[意外と知らない株式会社の仕組み] 〜株式を理解する〜31
おはようございます。
期間がかなり空いてしまいました。明日から新しい会社での仕事が始まるので非常に楽しみです。この期間は色々な方々とお会いすることができ大変楽しかったです。自分なりにも今取り組むべきことが整理できた感じはあるので、まずは業務効率化のスキルアップを一番注力したいと思います。
今日は意外と皆さんが知らないと思う、「株式会社はどのように成り立っているのか」についてお話しをしていきます。
恥ずかしながら、MUPに入るまで株式について全く理解をしていませんでした、、、笑
これを機に株式について実は知らなかったという方も知っていただけると幸いです。
では早速内容に入っていきましょう!
①株式とは
・始まりはオランダの東インド会社(歴史を知る)
胡椒を運ぶ船は海賊からの攻撃や嵐等の航海リスクがつきまとう。
それを自己で全負担するのは経営上で大きなリスクになるため、株券を作り、購入額に応じた株券を投資家に発行することでお金を集めた。これが株式の始まりらしい。
・株式会社は資本金を元に作られる
99%の会社の始まりは、1株1万円から。自己資本や投資家からお金を集めて会社を作る。
・中小企業(未上場企業)の株価設定は自由
未上場企業は自分達で株価を設定することが可能。表で公開されていない情報等を聞いて、「良い企業かも!」と思っても注意が必要。
上場企業はIRで企業の経営状況が全て確認できるが、未上場企業は経営がガラス張りになっていないので、詐欺に合ってしまうこともある。
例)IPOするから株価が上がる、すごい特許を獲得できそう、売上伸びている
これらのポジティブな話だけを聞いて判断をしてしまうのは以上に危険。
↓
・投資先が損をしないための「Due Diligence(デューデリジェンス)」
Due Diligence:企業価値の査定や法律に関わる資産について監査法人や弁護士が調査すること。
この企業が株式投資に値するか、不当な経営を行っていないか等をDDで知ることができる。
②上場企業とは
一定の基準をクリアした信頼できる企業だけが登録することを許されるグループのこと。
・日本取引所グループ
東証一部、東証二部、東証マザーズ、JASDAQが存在する。
・上場企業には経営状態を株主に公開する義務がある(IR)
上場=IPO(Initial Public Offering)
経営状況を見える化する義務がある。会社の中身をガラス張りにする必要がある。
※マーケット(市場)=多くの企業を集めて取引をするところ
⇒買う人が多ければ企業の価値は上がる
③上場が絶対はない
大手企業でも上場していない企業は多く存在する。上場にはメリットとデメリットが存在する。
例)サントリー、竹中工務店、ロッテ、小学館等
・上場メリット
社会の信用が格段に上がる
資金調達が容易になる
健全な経営体制の実現
社員のやる気UP
創業者の享受(株価の上昇)
・上場デメリット
上場維持のための費用
株主総会の手間
経営についての長期的な視野
幅広い株主の実現
買収リスク
・株主総会は株式会社にとって重要なイベント
ここでは「株式分配」と「役員選出」が行われる。株主としては直近の利益が欲しいので、長期的な目線をあまり持っていない。
だからこそ自分が会社を選ぶ際には、自己資本比率を気にする必要がある。
仮に株主資本が99%だと株主の意向で、平気で会社からリストラにあったり、会社の売上に対しての給与が社員に還元されないことが起きやすくなる。
中小企業で売り上げがいいからと節税の意味を込めて臨時ボーナスを出すことができるところは、おそらく自己資本比率100%の会社ではないだろうか。(あくまでも僕の勝手な見解です)
・株主は会社が倒産をしても責任を負わなくて良い
もし、出資企業が倒産をしてしまった場合、株主は出資額が0になるだけで、倒産の責任を背負うことはない。あくまでも経営の手助けをしているだけ。
④株で利益を得る3つの方法
1、利益配当 2、株主優待 3、キャピタルゲイン
1、株主配当
1株あたり●●円の配当を与えてもらいます。
例10円⇒100株1000円 500株5000円 1000株10000万円
2、株主優待
株を持ち続けてもらうためには、クーポン券を配ったりしている。株主優待生活で有名な桐谷さんがいるくらい。
3、キャピタルゲイン
多くの人はここを狙っているはず。
「キャピタルゲイン」と「キャピタルロス」が存在する。言葉の通り、儲けた:ゲイン 損失:ロス
※株式投資においての重要な思考
確率は常に50%であることを理解する。勝つか負けるかしかないので、10回やれば5回買って5回負けるという確率論であることを頭に入れておく。
仮に、10回中8回キャピタルゲインを得ることができても、また10回投資したら2回しか利益を得られないという考え方。
・もう一つの利益を得る方法「空売り」
単純に株価が下がった際に利益を得る方法。
①証券会社から株を借りる(100株)⇒②他の人に100株売ってお金をもらう(1株100円)⇒③下落したタイミングで100株買い戻す(1株70円で買える)⇒④証券会社に株を返す(100株)⇒⑤借りた際の株価と返した際の株価の差額が利益になる(100円ー70円=30円)
本日は以上です。
前から上場をあえてしない会社があることも知っていましたが、今回のセッションでその意味を知ることができました。
次回は実際に株式投資をするためにどのような指標を見たら良いかの基礎知識をお伝えしていきます。
次回:[株を読むための指標を知る] 〜株式投資の基礎知識〜32
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