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小3 入塾テスト again!

ええ、またもや やってまいりました、入塾テスト。

夏期講習前に受けたので、てっきりもう受けなくていいものとばかり思っていたら、                                       「もう一度受けていただきます。」                                   「・・・・。」                                           

その事実を息子に伝えると、                                  「はぁ~~い。」                                      と何とも気の抜けた返事がかえってきた。どうやら、私よりはショックを受けていないようだ。

しかしながら、テストが近づいてくると、                           「おかあさん、ボク、ボク、緊張するっ!」                          を連発し、私が                                  「大丈夫、大丈夫!」                                  と根拠のない励ましをする無限ループに入るのであった。デジャブだ。

テスト当日、息子がテストを受けている間、私は別室で入塾に関する説明を受けていた。それにしても、入塾手続きって、何であんなに大変なんだろうか。最後のほうは、集中力が切れて、あんまり頭に入ってこなかった。(いい加減な奴め!)                              それより、事務の人が1時間あまり次から次へと流れるように説明するのが素晴らしすぎて、                         「すごいなぁ~。プロだなぁ~。全然噛まないなぁ~。」            とそんな事ばかり考えていた。

そうこうしているうちに、いい加減な母のもとに息子がやってきた。          「どうだった?」                               と聞くと、                                         「うーん、難しかった。」                               とやっぱり夏期講習のデジャブのような回答が返ってきた。                     「へぇー、どんなところが?」                       などと他愛もないおしゃべりをしていると、採点されたテストを持った先生が部屋に入ってきた。この先生は、前の入塾テストでも見てくれ、そして、夏期講習で担任もしてもらった、息子のお気に入りの先生だ。               「では、見ていきましょう。」                       とテストと偏差値表を見せてくれた。                              その結果は・・・

・国語・・・偏差値60                                    ・算数・・・偏差値50                                      ・2教科合計・・・偏差値56.3

えっ!! あ、上がってる・・・。しかも、国語、いいんじゃないの?                いやぁ~、これ本当かな。まぐれ当たりじゃないのか?                と疑り深い私は素直に喜べない。

先生が                                             「良かったね。特に国語は頑張ったね。」                       と息子に声をかけると、息子は嬉しそうにはにかんでいた。               

「で、クラスどうしますか? 調度真ん中ぐらいですので、上のクラスでも下のクラスでも、どちらでもいいんですが。」                           と先生に聞かれた。私は何となくまぐれ当たりの疑惑から抜け出せず、上のクラスより、下のクラスのほうがいいのではないかと思い、             「先生は、どう思われますか。」                        と聞いた。                                        

「そうですね。算数が弱いですよね。中学受験は算数が非常に重要です。ですから、今の間に下のクラスでしっかり基礎を固めたほうがいいのではないでしょうか。下のクラスは私が担当しますので、一緒に勉強しましょう!」 と言っていただけたので、息子も好きな先生のクラスなら、と冬期講習は下のクラスに入ることに決めた。  

しかし、今回の偏差値で速攻調子に乗った息子は                         「ボクは、本当は上のクラスでも良かったんだけど、〇〇先生がいるから、あ・え・て!下のクラスを選んだんだ。あ・え・て、だよ!」                          と鼻息荒く、私にまくしたてる。                             

え? 何自慢? てか、私にアピっても意味なくない?                                        と心では思いつつ、                                    「ほうか、ほうか、えらかったのぉ~」                         と孫をほめるおじいちゃんのように褒めておいた。                    

主人は今回の結果を見て、                                             「へぇー、国語、すごいな。へぇー、やるじゃん。」                 と純粋に褒めていた。            

そんなこんなで、ジャッキーンと伸びに伸びた鼻を引っ提げて、冬期講習は無事終了。宿題もほとんどなかったので、親子バトルもほぼ無し。

平和だった。平穏だった。そう、嵐の前の静けさだった。

しかし、そうは問屋が卸さない。卸すわけがないのだ。          新4年生最初の組み分けテストにおいて、息子の伸びきった鼻は完膚なきまでに破壊されるのであった。                       組み分けテストの結果は、ホラーばりに恐ろしい代物であった。

                                 「決して、一人では見ないでください。キャーー!!」(by サスペリア)              

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