当たり前に誰もがみんな違う環境で育っていて、その環境に少なからず影響を受けて生きているんだろうと思うんです。

あたしを育てた環境は少なくとも、3つある。
最速で考えた結果、ザックリと3つだった。
細かいのは本当に沢山あるけど、
そんなん話してたらきりがない。

だからその代表的なものからお話ししようかなと思う。

〈佐々木心音が育ってきた環境〉

その⑴音楽バカの家族とその友達

その⑵たけし軍団の次。といっても過言ではないくらいの親戚軍団

その⑶自然治癒力と共に育つ日々


はい、意味がわからないですよね。
きっとこの段階でわかってもらえるのは、
あたしは生まれながらにして、人の影響を受けざるを得ない環境だったってこと。

でも誰だって人の影響は受けます。
全く、一ミリも人の影響を受けないって人はこの世に存在するんだろうか?
もし居るなら会ってみたいです。あ、3分だけ。

きっと3分で、あたしが飽きる。
(どれだけ飽き性なんだ)

どゆこと?あたしも初めて文章にすることです。(支離滅裂だったらごめんね)

〈セロリその1〉

音楽バカの家族とその友達

あたしの親は、
両親ともミュージシャンでした。
しかも、共にキーボーディスト。
(ピアニスト、ならぬキーボーディスト)

あ。父親は私がこの世に誕生したと共に音楽会社を立ち上げ、母親は専業主婦になった(今は立派なミュージシャンに返り咲いております)ので、過去形を使いました。

親の影響、
一番近くにいる人の影響ってとんでもなくて、嫌でも似てしまったり、気が付いたら身に付いていたり。

あたしもそんな家族に、
感謝と複雑な気持ちでいっぱいになります。

でも、

良い影響なのか、悪い影響なのか。

なんて、すぐに“良い悪い”ってジャッジ決めつけるのは好みではないので、

ここから先は、

“好き嫌い”で話しますね。


あたしの大好きな家族は、
火が着いたらとことん突き進む父親(=お父)と、
愛情コミュニケーション能力が神一歩手前な母親(=お母)、そして1歳でこの世を去った天使の弟(=ひかる)、の4人家族です。

今でも「ひとりっ子?」って聞かれると、
とても複雑な気持ちになります。

だからあえて、4人家族と言わせてください。

あたしは小さい頃から、

当たり前のように音楽が家に流れていて、
ライブハウスで両親の友達のライブを聴き、
洋楽ロックやプログレ(音楽のジャンル)を聴きに大きなホールに連れていかれ、
さらには音楽を使うサーカスや舞台までに手を伸ばしていくぐらい、
それはそれはいろんな音や刺激を体験していました。

これは本当に有難い環境。

あたしの周りは生まれてから常に、
音楽を愛する人で溢れていました。

そうして家族旅行先にも、あたしの家にも、
音楽大好きな音楽人が溢れてしました。

なにかを強く愛せる人って強いな、楽しいな、でもとても敏感で、とてつもなく繊細なんだなあ。

少し大きくなった時に、ふと、そう思ったこともありました。

なので、あたしが生まれた環境は、音と人に溢れ、とてつもなく賑やかでした。

もうこのあたしの血に肉にその体験が染み付きすぎてしまっているのかもしれない。

細胞を細かく見ていったら、何かの文字や音や音符の形になっているかもしれない。

これ、あながち間違ってないようなきがしてしまうのです。

音楽のこととなると、人一倍こだわりが強くて、何度“音楽プロデューサー”と名のつくひと人に喧嘩を売ったことでしょう。
(もちろん素敵な人はたっっくさんいます。)

今になれば顔から火が出るほど恥ずかしい。

本当にごめんなさい。

でもスイッチが押されると、
止られないほとど感情が動き出してしまう。

困ったことに音楽が好きすぎるんです。
不思議だよね、おんなじように大好きなお芝居だと、こんな風にならないのに。
血と肉になりすぎてんのかな。

迷惑だ。
本気でそう思った夜もありました。

難しいよね。

“こだわり”とかカッコつけて言っちゃってるけど、またまたこれが困ったことに、

本当にちっぽけなこだわりなんです。

でもすごく“こだわり”なんです。

あたしは別にどんなジャンルの音楽じゃないと嫌だとか(好き嫌いはあるとしても)、上手い下手とか、ぶっちゃけどうでもいいんです。

音楽を

本気で愛してるかどうか。

それだけなんです。

だから、愛してほしい。
ただそれだけなんです。

お母が口癖のようによく言ってました。

「音楽は音を楽しむもの。
音苦になっちゃったら辛いだけだよ。」って。

本当にそう思いました。
そして身をもって体験もしました。

仕事にするってまた別の感情を持たなきゃいけない。
それもわかってます。
だから今、音楽で食べるって難しいって言われるんですよね。
だからこそ音楽をちゃんとお仕事にしている方は尊敬の眼差しなの。

あ、でも音楽に決して限らず、

どんなことでもそう。

何かを強く愛してやまない人ってかっこいい。

ゲームでも、アニメでも、アイドルでも、編み物でも、機械でも、動物でも、人形でも、なんでも。

やっぱりかっこいいなってあたしは思う。
(あくまであたしの価値観です)

だから、

何かを愛してやまない人を侮辱する人が本当に嫌いなんです。

んで、喧嘩売っちゃうんですよねー。
もちろん今はそんなことしませんけど。

今は?
スーッて幽霊のようにその人の側から居なくなります。

そっちの方が怖いよってね笑笑


好きすぎて出てくる弊害もたくさんある。
でもやっぱり、音楽に助けられていると感じる瞬間の方が多い。

だからこそ、こんな極端な親をもって、幸せだなって感じます。

あれ、ちょっと、これだけだとただの音楽バカのハッピー家族に見えるかもしれませんね。笑
まあでも実はそこそこそうでもないので、、、
(これはおいおいお話したいな)
だから尚更、あたしは音楽に、そして音楽バカな両親に、その友達に、感謝しています。

この家族を今こうやって笑って話せるのも、
音楽が繋いでおいてくれたおかげかもしれません。

なんだか長くなったので、
〈セロリその2〉はまたゆっくり書きますね。

まだ長い自己紹介なのかもしれない拙い文を、
最後まで読んでくれてありがとうございます。

心音



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?