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「ファンだからこそ見出せるそのアイドルの欠点」を言葉にしてみる〜憧れの廉に少し思うこと...〜

 現在23歳であるボクは勝利(Sexy Zone 佐藤勝利)やのんちゃん(ジャニーズWEST 小瀧望),ジェシー(SixTONES),めめ(Snow Man 目黒蓮),いわち(King&Prince 岩橋玄樹)や紫耀(King&Prince 平野紫耀)と同い年であり,それはもうグループの最前線に立つメンバーばかりだ.Jr.に本格的に目をつけ始めた当時高校生のときのボクは,学年が1つ違うだけでも別世界で生きている人間とみなし,タメで学年も同じという人に対しては「仲間だ!」と無意識に排他的な目線を持っていた.これはきっと誰しもが通る道だろう.

 そんな眼差しを持っていた,デビュー組だけを見つめていた高校1年生の時,当時のデビュー組のなかにいたタメは勝利だけということもあり,彼を他のアイドルと変わらず憧れの対象として見ていたのと同時に,同じ時間軸・世界線に生きる仲間として彼のことを見つめていた.「タメがあんだけ頑張ってるんだからオレも頑張らないと」という感じに.

 「なんか気になった」という理由で何気なくJr.に目を向けたときに,いつもコンサートで見かける普段はバックのJr.たちが,メインで活躍するところを「ザ少年倶楽部」で初めて見て感激を受けたボクは(例によってギャップで)Jr.の沼へとハマってしまう.そこでいわちやジェシーの存在をちゃんと知ることになったのだが,関ジュ(関西ジャニーズJr.)に目線をズラしたときに,初めて,年下だけど憧れの対象に値するアイドルを見つけた.

 それが,永瀬廉なのである.

 先述のように,高校1年生のときの当時のボクは学年が1つ違うだけでも「別世界の人間」とみなし,そこまでの親近感を抱くことはなかったのだが,廉との出会いによって初めてそのバリアが砕かれ,「憧れ」といういつもの目線が復活し,年下の彼にそれを向けることができたのだ

 ボクが彼のどのようなところに惹かれたのかについては次節に譲るとして,もう一つ前提として話しておきたいことがある.

 ボクは先日「帝国劇場へ聖地巡礼して感激したとある「ジャニ男タ」の話」という記事を公開し,職場で知り合った大学1年生のコアなジャニーズファンと仕事終わりに帝国劇場へ聖地巡礼したときのエピソードを語った.彼女はキンプリが超好きで,なかでも"じぐれんコンビ"(神宮寺と廉)推しであるというのだ.

 しかし,彼女と数時間もの間,「自分とキンプリ」についてのエピソードであったり,自分が感じるキンプリの魅力を語り合ったのだが,彼女の口から"じぐれん"の話がなかなか出てこない.よく語られるのは海ちゃん(髙橋海人)を母/姉目線で甘々と愛でるものばかりだ.

 推しの割にはなかなかじぐれんが話に出てこないことに気づいたボクは「そういえば全然神宮寺と廉の話とかしないよね」と何気なく言ってみた.すると,ボクのこの発言に対して彼女は,ボク個人として,そしてまた,ジャニーズ(ファン)を研究する者としてとても興味深い発言をするのであった.


「私,推しにはすごく厳しいんだよねー.ダメなところに目がいっちゃうというか.」


 これはボクにとって新しい愛で方だ.「推し」だからこそ甘やかさず一切の妥協を許さず愛のある厳しい目で見つめる.今までに気づかなかった視点である.

 これを聞いてボクは,そのアイドルのファンたるもの,求められる一つの項目を思いついた.それが,「【ファンにしか言えないアンチ】を唱えよ」だ.その心は,そのアイドルについて何も知らないライターが書く「良い」とは言えないコケ落とし記事とは全く異なり,ファンだからこそ,そのアイドルの進化を促す批判的視点を持ったほうがよりそのアイドルの人間的な魅力を逆の形で引き出せるというものである.アイドル関係なく,仲が良いor愛し合っているからこそ感じる相手の欠点というものが,直接口には出さないけれど,心の奥ら辺に無意識的に潜んでいるはずだ.その視点をアイドルにも持つべきなのだ.

 この記事をリリースするまでのボクが書いてきた記事はどれもそのグループ/アイドルを褒めるものばかりであった.しかし,言葉にしていないだけで,このグループにはもっとこうしてほしい,この人にはもっとこういうのを頑張ってもらいたいという視点からの気持ちも同時に持ち合わせている.それは,大好きであればあるほどそのような批判的な感想も多い.

 今回はその例としてKing&Princeの永瀬廉を挙げてみようと思う.念のためいっておくが,ボクは廉のことはすごく大好きだし,1人の人間としてめちゃくちゃ尊敬している.嫌いな気持ちなんて一切ない.ただ,やっぱり好きだからこそ「ここを改善してほしい!」「頑張ってほしい!」という(おせっかいでうざったい)気持ちもある.「愛ゆえの〜」という前提を頭の片隅に置いてもらい,読んでもらいたい.

 まずは,彼の魅力を自分の言葉で語ってみてから,彼に抱く不満を表してみたいと思う.

当時,男子高校生であったボクはJr.の廉のどこに魅了されたのか

 何がきっかけで自分が永瀬廉というアイドルにハマっていったのかは正直ハッキリと覚えてはいないのだが,間違いなく言えることとしては,自分よりも年下のアイドルで年齢関係なく心の底から「かっこいい」や「憧れ」の存在として見れるアイドルの初めてというのが廉であるということだ.

 当時廉は,なにわ皇子(永瀬廉・西畑大吾・大西流星)というトリオに所属しており,Kin Kan(平野紫耀・向井康二・金内柊真)と共に「まいど!ジャー二ィ〜」ではレギュラーとして活躍し,「ザ少年倶楽部」のほうでも関西ジャニーズJr.に与えられた短い尺のなかで自身を売りこんでいた.ボクは高校に入ってからというものずっと見てきた「ザ少年倶楽部」をきっかけに廉のことを知ったのだと思うのだが,初めて見たときの「こいつ超かっこいい!!!笑」と思ったことは今でも昨日のことのように覚えている.

 当時のボクは,彼の年齢を知って「あー年下かー」と若干思ったかもしれない.しかし,そんなツマラナイ嫉妬感というか敗北感みたいなものは彼の歌唱によってすぐに吹き飛ぶ.

 当時の彼の歌い声を聞いたことのある人ならばきっと分かってくれるだろうが,廉のまだまだ義務教育を受けているおこちゃまではあるけれど,その世界[=(中)学校)]のなかでのトップに君臨するようなリア充少年的カッコよさというものをその声色から放ち,甘い声ではあるけれど女性的な声の高さではない,少年的な甘いキャラメルのような色とイケボという苦味がほんの少し足されたような歌声が心を掴むのだ.安定した音程もさることながら,先天的に持ちうる彼の声質というものが極上レベルなのである.当時から「声が高い」と自称し,周りからもそう言われていた彼ではあるが,そこらの「声の高さ」とはワケが違う.彼がカバーした「ムラサキ」が特に顕著なのだが,彼の「声が高い」というのはもっと耳と心を落ち着かせて聞いたとき,切ないラブソングを綺麗に包む,青年へと向かう最中の,甘さの間に垣間見れるほろ苦さを含んだ少年的声質を感じさせるものだ.ボクは初めて年下の少年に対して「声最高!」....いや,「声...さいこう...!!」と思わせられた.

 彼の魅力は生まれ持った性質である声以外にもまだまだある.

 他の若手アイドル・歌手・俳優からは見出せない彼のカッコよさを裏打ちする性質として,彼の性格というものがある.性格(キャラクター)というものは今まで自分が過ごしてきた人間環境に依存する部分が大きく,また,今の自分の周りにどのような人物がいるかによって変わるものでもあるため,廉に限らず,これを読んでいるあなたも含めて,今自分に備わっている性格やパーソナリティーは運命的に決定づけられた要素であることを忘れてはいけないものだ.

 限りなく彼の素が垣間見れた「まいど!ジャーニィ〜」では毎回何かしらのテーマを掲げ,それにふさわしいゲストをお招きし,お笑い路線のこーじ(向井康二)の仕切りのもと,様々なトークを繰り広げられる,超ベタなバラエティー番組である.

 当時の番組を見ていると分かることではあるが,廉の周りには素晴らしい仲間たちに囲まれていた.

 誰よりもみんなのことを考え,誰よりもふざける「こーじ」,いつも一緒にいる,年上だけど全くそんな事実を感じさせないほど心を通わせあう最高のシンメ「紫耀」,同じグループで性格的に似ているところもあれば違うところもある,心を通わせあった仲間「大吾」,唯一の年下でみんなから可愛がられ愛されるたった一人の弟(的存在)「流星」,まるで母親のように散らかった雰囲気をぎゅっとまとめてくれる...けれど一番自分の言いたいことを汲み取ってくれる「とーま」.

 頼りになるときもあれば反面教師にもなるお兄ちゃんたち,文字通りの以心伝心の関係性にある仲間,自分が唯一お兄ちゃんとしてお手本でいないといけないと思わせられるような弟に囲まれた廉は,ときに天然でお茶目で,見た目だけだと超絶かっこいいけど,喋るとこちらに親近感を持たせるような可愛さを見せると同時に,流星と会話しているときに見える,まだまだ幼いお兄ちゃん的要素をも見せてくれるあの場は,もしかすると彼ら6人のなかで最も最高な環境に身を置いていたのかもしれない.廉の飾らない性格とパフォーマンスのときに見せてくれる(少年的)かっこよさは互いにギャップを生み,女性ファンのみならず,ボクという1人のごく普通の高校生の心をも魅了させた.

 そこから彼は時間の流れと必然的に高校へ進学すると同時に,紫耀と選抜された形で東京へ行く機会が多くなり,徐々にいつもの仲間たちとの距離は離れていった.それでも,心置き無く全てを楽しむことのできる関西から離れ,関東/東京という主戦場で同世代たちと密かに互いを牽制しあうバチバチとしたフィールドに身を置くこととなった廉は,段々と色気を自分のモノとし,新たな仲間である海人(髙橋海人)と関西時代からいつも一緒のシンメ紫耀とトリオを組み,そして,関東のトップを張る同世代げんき(岩橋玄樹)神(神宮寺勇太),岸(岸優太)と共に夏のジャニーズを彩ることとなる.

 ここまで述べてきて分かるように,ボクの青春時代は廉と共にあったといっても過言ではない.様々な魅力を見せてくれる彼に年上であるものの,「かっけーなー」と憧れの眼差しでみることもあれば「おもろいなこいつ笑」と自分の後輩がわちゃわちゃしているところを俯瞰する感覚をも与えてくれた彼はまさに全てを兼ね揃えた年齢的に距離の近い理想のアイドル“だった”

King&Princeの廉くんを見て今なにを思っているのか

 しつこく言うようではあるが,ボクは今でも廉のことは好きだし年下ではあるものの,模範的な男性像として今も見つめている.少しも“嫌い”だという感情は持っていない.

 廉は,いつの間にか「関西ジャニーズJr.の永瀬廉」から「ジャニーズJr.の永瀬廉」へと変わり,いつの間にか名だたる先輩たちをバックにつかせ一番前に歌うようになる.その責任感からか,あの時の彼は「かわいさ」というよりも「しっかりした感じ」を見せるようになってきた.寂しくないといえば嘘になるが,まあ段々と大人へ近づいているのは確かなわけだからボクは無意識に彼のこの変化を受容していた.とはいうものの,神とのエピソードを聞いていると「まだまだ16歳だな笑」と思わせられるときもしばしばあったため,物足りなさみたいなものは多分感じていなかったと思う.

 Mr.King vs Mr.Princeの時代を経て,そして分裂しまたMr.KINGとして活躍する彼の背中にはますます責任重大な仕事が積み重なっていき,へばる姿をディスプレイ越しに見ることはなかったが,確実に事務所からとりわけ期待されているんだろうなという感覚は明確に感じた.そして,関西時代にはあれだけお兄ちゃんに囲まれて「がはは」としていた彼にも,とうとうたくさんの後輩がつくようになり,年下のJr.の子どもたちを前に踊る姿も見るようになった.まあ,やはり年相応ではある.

 後輩たちから向けられる憧れの眼差し,事務所からの期待を一心に背負った彼はKing&Princeとしてデビューすることとなる.


 さて,ここまで長々と引用もなくただ自分のフィルターで見てきた廉の姿を語ってきたが,ここからがボクの言いたいところである.結論から言おう.ボクが今現在彼に向けている思いがこれだ.



 廉!もっと自分を大事にしろ!!!


 いまでも好きだし憧れの対象であるからこそ,彼に思うのは,正直最近の彼は,自身の持つ魅力というものを存分に発揮しきれていないのではないか,ということである.

 先述のじぐれんコンビを推す彼女も言ってたことではあるが,最近の廉,というかデビューしてからの廉は歌声はあまり安定していない.

 いまでもキンプリは歌番組に出演する際にはデビュー曲である「シンデレラガール」を歌う機会が非常に多いのだが,紫耀が最初のパートを歌い上げる際,カメラはスーッと彼のところへズームアップし,そしてその拡大された倍率でもって廉を映し,彼が一部分を歌う.そんなシチュエーションを特にティアラの方々なら容易に想像できるはずだ.しかし,この初っ端のところで廉は音程を外すことが多い.グループ全体として,たとえ多くの箇所で外したとしても生歌を貫く彼らをつい応援してしまうという未熟的な魅力も見出せないことはないが,ボクからすると,特に廉はめちゃくちゃ素敵な声色を持っていて,昔の少年みが残った20代の青年の声色も付随された甘い声が十分に発揮されていないと感じるのだ.これはあまりにも勿体ない.

 声に関していうと,キンプリとしてデビューした彼はグループのまとめ役としてMC的ポジションに立つことが多くなってきたり,はたまた今では1人でラジオ番組を持つなど,歌以外に喋りで自身の声を使う機会が多くなってきた.廉は決してバカではないし,ものごとを俯瞰的に見ることのできる能力もあるため,MCをやったりラジオをやったりするのは,ボクも大賛成である.

 だがしかし,彼の喋りを見ていると時折ハラハラとさせてしまうことがある.それは彼の“言葉遣い”だ.

 彼は現在,現役大学生として明治学院で学問を学ぶ1人の学生でもある.特に彼の通っている社会学部という学部は,ボクも現在社会学を勉強し,社会学部の授業を受けたりそこでの学生と関わったりして分かることがある.それは,インタラクション(相互作用)によって学ぶ点が多いということである.もう少し簡単に言うと,この学問は机上で本を地道に読み,1人で黙々とそれをまとめるという作業だけでは足りず,人と会話をしたり議論をしたりすることによってその学びや知識を深めるところに独自の特徴があるのだ.要は,彼はアイドルとして活動する傍らで,同世代の学生と交流を深めながら大学生活を送っているのである.

 この経験は芸能の世界で生きる人間からして貴重なものとなることだろう.絶対に必要なことだし,できるだけ人並みの生活を送ってもらいたいとボクは元教育者(英語講師)として思うところではあるのだが,そこでのノリを持ち帰り過ぎている場面がちょっと多すぎるのではないかと感じるのだ.平日の朝に放送される「ZIP!」では,キンプリたちが入れかわり立ち代わりで様々な新しいことに挑むコーナーがある.そこで廉は様々な顔をボクらに見せてくれるのだが,時折,少し失敗しただけで,「うざいうざいうざい」と若い人たちが言うような言葉を使って,そういうワードを連呼したりする姿を見かけることが多い.他にもライブのMCであったりラジオであったり,他のメンバーとトークをするときにも「チキる」という,ボクらよりも上の世代である大人たちほとんどが使わないような若者言葉を発し,自身の感情を表現する.

 彼のこの発言はボクにとっては親近感を感じるし,仲間というか友達がなんか苦戦しているところを目撃しているという感覚で見ていられるのだが,客観的にこの状況をみたときに「子どもはこれを見てどう感じるのか?」「大人たちは「うざい」という言葉にビクっとしていないだろうか」などの心配が生まれるのである.

 キンプリという老若男女問わず,ザ・ジャニーズというきらびやかな白くて綺麗な印象を抱かせるこのグループの一員がそんな(いっちゃえば)低俗な言葉を使うのはどうなのかと思うのだ.綺麗な声をしているのに発する言葉によって「あーやっぱそこらへんの子なのね」と見捨てられるのはなんだかあまりに勿体ない.

 汚い言葉以外にも,態度的なところにも「ん?」と思わせられることがある.つい最近彼がラジオで言っていたメールに関する発言は,正直がっかりした.ラジオリスナーから「あまり好きではない友達からメールがきても返信する気にならず,溜め込んでしまう.どうやってこの気持ちを克服すればいいのでしょうか」といった旨のメッセージを廉がもらった時に,どんな解決策・克服術を言ってくれるのかと期待していたら,そのリスナーの悩みの種である「嫌悪と義務」にさらに拍車をかけるような自身の正直な感情をぶちまける.どうやら,廉もそのリスナーと同じような傾向にあるらしく,「だるい人ばっか!」と自身と関わるプライベートの仲間(?)をバッサリと切り,うざったいから通知もオフにしていると言うのである.

 これを聞いてボクは「関西のときのあの謙虚な廉はどこへいったのかなー」と思ってしまった.もちろん,あの時はまだまだ幼い,中学時代の彼であるために本人からしたら「そんなん言われても笑」と思われてしまっても「まあたしかにねー...」としか返せないのだが,ボクが彼に最大の魅力を見出した点がまさにあの時の彼の言動や性格であったために,悪い意味でのギャップに少し残念を感じてしまうのだ.

 んー.......なんだか彼は若者の側に近寄り過ぎてしまっている,または近寄らなくてもいいところに近寄っている感じがする...

ファンだからこそ見出せるそのアイドルの欠点を考えてみよう 

 今回のこのnoteはボクのなかでまだまだ消化されきれていない,ぐつぐつとした廉に対するネガティブな感情を,今までに彼に見出した魅力から逆照射するような形で述べてきたため,なかなかこれを完成させるまでに結構な時間を費やしてしまった.彼のみならず,自分が好きなアイドルたちの魅力はパッと述べることはできるのだが,「ちょっと,それはさすがにどうなんだろう?」と思ってしまうところを敢えて言葉にするのはなかなか難しい.とはいえ,今の廉に抱く感情というか想いみたいなものは昔とは少し違うかな...ということは確かに言える.だからといって彼のことを嫌いになったわけではなく,そのような課題たちはむしろ「伸びしろ」として捉えている.

 人には何かしらの短所が必ず存在するし,一時的に生じる短所もある.20歳突入という安定のしない年齢,また,安心を保証しない芸能界という世界に入っている彼には心の中で秘められている独自の苦しさというものもきっとあることだろう.今回のこのnoteを書くことによって,ボクはアイドルとしての永瀬廉のみならず,20歳男性・永瀬廉という人間味を少しばかり見出せたような気がする.メディアを通じてでしか彼のことを知ることはできないが,対面のときにしか見出せないようなそれをちょっとでも感じ取れたのはなかなか大きいことだと思う.

 過去に確かに見せてくれた彼自身の言動・行動・考え方・関係性などといった“魅力”ともまとめられるようなこれら,そして,彼が本来的に持ち合わせている独自の性質というものはアイドルという職業を全うする上でかなりの武器になることは間違いない.いつか20代の彼がそれに気づき,無意識的にでもいいから以上に挙げた課題を乗り越えたとき,ボクはもっと彼のことを模範的な年下の男性として尊敬の念を抱くのである.


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