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【ワンポイント英文法】自動詞と他動詞

文法の解説、大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。



自動詞とは

 自動詞とは、動作を受ける対象を必要としない動詞のことです。つまり、目的語がなくても文章が成り立つのです。「何に、何を」の情報がなくても意味が通じるのが自動詞です。

ex. I went to Kyoto. 「私は京都へ行った」

ex. I visited Kyoto. 「私は京都を訪れた」

 自動詞は直接後ろに目的語を置くことはできません。自動詞が目的語を後ろに取る時は、前置詞を必要とします。goは「行く」という動詞です。「~に」という意味は付いていません。そのため、toを付けることでgo to 「~に行く」にしてあげることで後ろに目的語を置くことができます。

 +αとして、visitは他動詞で「~を訪れる」という意味です。「~を」がもともと入っているため、後ろに直接目的語を置くことができます。

2種類の自動詞

  ex. I slept. 「私は眠った」← 完全自動詞

  ex. He is a singer. 「彼は歌手です」 ← 不完全自動詞

 また、自動詞も2つに分けることができます。1つは、OとCを必要としない完全自動詞です。もう1つは不完全自動詞です。下の例文は、a singerを無くすと意味が「彼は、です」と文が成り立たなくなってしまいます。このように補語を後ろに必要とする自動詞を不完全自動詞といいます。つまり、第2文型を取る動詞と考えるとよいでしょう。

他動詞とは

 ex. I ate an apple. 「私はリンゴを食べた」

 他動詞とは、動作を受ける対象を必要とする動詞のことです。つまり、目的語がないと文章が成り立たないのです。「何に、何を」の情報がないと意味が通じないのが他動詞です。

  ex. I visited. ダメ I visited Kyoto. マル

 他動詞は自動詞と違い、後ろに前置詞を置かずに直接、目的語を置きます。例を見てください。I visitedは間違った表現です。それだけでは、「私は、~を訪れた」となってしまうからです。「~を」のところに名詞を入れてあげないと文章として成り立たないからです。goとvisitの問題はよく出るので注意してください。

間違えやすい自動詞

apologize to 人 for 物事 「人に~の事で謝る」/ agree to 「~に同意する」/ belong to 「~に所属する」/ complain about / of 「~に不満を言う」/ hope for 「~を望む」/ listen to 「~に耳を傾ける」/ graduate from 「~を卒業する」/ object to 「~に反対する」/ arrive at 「~に到着する」/ reply to 「~に返事する」

こちらが間違えやすい自動詞です。後ろに目的語を置くには、前置詞を必要とします。

間違えやすい他動詞

answer 「~に答える」/ address 「~に話しかける」/ approach 「~に近づく」/ reach 「~に近づく」/ attend 「~に出席する」/ consider 「~を考慮する」/ discuss 「~について議論する」/ enter 「~に入る」/ leave 「~から去る」/ marry 「~と結婚する」/ mention 「~について述べる」/ obey 「~に従う」/ oppose 「~に反対する」/ resemble 「~に似ている」/ visit 「~を訪れる」

こちらが間違えやすい他動詞になります。例えば、discussは「~について議論する」という意味です。訳から「about」が付きそうだと思いますが、実際にはdiscussにaboutの意味があるので、いらないのです。訳から間違えないように覚えましょう。

 

覚えるポイント

1、自動詞と他動詞の違い

2、間違いやすい自動詞と他動詞を覚える



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