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イイ笑顔の作り方

明るい気持ちの時、面白いものを見た時。
人は「笑顔」という表情をする。

生後5ヵ月の赤ちゃんも、笑顔はできる。
人間の根源的な感情表現の一つと言っていい。

人間は社会を作り、人と人との関係性を持とうとする本能がある。
言語はもちろんのこと、「表情」も重大なコミュニケーションの一つだ。

しかしながら、下記のような人が一定数いるように思う。
・表情が乏しく、笑顔になりにくい人
・年齢を重ね、うまく笑えなくなっている人
・何とか明るく振舞いたいけど、暗い気分が周囲に伝わり、損してしまう人
※悩み・辛さ、をそのまま表現したい時は、もちろん笑顔でいる必要はないですが。

そんな人のために、笑顔の作り方を本記事では述べていく。

大前提:笑顔は「作るもの」

批判を承知であえて言うが、笑顔は「作るもの」である。

また、表情とは顔の「筋肉を動かすこと」で、
ある意味、スポーツと変わらない。

前述のように、赤ちゃんの時は誰しも自然と笑顔ができている。
ただ、成長して大人になって、もし上手く笑顔になれないのであれば、
シンプルに「筋肉を使えていない、衰えている」ということだ。

なので、笑顔を身に付ける方法も、スポーツと変わらない。以下の2点だ。
・正しい意識(マインド)を持って、
・筋肉を正しく使えるように思い出す(練習する)

付け加えて言えば、よほど毎日のように笑い転げる習慣でもない限り、上記2点を行わなければ、笑顔は下手になっていく。

下記では、マインドと練習方法について、詳細を記載する。

マインド:科学的にも「笑う門には福来たる」

笑顔に関して、以下2点どちらの考え方をあなたは持っているだろうか。
①おもしろいこと、楽しいことがある→だから、笑顔になる
②笑顔になる→だから、面白くなる、楽しくなる

①はイメージしやすいだろう。
芸人さんのお笑いを見て笑ったり、楽しい予定を想像して笑顔になったり。

ただ実は②も正しい。
「いやいや、そんなのことないでしょ。。。」
と思われるかもしれないが、科学的に証明された事実である。

実際に、アメリカのカンザス大学が実施したストレスと笑顔に関する実験で、被験者を
・笑っていないグループ
・つくり笑いのグループ
・本当に笑っているグループ

の3つに分類し、ストレスを感じる作業をした後の心拍数を計測した。
すると、つくり笑いと本当に笑っている「笑顔グループ」では、作業中の心拍数が低く、ストレスが少ないことが明らかになっている。

笑顔になると、「前頭前野」の血流が増し、活性化する。
嬉しい、楽しい気持ちを感じていない人に「笑顔の表情」をしてもらうだけでも、前頭前野に同じ反応が見られる。

科学的に気分が何にせよ「笑顔を作る」効果は証明されている。

だから、笑顔は「自ら作り」「自分自身を救ってくれるもの」というマインドが大切である。

確かに笑顔は周囲を明るく元気づける効果もあるが、
まず何より、自分のために笑顔を作る、という意識が大切だ。

「あれは作り笑顔だ」
「目が笑ってないから、愛想笑いだ」
などと、謎のちゃちゃを入れる人が、たまにいる。
他人の感情なんて「憶測」でしかないのに。

そもそも、自分自身のために笑顔になるのだから、
相手がどう感じているかは、関係ない。
ちゃちゃを入れてくる人は、無視していい。

もし親しい人等に、辛い・悲しい・怒り気持ちを分かって欲しいのなら、
確かに笑顔を作る必要は、もちろんない。

しかし、科学的に言えば、マイナスな気持ちの時ほど、
笑顔を作ることが、自分で自分を救うことに繋がるのだ。

練習方法:笑顔の客観視

前述した通り、笑顔は「顔の筋肉による運動」だ。
では、どのように顔の筋肉を動かせばよいのかというと、ポイントは以下2点だ。
①口角をあげること
②目を細くすること

そして、練習方法は、シンプルだ。鏡を見て、①②を同時に行えばいい。
特に細かいことを意識する必要はない。
鏡を見れば、自分の笑顔が、自然かどうか、イケてるかどうかは一目瞭然だから。
やってみると、ちゃんと自然な笑顔を作る難しさが良く分かるはずだ。

同じ意味で、写真を撮られる時も、絶好の練習機会になる。
写真を撮られるときに、自分なりの笑顔を作って、あとで写真を見れば、
自分の笑顔がイケているかどうか、一発で分かる。

運動であるがゆえに、より能力を高める練習方法も、
ランニング等と変わらない。
笑顔にも、以下の通り、持久力と瞬発力、調整力がある。
・持久力:ちゃんとした笑顔をどれだけキープできるか。
・瞬発力:どれだけ短い時間で、瞬間的に、ちゃんと笑顔を作れるか
・調整力:1~100(ほほえみ~爆笑)、笑顔の度合いを調整できる。

引き続き、鏡の前で鍛えるのも効果がある。

また、鏡の前以外でも、日常生活で持久力・瞬発力・調整力を鍛えられるタイミングは沢山ある。
・瞬発力:仕事や家庭で話かけられた瞬間に笑顔を作る。
・持久力:笑顔をキープしたまま、散歩をする、電車に乗る。
 ※自然な笑顔、弱めの笑顔でないと不審者になるので注意。
・調整力:バラエティー番組を見て、大げさに全力笑う(それが面白くなくてもいい)。買い物の時、品を受け取るタイミングで「ありがとうございます」と言いながらほほえみを作る。

などなど。練習する機会は沢山ある。
笑顔の練習を意識するだけで、ボーっとしているだけでは、なんてことのなく過ぎてしまう時間でも、有意義な時間に出来る。

人を元気づけ、明るくするのもちろん、
第一印象を良くし、前述の通り自分の幸せに繋がるのが、笑顔。

意識しないと、どんどんちゃんと笑えなくなる。
日常生活の中で、簡単にできることばかりなので、
ぜひ、上記の練習方法を試してほしい。

まとめ

『自分のために、笑顔を鍛える』

肝に銘じよう。

かしこ。

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