【論文】雪村周継の常陸国における足跡について 橋本慎司 江戸時代の画史画伝の記述により、佐竹一族とされる雪村については、雪村の若描きである「滝見観音図」が正…
國華社
2024年7月19日 11:08
【論文】雪村周継の常陸国における足跡について橋本慎司 江戸時代の画史画伝の記述により、佐竹一族とされる雪村については、雪村の若描きである「滝見観音図」が正宗寺から発見され赤澤英二氏によって紹介されると、雪村の禅僧としての出発地および常陸国内の活動の中心は、いつしか常陸太田市の正宗寺周辺と考えられるようになった。しかし、水戸藩の官吏加藤寛斎(1782-1866)による安政2(1855)年の