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【ワンポイント英文法】lieとlay riseとraise

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。


今日は、lieとlayの区別、riseとraiseの区別をしましょう。


自動詞と他動詞

まず、自動詞と他動詞の違いはわかりますか。自動詞とは、後ろに直接O(目的語)を取ることができません。Oを置くときは、前置詞が必要になります。それに対して、他動詞は、後ろに直接Oを置くことができます。

ex. I looked at the boy. 「私は少年を見た」(自動詞)

ex. I watched a moive. 「私は映画を見た」(他動詞)

 この文の場合、lookは自動詞なので、後ろにOの「the boy」を置くために、前置詞が必要です。それに対して、watchは他動詞なので、直接Oを置くことができます。


自動詞と他動詞2

また、自動詞は、自分だけで意味が成り立ちます。それに対して、他動詞は、Oがないと意味が成り立ちません。

ex. I cried. 「私は泣いた」(自動詞)

ex. I study English. 「私は英語を勉強します」(他動詞)

 自分で泣くことは出来るので、cryは自動詞です。それに対して、studyは勉強する対象がないと文の意味が成り立ちません。そのため他動詞です。

lieとlay

lieは自動詞です。layは他動詞です。それぞれ「横になる」「~を横にする」という意味になります。

lieはlie(s)-lay-lain-lying(現在形-過去形-過去分詞-現在分詞)のように活用します。読み方は、ライ、レイ、レイン、ライイングです。
一方、

layはlay(s)-laid-laid-laying(現在形-過去形-過去分詞-現在分詞)のように活用します。読み方は、レイ、レイド、レイド、レイイングです。

また、lieは同じ形で、「嘘をつく」という意味の単語もあります。自動詞です。そして、
lie(s)-lied-lied-lying(現在形-過去形-過去分詞-現在分詞)のように活用します。読み方は、ライ、ライド、ライド、ライイングです。

riseとraise

riseは自動詞です。raiseは他動詞です。それぞれ、「上がる」「~を上げる」という意味になります。

riseはrise(s)-rose-risen-rising(現在形-過去形-過去分詞-現在分詞)のように活用します。読み方は、ライズ、ロウズ、リズン、ライジングです。一方、

raiseはraise-raised-raised-raising(現在形-過去形-過去分詞-現在分詞)のように活用します。読み方は、レイズ、レイズド、レイズド、レイジングです。

どちらも形が似ていますね。そのため、ごっちゃになるのできちんと整理しておきましょう。自動詞の方が不規則な活用をし、他動詞は一般的な活用をします。また、両方、他動詞はlay、raiseで、「a」になっていますね。

解法

これらが問題に出たとき、どう判断するかをまとめておきましょう。

解法1

 動詞の形で判断する。そのため、まずは整理して覚えよう

解法2

 後ろの形で自動詞か他動詞を判断する。前置詞があれば、自動詞、無ければ他動詞。lieはSVCの形もある。その場合は、S = Cになる。

解法3

 受動態で判断する。自動詞は受動態にならない

解法4

 時制で判断する。lieの過去形とlayの現在形は同じ形だが、主語が三人称単数現在の場合は、動詞にsがつく

覚えるポイント

1、自動詞と他動詞の違いを覚える

2、lieとlay、riseとraiseの形と意味を覚える

3、解き方を覚える


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