カード誕生秘話:「このエネルギーをすべて物理空間で手にしたい」
アバンダンス・ツリー9カードを作りました。
構想としてはもうずっと昔からあったのですが、ようやく形になり始めました。
はじまりは夢です。
私は不思議な夢を見ることが多いのですが、ある時、夢の中で不思議な光る存在「サリハ」にアバンダンス・ツリーをプレゼントされたのです。
それはとても大きな黄金色に輝く光のような何かでした。
「私」という空間のすべてを満たすような・・・パワフルで心地よい何かでした。
でも「木」と言われて渡されたそのエネルギーの大きな塊は、まったくもって木には見えませんでした。
「これが、木??」
そう突っ込むとサリハは、
「このエネルギーをあなたの肉体のある物理的な場に変換すると、こういう風になるんだよ」
と言って、腕(実際に腕が見えるわけじゃないけれど、腕だなという感じがする)を左から右にさーっと動かしました。
すると、目の前に小さな苗木から巨大な大木になっていく「木の成長過程」を表現した木がずらーっとたくさん現れました。
「そちらの世界は時間を使うからね。この塊は、物理空間に映し出されると、こんな風な形で、小さい状態から大きい状態の段階として時空間の中に投影されるんだよ」
「なるほど!」
私は目の前にずらーーーっと並んでいる木々を見て、その・・・なんとも言えない美しさと力強さにうっとり・・・していたと思います。
でも、ずーーーっと向こうまで横一列に並び、成長していくこの木の結末は、その場からは見ることができませんでした。
「ああ、この木の成長の流れは私の命よりもたくさんの時間を使うんでしょうね。私は、この高次空間ではまるっとこのツリーを手にしていますが、物理空間ではきっとこの木より先に死んじゃうし、丸ごと手に入れることはできないんだなぁ・・・。
サリハ、私は物理空間で丸ごとこの木を手にしたい。そしてその叡智を現実生活に反映させたいです」
「では、こうしたらいいだけだよ」
またサリハの見えない腕が動き、そこにあった立体の木々を「たたんだ」ように感じました。
次に目の前に、9枚のカードが浮かんでいました。
それぞれが違う絵柄で、小さな苗木、少し成長した木、さらに成長した木・・・とやはり成長の段階になっていました。後半は黄金に輝く木になり、一番最後は広大な空間に様々な色や光を放っている絵でした。
「平面に投影し、枚数も少なくしたよ。この量なら手のひらに全て収まるね。とってごらん」
サリハに言われ、私は宙に浮かんだ9枚のカードを一枚一枚手にとり、重ねていきました。
「確かに、すべて私の手のひらの中だね」
左手にカードを重ねたものを持ち、そこから一枚を右手でひいてじっくり見てみると、平面の絵の向こう側に大量の情報が含まれているのがわかりました。
「その木のわかりやすい『顔』がカードの表に現れているが、その奥を感じ取ることで、あなたはこの木の持つ様々な情報を読み取ることができるし、この木の持つ恩恵を感じ取れれば、意識的にその力を使うこともできる」
「おおおお!」
「実際のあなたはアバンダンス・ツリーを持っていても、物理空間にはその全ては入りきらない。時間軸を使うし、あなたが他のことに集中すると『それ』が優先的に物理空間に現れる。だから、あなたはこのツリーのオーナーであることを思い出すためにも、9枚のカードを使うといい。そしてこのカードをゲートにして様々な情報を呼び出し、使いこなすといい」
そこではっ!と目が覚めて、あわてて夢の記憶を頼りにイラストを描き、文字も書き込んだりしてメモを残しました。
私の夫はデザイナーであり、とても綺麗なデジタルアートを趣味で描いたりもしていたので、再現して欲しいと頼みました。
が、なかなか夢で感じ取った「絵柄」にならず、またそのパワーも再現されていなかったんですよね。
四苦八苦しているうちに、私にも夫にも他にやりたいことができてしまって心のかたすみに置いておきながらも、手のつかない状態でした。
それが最近、また、サリハにこのツリーのことを言われる夢を見て「よっしゃーー!」と動いたのです。
今度は「絵」はかなり夢の中に近い状態で再現できました!
ちなみにこの記事に使っている画像は「再現途中」のもので完成版ではありません。微細な違いも徹底的にこだわって再現しました。
凝り性な夫婦です。あは。
さて、絵が実際に出来上がってからは、今度は、その絵の「向こう側」にあるツリーの持つ情報を読み解いていく・・・ということがスタート。
これを多くの方にシェアしたい!
占い的に、メッセージカード的に使えないか?!
と、思い立ちそのための準備も進めたのですが・・・ここで問題が。
試作品ができ、それを使っているうちに、カードにある特性が出ていることに気づいたのです。
そして、その特性ゆえに、「エネルギーアート」としては使えても「カードリーディング」や「カード占い」みたいな感じでは使えない!!って思ったのです。(結局解決するのですが)
そのあたりのことも、また書こうと思います。