【新・東カレデート】dine編:65人目:腐臭さん【3】/やっぱり感謝は伝えたい。

腐臭さんとのデートも3回目。

牡蠣が食べたい！とのリクエストに送られてきた候補は、ふっつーのどこにでもあるオイスターバーと居酒屋のURLだった。彼とはまだまだ「特別感」というわくわく要素がないと会いたいとは思えないので「行った事あるけどちょっと微妙だった」とやんわり断り、少し間を開けて「このお店気になるんだけど一緒に行かない？」と提案したのはとある古民家を改装したカジュアルなフレンチのお店だった。食べログ単価は8,000円程度。

腐臭さんは快くOKしてくれたし、私も行きたいお店だったので当日を楽しみに待っていた。仕事の関係で20分ほど早く店に着いたけど、負けじと腐臭さんも15分前には到着した。

以前の記事にも書いたけど、真剣な男性ほど（このデートにハートがあるかどうか）きちっと早く待ち合わせ場所に来て女性を待っているなという印象。デート3回目の今回は腐臭さんの生真面目さも十分伝わり始めていた。

大抵デートもここまでになるとお互いにそれなりに気に入っていて付き合うか否か結論が出てもおかしくないターンに入ってきているはずなのに、私には現時点でほとんどその気がなかった。

前回よりも自分の気持ちはほぐれていたけど、話題は当たり障りのないものばかり。腐臭さんも腹割って話しているわけではなさそう。会っている割にはお互いの共通項が見つけられていない。それはやっぱり「お店ありき」でここまでデートをしてきたから、人と人としてそれなりに繋がるにはもう少し時間が必要かなって感じで。お互いに何となくそれを察しているのか、今回も踏み込んだ話題はなかった。

ちょうど3回目の日程を決める時、腐臭さんは自分の誕生日をお祝いしてほしいとその前後を強力にプッシュしてきていた。アプリで出会い、気軽に「お誕生日お祝い？オッケー★」なんてすると勘違いされかねないので誕生日のほとぼりが冷めたであろう時期に組み直した経緯があったんだけど、

1回目：ちょっとした記念日級のイタリアンでデート

2回目：星付き鮨屋でデート

3回目：こちらのリクエストのお店でデート

と、資金も労力もきちんと使って向かってきてくれてる？のが伝わると、お返しせずにはいられない。