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一発免許のしくじり方を実体験から解説

一発免許を取ろうか検討している人に言いたい。一発免許なんか絶対に辞めておけと。この記事では、俺がどうやって一発免許に落ちたのか、何があれば一発免許ができ、そしてミスるのか、合宿免許とは何が違うのかを書いていこうと思う。7万円を溶かし、大学生活の中で屈指の失態となったこのチャレンジをどうか笑い飛ばしてほしい。

※注意
記憶違いで細かい数字がいくらか違う恐れがあります。また、冗長な文章をお許しください。本文は全て無料で読めます。

さあ、どうぞ。

学科は独学

運転免許を取るために避けては通れない学科試験。仮免許を取得するために必要な仮免学科試験と、運転免許を手に入れるために必要な本免学科試験がある。教習所や合宿免許では仮免用10時間+本免用16時間の講義を受けることになり、また豊富な試験対策問題が用意されている。こうして教習生は仮免45/50点、本免90/100点を取得し、合格する。ところが、一発免許生は当然独学をしなければならない。私は対策のため、この参考書を利用し、仮免試験の学科には合格した。ただ、正直学科試験くらいだと独学でもどうにでもなるものだ。ただ、試験は9時開始、さらに朝の8時から様々な書類を書いて、証書などを貰い、30分のマークシート試験なのに10時過ぎまで結果が出るのを待った。朝に強くなろう。

利用可能な教習コースを探す必要

後述する「手伝ってくれる人が必要」と同じような話になるが、免許をとるためには当然車に乗る練習をしなくてはならず、これは一発免許でも同じだ。練習のためのコースについてだが、まずどう考えても教習所や合宿免許場より数が少ない。自分の通える範囲に練習場があるかは不明なのだ。一発免許といえど数日に渡って練習することになるので、通える範囲に練習場があることが絶対条件だ。私の場合はたまたま近くにそうした練習場を発見し、幸か不幸か、練習用の車を借りることまでできた。
なお、練習場の利用料は2160円/時間+1620円/時間である。仮免許をとるための技能試験である修了検定を受ける資格を得るためには最低でも12時間の乗車が要求されるため、私は(2160+1620円)×12時間=45360円を支払うことになった。

手伝ってくれる人が必要

地獄度は段違いに跳ね上がる。運転免許を取得する際の練習のためには、


・指定自動車教習所の教習指導員
・その車を運転することができる第一種免許を3年以上受けている人
・(その車を運転することができる第二種免許を受けている人)

を隣に乗せる必要がある。想像してほしい。運転免許を持って3年以上の人が、都合よく自分の練習の度に隣にいてくれるだろうか?私の場合、なんの偶然か、そういう大人が毎回丁寧に付き添ってくれたのだ。そんな人がいるかどうか、今一度考え直してほしい。

修了検定は受からせてもらえない(合格率12%!)

地獄度マックスだ。正直思い出したくないが、ぜひ笑っていってほしい。

修了検定は70/100点で合格する。教官を隣に乗せて指定されたコースを走り、各種の課題をクリアし、違反等が基準(70/100点)を下回らなければ合格となる。重要なことは、一発免許の場合、
・走ったことの無いコースが修了検定のコースになる
・採点が強烈に厳しく、合格率が異常に低い
という致命的な罠が待っている。教習所通いや合宿免許では、これまで練習してきたおなじみのコースが試験内容となる。ところが一発免許では、指定された警察管轄の免許センターにて試験を受けなければならない。このプレッシャーは尋常ではない。また、採点も厳しく、合格率も低い。合宿免許での修了検定の合格率は87%であったのに対し、私が受けた一発免許の修了検定の合格率はわずか12%と言われている。あほか。
なお、仮免許試験を受けるにも当然だが金が必要だ。一回の試験のために、仮免許試験代2900円+貸車代1450円=4350円かかる。

私は修了検定に3回落ちている。ここからは、一発免許の修了検定を落とされた理由と、合宿免許での対応の違いを述べていく。

一回目に落ちたのは2020/2/21。
交差点を左折した際、右側に車体がふらついてしまい、これが−20点。さらに、交差点で信号待ちをしている時にウインカーを出すのが遅れ、これを指摘された。ウインカーは進路変更の3秒前には出しているべきなのでこれは正当な指摘だ。こうして失点を重ね、私は試験を途中で終了させられてしまった。

二回目に落ちたのは2020/3/2。
雨が降りしきるなか(結構な豪雨だったはず)、ワイパーを付けずに走行してしまった。そして、なぜか試験はまた途中で終了させられてしまった。この試験管は、採点の内容を教えてはくれなかった。教官は、自分が焦りすぎであること、坂道発進の際にアクセルを踏みすぎであること、S字に関しては左に切ったまま進めばよく、右に切る必要は無いことをアドバイスしてくれた。ありがたい。なんで落とされたのか教えてくれ!

三回目に落ちたのは2020/3/9。
S字で縁石に乗り上げ、バックでハンドルを切り返すことに失敗しパニックになった。この教官からは、今度はハンドルを左に切りすぎだ、と言われた。(どうしろってんだ)また、坂道発進をミスったつもりは無いのだが、アクセルは踏まなくても良いなどとまた言われた。焦りすぎともまた言われた。車体感覚は教えられないとのこと。この3日後、仮免の練習が嫌になりすぎて、私は一発免許に付き合ってくれた大人の前で大泣きした。こうして、私の一発免許チャレンジは大失敗に終わることとなった。

では、一発免許の失敗から10ヶ月後に取り組んだ合宿免許ではどうだったのか。一発免許ではヤイヤイ言われたS字は、左右にフラフラとハンドルを切りまくってなんとか突破。そんなものでも通過出来れば何も言われなかった。アクセルを踏むなと言われた坂道発進は当然アクセルを踏んで発進しクリア。私は修了検定を難無く通過した。なんだったんだよ一発免許の時あんなに苦労したのは。

終わりに

一回目、二回目に仮免試験に落ちた後も教習コースで練習をするなどしていたため、その分の費用もかかっている。試験代を含め、一発免許にかかった費用は最低限の教習費用45360円+(試験代×3)13050円+追加の教習費用11340円=69750円(+仮免を受けるための交通費等)である。学生にとって貴重な金をこんな形で溶かしてもなんにもならない。なお、合宿免許にかかった費用が285000円(食事、交通費等を含む)であった。2週間で終わるので私は圧倒的に合宿免許をおすすめしたい。それでは、私が行った合宿免許場を紹介してこのnoteの締めにする。

一発免許代を取り替えさせてくれる方がいらっしゃいましたら投げ銭の方をよろしく。(有料エリアには何も欠いてありません。)ここまで読んでくださった方に感謝を申しあげます。

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