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タッカーvsアナ 本物の策略家はどっち?

「ノッティングヒルの恋人」

みなさんこんにちは。
今回は先日鑑賞した「ノッティングヒルの恋人」について語っていこうと思います。
なぜかというと、、、

死ぬほど感動したからです。(冗談ではなく)泣きました。涙が出ました。
それほどの作品を自分一人だけで抱え込むのがもったいないと感じ、どうしても誰かとこの思いを共有したくなったわけであります。
とても有名な作品であるので、もうすでに観たことあるよ、という方もいるかもしれませんが、ご了承ください。
このnoteを読んで少しでも(また)観てみたくなったら幸いです。

簡単に作品についての情報を。
1999年のイギリス映画。主演はジュリア・ロバーツとヒュー・グラント。
もうこれまた豪華なキャスティングでまさに美男美女。美しいのです。

あらすじについてはアマゾンプライムから引っ張ってきました。

アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)は、世界一有名なスター女優。一方、ウィリアム・タッカー(ヒュー・グラント)は、古くて味のある街、ノッティングヒルで旅行書専門の書店の営む、まったく普通の男。そんな二人が出会い、非常に困難な問題に直面する。全世界が注目する中で、恋愛することはできるのか?

とまあ、ストーリーは立場の異なる男女がその立場のギャップを乗り越えながら恋をしていくある意味王道のストーリーとなっています。

まず映画に惹き込まれたわけのひとつですが、ヒュー・グラント演じるタッカーが書店員であるということ。しかも旅行書専門というニッチな分野の。
本屋を営んでいる人に悪い人はいないという圧倒的な偏見によって、冒頭10分で鑑賞を打ち切ることはしまいと誓いました。

売上もぱっとしない”ノッティングヒル”の書店に、ジュリア・ロバーツ演じる大スター女優アナが訪れます。
タッカーは、訪れた客があの有名なアナ・スコットであることを薄々気づき始めます。しかしここでふと目にした防犯カメラには他の客が万引きをしている瞬間が映し出されました。

ここから先に続くタッカーと万引き犯との駆け引きがよいのです。タッカーの人柄の良さや性格が滲み出ています。
これを見ていたであろうアナはタッカーに惚れるひとつのきっかけだったのではないか思います。

そんなこんなでアナは書店をあとにします。
アナに見惚れたタッカーはもうこんな出会いはないであろうと思いつつ、コーヒーを買いに出かけます。
その帰り道、心地よい音楽とともにコーヒーを片手にしたタッカーは街角である女性とぶつかりコーヒーを彼女の服にこぼしてしまいます。
コーヒーで汚れた女性は興奮し怒りを隠せない様子。お詫びをするためにタオルで胸元を拭こうとするが、これがさらに彼女を激情させる。

この彼女こそ世紀の大スターアナ・スコットであったのだ。

ここでひとつの疑問が沸き起こる。
タッカーはアナと知っててわざとコーヒーをこぼしたのか否か。

もしそうだとしたらこの冴えない書店員ウィリアム・タッカーはなんと恐ろしい策略家であろうか。渋谷でブイブイいわせているナンパ男なんてひとたまりもない。
なぜならこのあとタッカーは、お風呂を貸し出すといいアナを家へ連れ込むのだ。

ここで注意して聞いてほしい。タッカーの家は事件現場(アナにコーヒーをぶっかけた現場)から目と鼻の先であったのだ。いくら勤務している書店からの買い出しの帰り道だとしても、近すぎやしないか。

例の書店員だと気づいたアナは苦笑いしつつ満更でもない顔をしながら、のこのこタッカーの家のシャワーを借りてしまう。

やっぱ映画だ。
現実にこんなことがあるわけないだろ。

そう思いつつも百歩譲って映画を見進める。

そんなこんなでシャワーを浴びたアナは、新しく着替えた服を纏いお礼を言い、タッカーの家を一度は出ていく。

しかしここでアナは書店で買った本を忘れたのに気づき、再びタッカー宅のチャイムを鳴らす。
再びの大スターアナの登場に興奮を隠しきれないタッカー。

ここでアナはわざとタッカーの家に本を忘れたのではないかと疑問が生じる。
さすがは世界一の大女優アナ・スコットである。
策略家タッカーも脱帽しているだろう。

忘れ物の本を手にしたアナはついにタッカーとお別れ。
シーンは玄関ドア。お別れの挨拶が済み、一瞬の沈黙のあと、なんとアナはタッカーにキスをしたのだ。

やっぱ映画だ。
現実にこんなことがあるわけないだろ。

もうここまできたら一歩たりとも譲ることはできない。断じて。

そうは思いつつ書店員に悪い人はいないということで映画を見進める。

今回はここまで。また続きはこんど。

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