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心から、母を讃えて。

自他ともに認めるパパっ娘のコズエです。こんにちは。

私の性格や考え方はモロに父の影響を受けています。アラフォーの私の親の世代では多かった、父が外で働き、母は家で家事をする一家でしたが、母は自営業の父を手伝っていたこともあり、会社の裏方さんでもありました。

あからさまに家を左右するのは父の収入。収入を得るのが権力があると思っていました(これはお金に対する定義でも使えそうですね)。だから、長いこと母はライバルだったし、母を下に置くことで自分がおとなになった気にもなっていました。これを母が読んだら怒るだろうし悲しむでしょうか、本心を書いておきます。

フラクタル心理学を学び、自分を含め、母親を下げている同性の女性は多いと知りました。どうしても同性はライバル視しやすいですよね。あ、もちろん下げている男性も居ますよ。

女性にせよ男性にせよ、親を下げるのはもったいない!でも今回は、母にスポットライトを当ててみます。私は父を下げたことは殆ど無いからです。

母が今回の長期滞在中に、絶対使うからと買った中華鍋のフライパン。置く場所もないのに。。と拒否しましたが、私が使うからと買って、置いていったもの。

今日チャーハンを作るのに使ってみました。小さいコンロのサイズに合うのに、料理できる量は鍋の深さのおかげでたっぷり。火も割りと平等で通って。。母の言うことは正しかった、と思ったその時でした。

母は、来る日も来る日も料理をしていました。学校からの帰宅時間が遅くなれば遅くなるほど、料理をする姿より、出来たものをまた温めてくれる母を見ました。そうして母は、私達の生きる基礎である食事、そして洗濯、掃除、すべての家事をしてくれていたのですね。遅くなれば家事があるのに、学校に迎えに来てくれたのも母でした。

チャーハンは、炊きたての御飯がちょっと水分が多く、余計にもっちりしちゃって決して最高傑作、ではありませんでした。玉ねぎは揃わないし、味付けも満足行かない。今回はじめて知った、子どもたちにオオウケの山芋入りお味噌汁も、みそ汁の味はいいんだけど、水分と具のバランスが合わない。私は4人家族(同居の義理母を入れれば5人)分のものを作ることも下手。

『私は、できてないんだ』

そんな言葉が頭に浮かんだ時、次の日の予定まで頭に入れて夕飯を作り、食べる時間を逆算してご飯の支度をし、その日の献立を決めながら買い物をして、その母の姿を思い出し、私はそのどれもできていないのだと自覚しました。母を下げていた私は、本当は母よりももっともっともーーーっと下に居た。仕事をすることで、それを認めていなかっただけ。

お母さんはすごい。世の中のお母さんはみんなすごい。私の母親はそんな人じゃなかった、と思っても、母の姿を思ってください。産んだ人だけが母じゃない。あなたを母のように愛してくれた人も含めてください。それが父親だったかもしれない。あなたの生きることの根本を支え続けてきた人を、ここでは母、と呼ぶことにしました。その人を、どうぞしっかり讃えてください。

そして謙虚に私は思いました。母の心がけを持って、私はいつでもスタートできる。母親になったのはもう10年以上前でも、私は母の心づもりで何年生活してきただろうか。母親という言葉で、権力を振るっていなかったか?(振るっていました)私はまともに母をやっていなかったんだと思います。

そう思った時、これ以上収入が上がるとか、地位が上がるとか、そんなことで悩んでいましたけど、私は自分の価値はそれだけで量れられないのだと自覚しました。収入上がって欲しいです。地位も上がって欲しいです。それはそれでいい。

でも、私は女性に生まれ、結婚して妻になり、子供を持って母になる決断をした。そうなりたいと思ったほどに、私はずっと母を大好きだったのだと思います。

お母さん、本当にありがとう。お母さんのところに生まれて良かったです。どうぞ、いつまでも私のあこがれの女性No.1で居てください。いつか、私もお母さんのようになります。いつも笑顔で、周りを明るくして、おちゃめで、最高に可愛く美しい母。健康オタクで雑学いっぱいで、とにかく人のためになりたい母。言うだけじゃなく実行力の半端無い母。

そして夫と出会ったことで出会った義理母。まだまだ自分の母ほどには思えない未熟な私だけれども、こんな素晴らしい夫を育ててくれた素晴らしい義理母。

そして、両親の母親たちも半端無くかっこいい母たちだった。

だから、世界中のお母さんに言い続けたい。思い続けよう、ときめた、今日。

お母さん、貴女は最高だ!

母の定義:母とは自分の人生を支え育ててくれた人。便宜上女性に対して使われ、便宜上、産んでくれたり育ててくれた女性に対して使われるが、『周囲は自分』なわけなので、周囲の人を育ててくれた(他人の)母も、母。つまり、育てるということをしている全女性、ということでもいいかもしれない。それは子供だけではなく、社員だったり部下だったりも含まれると思う。


素材:写真ACより

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