【新・東カレデート】with編：15人目の大仏さん【3】/早くしないと誰かのものになっちゃう。

大仏さんとの3回目のデートは下町のとあるお店だった。

「次回はここなんてどうですか？ワインバーですが料理もなかなかですよ。」と指定されたお店は私が以前から行きたいとチェックしていたお店の本店。「行ってみたかったところです！」と言うと「…と思ってすでに予約しちゃいました(笑)いつもの時間で大丈夫ですか？」と段取りも早かった。

2回デートをして相手の好みをきちんと理解できる回転の早さはさすがだなっ！

少し早めにお店に着くと大仏さんはすでに席についていた。彼っていつもそうなんだよね、早めに着いて待ってる。

お互い仕事してるし多少の遅刻は全然気にしないんだけど、よくよく考えるとこれもポイント高い。このデートのためにきちんと仕事を整理してきてるってことなんだから。

もうね、彼に狙いを定めた時点で完全にフィルターが「良いところ探しモード」になったよね。どんどん自分の気持ちもりあげてこ！みたいな。良い傾向だ(*´ω｀*)

ワインバーとは思えないクオリティの高い料理と、所作もトークも美しいスタッフさんのおかげで楽しい時間を過ごせた。

気が付くと場所柄平日ということもあり店内はほぼ2人きりの状態になった。

すると彼が

大仏「夏緒さん、僕と付き合ってくれませんか？」