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小学校受験 ドリブルが安定した話

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

通常はお受けしていないのですが、今年は1件だけ、新年長さんの定期指導をさせていただいております。いわゆる家庭教師で、2週間に一度の3回目が終わったところです。

そこでペーパーと巧緻性、運動を見させていただいているのですが、今日は、その子がドリブルを安定してできるようになったというだけの話です。笑

「うちの子は、ドリブルなんてとっくにマスターしてるわよ」というご家庭も多いであろう今の時期に、桜井の生徒はまだドリブルができたというレベルの話をしているのか!と、思われるかも知れません。

でも、結構すごいことなんですよ。

経緯を話しますと、初めてお伺いした時に「私、ドリブルできるよー。100回くらいできる!」と嬉しそうに教えてくれたので、私も「見せて、見せて!」と言って見せてもらいました。確かにできました。クルクル回りながら…球を追いかけながら…

ご存知かと思いますが、これは小学校受験的にはNGです。学校によっては、これでもカウントしてくれる学校はあるでしょう。

でも、この生徒さんの志望校としてのゴールは、走って8の字ドリブルをやりきることです。そのゴールを見据えると、100回できようが200回できようが、ボールを追いかけて行ってはダメなんです。それじゃあ目的地に着かないから。

それで、1回目は、両手で下に向けて押す→両手でおへその前で取るということを教えました。その場所で、安定してキャッチする練習です。「そこにボールが戻ってくるまで手で迎えに行ってはダメだよ」ということを体感させました。そして、「それを10回やったら、いつものように片手で10回ドリブルしてみてね。このときも、手はおへその位置、そして、ボールは叩くのではなく押すんだよ。手首はガッシャン(固定)ね!」と伝えて終了。足を動かさずに10回やることを宿題にしました。

2回目。だいぶ上手になっていましたが、「10回やってね」と伝えているのに10回目でキャッチしてしまっていました。また、数えるのを私に任せていました。ですので、見本を見せ、その点を指導した上でもう一度10回しっかりドリブルできるようになることを宿題にしました。

3回目。10回のドリブルが完璧でした!足は微動だにせず、そして大きな声で10回を数え、10回目を打った後にしっかりと両手でキャッチ。感動です。そんなわけで、昨日はいよいよ歩きドリブルに入りました。ドリブルが安定しているから、歩きドリブルも余裕でした。でも、スタートの線を踏まないこと、ゴールを通り越してからストップすることをまだ知らず、また、ストップする際にボールを安定してキャッチすることがまだ難しそうでした。ですので、そこまでを4回目までの宿題にしてきました。

これ、すごくゆっくりなペースに思いますか?

私は、このご家庭の取り組みに感動していますよ。なぜかというと、「次までにできるようにしておいてね」を毎回確実にやってくれているからです。この先、私の中では歩きドリブルの距離を伸ばし、ジグサグドリブルに進み、8の字に行き着く予定です。きっと、5月くらいには目標の8の字ドリブルは完成していますよね。かなり安定した形で。そしたら、あとはスピードだけの問題でしょう。

こんな話を長々として何が言いたいかというと、私に見せる瞬間までに、そのご家庭がどれほど努力してくださったかなと思うんです。私が、「次回までにこれを」と伝えたことを確実にやってくださった。その本気が素晴らしいと思ったという話です。もしそうでなければ、2週間に一度ではどうにもならないですよ。

さて、皆さんはどうでしょう。

塾で理解できなかったペーパーや、今一歩だったハサミ切りや、足りなかった幅跳びを、次回までにクリアしていますか?

私は、塾を「まだできないところを見つけにいく場所」だと思っています。もちろんやり方は教えてくれるでしょうが、それを定着させるのは自宅学習しかありません。「塾に行きっぱなし」には、絶対しないようにしましょうね。

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