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小学校受験 ペーパーを攻略!<お話の記憶編2>

※2023年10月にアメブロで投稿した記事のリライトです。

こんにちは。コキア受験教室の桜井です。

いきなりですが、小学校受験では「いっぱい読み聞かせを読みましょう」って言いますよね。TSUBASAのYouTube対談で私自身も言ったことなのですが。

この話を今日はしようかな、と思います。

少し遠いところから話を始めると、小学生になったらなったで、保護者様には「うちの子はどうやら読解問題ができない問題」が勃発します。

そして「読解問題ができるようになるには読書をしろ」と世間から言われるわけです。

果たして、読書で国語の読解問題や算数の文章題はできるようになるのでしょうか。

私調べによると…これはちょっと疑わしい。

なぜかと言うと、我が家で一番多く、学年でも一・二を争うほど読書をしている我が家の長子は、別に特段読解問題できてません。

ただ、確かに読むスピードは光速(私比)です。

読解問題をやっていても「この辺に確かこういう言葉が書かれていた気が…」という感じで遡って探しているので、一応ちゃんと読んでいるんだとは思います。

ただ、読解問題や文章問題ですごい点数が取れているかと言えばそうでもない。

小学生対象の塾で子どもを教えていた経験からも、「読解力を付けたいなら読書をしろ」というのは言葉足らずな印象です。

何というか…私が思うに、読書量と読解問題の相関関係って「語彙力が足りない」とか「音読すら怪しい」とかそういうレベルの話だと思っています。そもそも問題文のレベルに理解力が追いついていない、と言うべきか。
そもそも論?前提?前段階?そんな気がします。

例えば、私に物理の専門書を読めと言ったところでちんぷんかんぷんですよ。でも、法律の専門書だったらいくらでも読めます。
何のことを書いているかも分からないのに「読み解く」とか「問題に答える」とか、普通はまず無理ですよね。

まずは、文章に何か書かれているかというベースを作らないとならない。
だから「読解力向上のために読書をしなさい」と言われているのだと、私の中では理解することにしています。

結局のところ、「文章自体を理解する力」と「その読解問題が解ける」のは別で、読解問題とか文章題は、正直言ってテクニックだと私は考えています。

だから、読解問題は読解問題で、文章問題は文章問題でしか制し得ないというのが桜井説です。(誰か既に言っているかも知れませんけど。笑)

ここで本題に戻ると

小学校受験において、読み聞かせや実体験の必要性が何故言われるかというと、この「そもそも話が理解できない」を無くしていきたいからです。

問題を解く以前、覚える前の段階です。

そして、お話の記憶を毎日やってほしいというのは、桜井説である「お話の記憶はお話の記憶でしか制し得ない」という考えからです。

お話の記憶を理解するのは、読書(読み聞かせ)や実体験。
でも、問題が解けるかどうかは「どこを記憶に残すか」というテクニックでもあります。

数をこなすと、それが体得できます。もし体得できていなければ、親が教えてあげればいいのです。「こういう言葉は後で聞かれるよ」と。

ぜひ一日一問、お話の記憶に取り組んでいきましょうね!


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