それぞれができることで支援の輪を広げる 〜イベント参加レポ〜

こんにちは。
メールを送った後、書き残しに気づくことが多い、青空 すみれです。
きちんと書きたいことを整理して、ちょっと時間を置いてから送信しているのに、これはどうしてだろう……

はじめましての方は、こちらをご一読いただいて、私のことを知ってから読み進めてくださるとうれしいです🙂


昨日参加した、難民を助ける会(AAR Japan)のオンラインイベントで印象に残ったことを書き残します。

このイベントで一番印象的だったことは、
「皆さんができることは、まずはこの状況を正しく知ること」
との言葉でした。

私にはうれしいオンライン開催

このイベントに限らず、最近は多くのイベントがZoomのようなツールを使ったオンライン形式で開催されることが増えました。

イベントの参加レポを書くたびに同じことを書いているような気がするのだけど、全盲で自力での移動にはとても制約のある私にとって、慣れた場所から参加できることは、本当に助かることなのです。
なんなら、寝っ転がりながらでも、ビデオをオフにしていれば、参加できちゃいます。

もちろん、イベント開場に直接行って感じるものもあるから、全部オンラインが良いとは思わないのだけど、コロナの状況が少し落ち着いたら、オンラインと会場のどっちかを選べる、“ハイブリッド形式”がスタンダードになることを、せつに願っています。

国連機関や政府ではなく一般市民の善意によって支えられる難民受け入れ

ウクライナの隣国であるポーランドやモルドバの現地で活動した・活動中のAAR Japan職員からのお話があり、リアルな現地の状況を聴くことができました。

そのなかで、このような難民受け入れは、一般的に、国連機関や政府が主導して進むことが多いのだけど、今回のウクライナ難民の受け入れに伴う施設整備や難民の輸送は、ポーランドやモルドバの、「現地で暮らす市民の善意によって支えられていると言っても過言ではない」とおっしゃっていました。

こうやって、迅速な支援の輪が一気に広がっていくこと、本当にすごいと感じました。

今回、ウクライナ難民の大半がポーランドへ入国し、そのままポーランドで過ごす人もいれば、知人や家族の伝で、ウィーン(オーストリア)やドイツなど、他の国へさらに移動していく人も多いのだと聞きました。

それから、ウクライナでは、祖国防衛のために、“成人男性の出国が禁止”されているので、難民となる人は、女性と子ども、そして高齢者が大多数で、女性が家族のことを一手に引き受けている現状があり、彼女らの心の負担を、AAR Japanの皆さんは大変心配されていらっしゃいました。

また、先述のとおり、“市民の善意”によって支えられている今回の緊急支援ですが、あくまでも彼らは市民、支援の専門家ではないので、持って1ヶ月、そろそろ限界がきているだろうとのお話も、印象的でした。

私たちそれぞれにできる方法で支援を

最後の質疑応答の中で、
「(この危機に対して日本の)私たちには何ができますか」
という質問があり、これは私自身も考えていました。

というのも、日々、ニュースで現地の状況が報道されているけれど、
「それを見ることはできても、目に見える支援の手を差し伸べることができていない」
と、つまり、金銭的な寄付、物品寄付などができていないと、とても心苦しく思っていたのです。

ですが、今回登壇された方全員が、
「まずは信頼できる情報源から、正しく状況を知ってほしい」
とおっしゃっていました。

そして、

  • チャリティーグッズを買う

  • コンサートやイベントの収益の一部/全額を寄付する

  • 情報をSNSde拡散する

と、「それぞれができること・得意なことを生かして支援の手を差し伸べてほしい」とおっしゃっていて、すごく腑に落ちました。

まとめ

「難民となった人々が、仮にウクライナに戻れたとしても、すぐにこの紛争前のコミュニティ(人とのつながり)が復活するわけではないので、この戦闘が終わってからが、支援の本番だと思います」 (登壇者: 中坪 さん)

本当に、これに尽きると感じました。

貴重な、状況を正しく知る機会を作ってくださった、AAR Japanの皆さん、本当にありがとうございました。

いただいたサポートは、私がリラックスして楽しく暮らしていけるようなアイテムの購入費用として大切に使います。内容はnoteで報告します。いつも、本当にありがとうございます。