高額なセッションを途中で辞める事にした
私はフリーのナレーターです。
結婚して13年、その間学校への読み聞かせぐらいで声の活動は一切してこなかった、ただの主婦だった私。
しかも、私が済んでいる場所は本当に田舎です。
街まで出るにも、車を1時間ほど走らせ山を越えて行かなくてはならず、仕事や学校の為に若い方がどんどん他所に移り住んでいっているような場所です。
私は、新型コロナが大流行して自宅の断捨離をしたのをきっかけに、それまで勤めていたほんの少しの収入の仕事を辞めて、自宅で出来る仕事を探し目に留まったのが宅録のお仕事でした。
ナレーションをやったことがあるかと言われると、実は全く無いのですが、高校生の時に朗読をやっていた経験がありました。
声で表現することは、今まで私が唯一熱中出来た事でもあり、それまで全く自信が無かった私に自信をくれたものでもあります。
右も左も分からずに始めた宅録の世界、宅録のレッスンを受けたり、編集の練習や商品づくりを続けましたが、決して甘いものでは無く、売り上げが伸びないまま月日が経っていきました。
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