「お布団の中が安全地帯」幸せなんだよ。え、ほんとに?

「嫌なことから逃げたい」癖がある私です。

学校へ行きたくない。
中学生の頃からこの気持ちが出てきて、ズル休みをするようになりました。

「お母さん、今日頭痛い。」
「お母さんお腹痛いから休みたい。」

下手な芝居はきっと母にはバレバレだったはず。

けれど、休みたいときは休んだらいい
という方針があったのか、休んでまた元気に行けたらいいだったのか、メンタル的なことを心配してくれていたのか、私が休みたい時に学校は休めていました。

高校は出席日数が危うくなるほど…

休んだ日に何をしているかというと、ぼーっとるしてるか、二度寝するか、漫画読んでるか、NHKの教育テレビ見てるかでした。
これ全部お布団に入って。

こんなことしていていいんだろうかという、背徳感のような気持ちも持ちつつ、お布団の中で過ごす時間が私にとっていちばん安心できる居場所。心の安全地帯だったんです。

別に学校でいじめられているわけでもないし、勉強がわからずに困っているわけでもない、だだちょっと人と接するのに疲れてしまうことがあったんです。

そんな時に学校休んで、お布団という避難場所で過ごしてパワーをチャージする。
それが必要だったあのころ。

学校でも究極にだめだ今すぐ逃げたい!と感じたときは、保健室のお布団にお世話になっていました。

2時間ほどお世話になって、友達が迎えにきてくれる。「おーい大丈夫?そろそろ教室にかえろかーと」
今思うとありがたい友達たち。いつもお世話してくれてありがとう。
保健室避難することを先生も理解してくれてたんだろうなー。ありがたい。

そんなこんなで学生時代に培ってしまった、お布団の中は安全地帯という心。

実はこれが社会人になっても、結婚しても、母になってもまだ続いています。

メンタル的に疲れてしまったり、緊張していたり、悲しいことがあると「ちょっと寝させて、ちょっと2階(寝室)に行かせてと」娘と夫さんに伝えてからお布団へ。
(オッケーしてくれる家族にも感謝だ。)

長いときは、もう朝まで出られない(出たくない)状態だったのですが、いまはちょっと復活するまでの時間が短くなってきました。

けれどまだもう少し、お布団は安全地帯の避難場所が抜けきらなさそうです。

なんで疲れちゃうのかな?
避難したくなるのかな?

ここの部分をちゃーんと見つめてあげたい。
やっとそこに気がつき始めた、今です。

「お布団は安全地帯で、いちばん幸せを感じる場所」
今までの生き方で培ったこの考え方が変わる日が来るのかな。
「ん?ほんとにほんとに安全地帯かな?ほんとはどうなりたいんだろう?」
そこも見つめたいなという気持ちが出てきた今、何か変化するときなのかもしれません。


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