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足爪トラブルと心の闇 その4

健美食の専門家KOTOMIです。
足のお悩み解決専門サロンをしており
年間で2000人ほどの足を視させて頂いおりてます。

DRねいる表紙

今回は『その3』の続き

肥厚爪の原因とケアの仕方です。

外的要因についてお話しします。

■爪水虫

普通の足の皮膚にみうける水虫のイメージは、かゆい、皮膚がボロボロ剥けるなどではないかと思います。爪水虫は、爪に白癬菌が潜伏しまってる症状をいいます。軽度の段階では、皮膚にできる水虫と違いかゆいなど自覚症状が出にくいことから進行してきて初めて「気になる」と気づく方が多いです。初めは爪の色が変色してきたり、爪の方面が凸凹になってきます。中度の段階になると爪の変色が黄ばみ、厚みのある爪が硬いのにもかかわらず、お風呂のようなところで水分を含む爪を触ると脆い感じがでます。重度の段階になるとかなり臭いも出てきますし、爪の周りの皮膚もボロボロになりお風呂上りなど爪先がボロボロ欠けてきたりもします。(下記参照 重度の爪水虫による肥厚爪症例)

https://twitter.com/TK975HPd16Sk6TK/status/1239834890008313857/photo/1

爪水虫

爪水虫かただの肥厚爪かは、皮膚科での検査でわかります。皮膚科で検査後、フットケア専門店での併用ケアスタートが改善の近道です。ただ、自分では判断できないことや今の生活環境では、皮膚科にいきにくく検査が先延ばしになるようでしたら民間のフットケア専門店に早めに行くことをおススメします。私たちフットケアのセラピストは医療的な判断をしてはいけません。しかし、経験上でお客様の症状を視て「次回ご来店までの間に皮膚科さんで検査してもらってからの方が今後のケアや対策が取りやすいです。」とグレーな感じでお伝えします。

爪水虫とわかれば、医師からの処方での塗薬や飲み薬をしっかり継続してもらいならがら、白癬菌により厚くなる爪を定期的にケアにご来店頂くことでよい方向に進みます。爪水虫の定期的なケアとは、個人差があります。月に1回の方や症状がおさまってくればケアの頻度は少なくなります。

爪水虫の上記の写真ですが、高齢者に多くみうけます。やはり、免疫力の低下に伴い、今まででしたら公衆浴場など温泉・サウナ・プールなど菌が多くいる場所でも平気だった方でも爪水虫になる確率は高くなります。ただ、高齢者に関わらず、初めはただの肥厚爪だった方も公衆の場での菌が爪の層の隙間に入りそのまま潜伏することもあります。

爪は3層でできていますので、表面のガサガサがイメージとして1層目がめくれてるとしたらそこに菌が入り込み繁殖していく恐れがあります。他にもわかりやすいところでいえば爪ではなく、皮膚が普通の水虫にかかってしまってると爪の下の皮膚(爪床)から爪にうつる場合もあります。

では、今は大丈夫な方でも予防としての対策はどうするのがよいか?もちろん、いつも足を清潔にしておくことや一人暮らしでない方は、ご家族でつかう足ふきマットなどはマメに洗うことも必要です。他にも薬ではなくティートリーという精油は抗菌作用や消臭作用もあります。手作りのティートリーのスプレー(*1)を作り、それで足を清潔にしておくこともよいですね。ティートリーは白癬菌にも効果が期待できるといわれております。当店ならオリジナルのティートリー入りのネイルオイルがありそれを予防でお使いの方もおります。

■爪甲下角質増殖

爪水虫が原因でなっていることが多い爪のトラブルです。爪の下の皮膚が代謝をして垢として見えないうちに肌が生まれ変わりをしてます。その爪の下の皮膚(爪床)が代謝がうまくいかず、厚みが出て爪を押し上げてる場合を爪甲下角質増殖と呼びます。(下記参照 人差し指 爪甲下角質増殖の症例)

EH3qPFHU0AEGdGMそうこうか

https://twitter.com/TK975HPd16Sk6TK/status/1188363425564377088/photo/1

爪水虫と同じく、皮膚科での検査をおススメしたいトラブルです。フットケア専門店ではその角質増殖した爪の下の部分を掃除しながら、爪の厚みがある場合は爪も削ります。症例経験が少ないセラピストですと安易に肥厚爪を同じように爪を削る場合も多いです。ただ、この爪甲下角質増殖は、爪でなく角質のケアをしながら慎重に爪の厚みを視ていかなくてはなりません。

ケアの考え方や予防・対策は爪水虫とほぼ同じです。

『その3』で話した爪の切りすぎによる肥厚爪とは異なり、爪の形や長さ・大きさなどが気になっても審美的回復を人工爪ですることはおススメできません。菌がいる以上は、人工爪を付けることで2次被害避けたいと思います。菌がいる爪のトラブルは、徹底的に医師が良しと判断するまでやり抜くことが必要です。よく見かけるのが痛くなるわけでないので、途中でやめてしまう方も多いです。

外的要因の話はまだ次回に続きます。

ただ、タイトルの足爪トラブルと心の闇の『心の闇』はこの菌の繁殖する爪や回復していく速度などを経験上みていてこの『心の闇』にすごくつながっていきます。もう少し先の話になりますが、お付き合いいただきたいと思いうます。

【記事の中に出てきた、ティートリーの手作りスプレー】

(*1) ティートリーの手作りスプレー
 材料  ティートリー精油 20滴
    (肌に触れても良い純度の高い安心な商品)
     精製水100ml
         エタノール5ml

こちらを混ぜて作ります。水虫予防だけでなく、除菌スプレーとしても使用できます。携帯用のスプレーボトルに入れ、持ち歩くと手の消毒にもお役にたちますね。ティートリーは、植物ですのでお肌にも優しいですが使用して違和感がある場合はすぐにやめて皮膚科に診てもらうことをおススメします。



美容以外にも食に対しても貪欲です!
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フットケアはまだ日本では確立されてない業界です。たくさんの方に情報を共有してもらうために啓蒙活動に役立てていきます。