急に世界がつまらなく感じる時

私は人が好きで、人について話すのが好きだ。

それは誰かとの会話でよく言われる言葉。私が自分では気付けなかったであろう、客観的な私の印象。

そんな私が時折、世界をつまらなく感じているというのは、矛盾に感じる。

愛は素晴らしい。

生命は美しい。

人の欲、人間らしさ、いやらしさ、汚さ。

人が好きな理由は、この世界らしさを愛する故だと思う。

人にありがちな矛盾、人だからこそ抱える葛藤、そんなものをこそ、愛おしいと思う。

そして自分を見つめ直して、平凡さに辟易するのかもしれない。

この世界で私がつまらないと感じることがあるとすれば、それは私自身に飽きてきたということだろう。

人はいつも、ここではないどこかを求める。

飽きたからだと思う。

そう考えると、本当に飽きるほど堪能しただろうかと考え直すのだ。

今、それを思い出した。

そんなわけで、私は今日も救われた。

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