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避難場所

ちょっと疲れたなあ。
どうにも気持ちが落ち込んでいる。
そんな時の、私の避難所の一つが
高円寺の「アール座読書館」さんです。

読書や考えごとをするための
とても静かなカフェ。
随分前から長いこと
お世話になっています。

それは私にとってこのカフェが
「本当に、心の底から落ち着く」。
からなのです。
心が特に弱っている時は
涙が溢れてきてしまうほど。

カフェが好きであちこち
色んなカフェを訪れていますが
ここほど気持ちが落ち着くカフェには
未だに出会えていません。
私にとって、とても特別な場所です。

先日のイベント。
とても楽しかったのですが
自分の至らなさや不手際への後悔、
その他色々と思うことがあって
とても疲れました。

あまりにも疲れがひどくて
翌日は頭痛で一日
寝込んでいました。

イベントでお世話になった人たちに
お礼の言葉を送りたいのですが
どうにも頭がぐちゃぐちゃで。
とにかく気分を落ち着けなければと思い
ここへ来ました。

…ふう〜。
やっぱり、ここはとても落ち着きます。
訪れる度に、この場所を作ってくださった
ご店主様への感謝の気持ちで
いっぱいになります。

とあるカフェの本に書いてあったのですが
このお店のイメージは、
宮沢賢治の「黄色いトマト」という
お話からだそうです。

お話に出てくる兄弟の家。
外界から隔絶している
安心安全なおうち。
とっておきの、秘密の隠れ家です。

お店には自由帳というノートが
たくさん置いてあるのですが
そこへお店を訪れた人の言葉が
隅から隅までぎっしりと綴られています。

それは見られることを意識したSNSに
投稿される文章とはまるで対極。
自分の弱さと情けなさ。
人生に対する迷い、寂しさ、辛さ。
そういった生の想いが赤裸々に、
真っ正直に綴られています。

「どうしてもこの場所を、
必要としている人がいる。」
そんな想いでこの場所を守っている
ご店主様をはじめ、
このお店を愛してやまないたくさんの
お客様。私もその一人です。

この稀有な場所がずっとこの場所に
あってくださいますように。
祈るようにいつも思っています。
いつもどうもありがとうございます!

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!
















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