【新・東カレデート】結婚相談所(naco-do)編:83人目/意識高いマン:一番傷ついたお見合い相手。

<データ>
■職業:建築士
■年齢:40代後半
■年収:1500万

スタジオで撮ったような整った写真ではなかったけど、端正な顔立ちはよくわかるプロフィール写真だった。

・自身が建築士で両親ともに経営者

・実家暮らし

というデータから見ても、家族で建築関連の仕事をしているのは一目だった。

現時点で本人が「実家暮らし」であり家族経営の仕事をしているということは、結婚したらむこうの家に住まいないといけないんだろうな…良くて、実家の近くで別に住むパターンだろう…と思うとハードルは上がった。この人が住んでいるエリアに縁もゆかりもなければ憧れもない。友達もいない土地で(といっても東京の近隣だけど)義家族に気を使うシチュエーションが最初からセットになっている環境に飛び込むだけの愛を見いだせるのだろうか・・・と思いつつ、それなりに悩んだけどお見合いを受けることにした。

当日、待ち合わせ場所に15分前には到着した。土日の日中とあって周りはお見合いカップルの待ち合わせだらけ。次々と落ち合い、後方のカフェに消えていく。

お見合いに限らずアプリでも大体男性側が早めに来て待っているものだけど今回はそれらしい姿が見当たらない。相談所のお見合いには厳しいペナルティがあるからドタキャンはほぼあり得ないとしても、仲人からの連絡もなかった。

待ち合わせ時間からしばらくして、後方のカフェから人が出てきた。

意識高いマン「夏緒さんですか?」

聞けば、早めについて中で仕事をしていたそう。

席を確保していてくれたのかも?と思うとありがたかったけど、それなら待ち合わせ時間前に店の外に出てきてよ・・・。もしくは事前に「席を確保しておきますので着いたら〇〇宛に来てくださいね」と伝えるとかさ・・・。こっちが早めについたとはいえ、無駄に待っちゃったじゃん・・・。と少しモヤっとした気持ちがうまれた。

・・・が、気を取り直してお見合いへ!

プロフィール写真よりもずっと男前で、「建築士」という肩書がよく似合う、さわやかでシンプルながらセンスを感じる風貌の男性だった。見るからに「意識が高そう」系だったが、話を聞くと毎日欠かさず海沿いをランニングしているそう・・・・。

私も運動習慣はあるけれどランニングだけは嫌いで取り入れたことがなかった。なぜわざわざ走るのか?

皇居ラン?東京マラソン出場?へー。意識高いデスネ。

それなのに、海沿いがきましたか・・・。しかも毎日。皇居より意識高いわ。いやもうこれ完全に私の偏見なんですけどね。

他の共通点を見つけようと日常的な話を中心に色々質問をしたり自分の話もしてみたけど、どれもイマイチ盛り上がらなかった。相手が無口気味だったこともあり、私の会話もどんどん浅く、下らない内容になっていったように思う。

お見合いが終わり、仮交際へ進むかどうかの返事をしなくてはいけなかった。

私の仮交際へ進むかどうかの基準は、シンプルに「もう一度会いたいかどうか」。

正直このお見合いだけじゃ共通点は見つけられなかったけど、シチュエーションが変われば話の内容も変わることはある。ルックスは素敵だったし年収も◎。あちらの家族や仕事に完全に巻き込まれそうだけど、この辺りはきちんと聞けていないし私の思い込みもあるかも?というわけで仮交際OKの返事を出した。すると、

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