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私のCP+2024

お恥ずかしながら今年初めてCP+という存在を知りまして、開催していた4日中2日目に行ってきました。

それはもう楽しかったです。写真家の皆さんやYouTubeで活躍されている方のステージを、昼ごはんを食べるのを忘れて見ていました。
お陰で帰ってからはへとへとでご飯を食べて死んだように眠りました。

そんな私の初めてのCP+でしたが、話題の新製品や展示内容などは既にたくさん色んなところで紹介されていると思うので、今回は自分の気になったレンズとZ8の組み合わせについて簡単に書けたらなと思います。
作例のボディは全てZ8です。

入場待ちの長蛇の列


TAMRON

Nikkorってめちゃくちゃいいレンズ多いですよね。でもそこでネックになってくるのはお値段。そこでZマウントを買う前はサードパーティー製のレンズに期待していました。

が、Zマウントはサードパーティーのレンズが少ないのが事実。
その少ないサードパーティー製の中でズームレンズを作ってくれているのがタムロンです。

でもまだ
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
の3本しかラインナップがありません。

Nikkorレンズの中にタムロンOEMが存在するとか噂はありますが、真相はいかに…

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD

みんな大好き高倍率ズームです。
とりあえずこれがあれば、大体の物は撮ることができます。
使ってみた感想は、とにかく軽くて便利。
写りも悪くはない。ただやっぱりくらいかなとは感じました。
画にこだわらずにパパッと記録するように写真を撮りたい時にはいいかもしれませんね。

望遠端300mm開放のf6.3で撮影


35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

噂の万能ズームです。
解放f2~というのはとても便利。
解像感も申し分ありません。
これ一本で間違いなく描写に不満なく風景からポートレートまで撮ることができるでしょう。
ですが大きな欠点がありました。

本当に重い!!!!!

話には聞いていましたがびっくりするくらい重いのです。
ほんの5分ほどの使用で腕が疲れてきて、支える手がうまくレンズを固定できないのです。
この欠点だけで自分はちょっといいかなってなりました。
確かに写りはいいんですけどね…

望遠端150mm開放f2.8で撮影

その後、このレンズを使用して腕が疲れてしまったので、150-500mmを借りるのを忘れていました…


SIGMA

シグマは残念ながらDXフォーマットのみ対応です…

56mm F1.4 DC DN
30mm F1.4 DC DN
16mm F1.4 DC DN

以上の3本の単焦点レンズを用意してくれています。

シグマのレンズはお手頃で軽くて写りが良くて好きなので、FXフォーマットのレンズを熱望しています。
先日、シグマのCEOがニコンのフルサイズ対応レンズについて、前向きに検討しているというような趣旨の発言があったようなので、気長に待ちましょう。

56mm F1.4 DC DN

DXフォーマットのレンズなので、DXクロップして撮影しました。
フルサイズ換算で約85mmになるかと思います。

ボケが騒がしくないのがいいのですかね、線も細すぎずかといってシャープじゃないわけではない。
絶妙なラインだと思います。
レンズは単焦点ということもあって小型軽量。
DXフォーマットのカメラをお持ちの方にはお勧めしたいですね。

f1.4の解放で撮影


35mmと16mmも試しましたが、どうしても来場者さんのお顔が写ってしまっているので作例は載せませんが、どちらも同じような写りです。
レンズメーカーとしてそれは凄いことだと自分は思っていて、どんな焦点距離でも同じ画を作るって詳しくは知らないけど、難しいことじゃないかって思うんです。
それでも、あ、シグマだなって思うっていうことはそのレンズメーカーに技術力があるってことだと思います。


知らんけど()


Nikon

自分がZマウントを選んだ理由となったニコンのレンズ。やはり135mm Plenaと85mm f1.2、50mm f1.2はいつか所持したいものです。

今回は135mmと85mmを試すことができました。

NIKKOR Z 135mm f/1.8S Plena

ボケ感と玉ボケが圧倒的なレンズです。
今回のニコンブースでは、とにかく玉ボケを見て欲しいという意図が伝わってきました。
手前と奥に天井からイルミネーションが垂れ下がっており、その間をモデルさんが行き来するというような造り。
とても簡単に玉ボケを作り出せました。


f1.8で撮影


f2.5で撮影


f2.5で撮影


玉ボケの洪水やぁ…
解放でもピント面はシャープに写るのですが、f2.8付近まで絞るとよりシャープになります。

このレンズ、それなりにサイズも大きいのですが、不思議と撮っていて重い、取り回ししずらいとは思うことはありませんでした。
おそらくそれも設計されてデザインしているのでしょうね。

見ていただいてわかるように下手したら主題の被写体よりも、玉ボケの方が存在感が大きくなってしまうこともあるので、使いこなすには慣れが必要だと感じました。



NIKKOR Z 85mm f/1.2S

正直ここまでとは思っていませんでした。
とろけるようなボケ、それでいてシャープなピント面。
Plenaのような玉ボケはないですが、室内ではモデルさんとのやり取りもしやすく、画角にも収めやすい、画作りしやすいと感じました。


f1.4で撮影


f1.4で撮影


f1.4で撮影


f1.4で撮影


やはりポートレート最強レンズはこれだと思います。
f1.8の方はまだ使ったことがないのですが、皆さんの作例を見る限りここまでの柔らかなボケはない気がします。

またこのレンズも135mm plena同様大きくて太いレンズですが、使っていて重さや取り回しにくさを感じませんでした。

plenaほど玉ボケが綺麗なレンズではありませんが、このとろけるようななだらかなボケはplenaにはない魅力だと思います。
主題の被写体を引き立てるボケ。
そんな感じだと思います。



NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

今のところここまでの望遠レンズは所持する予定はないのですが、先日梅を撮りに行った際メジロと運良く会うことができて、その写真を撮る際に望遠だったらなぁ…と思ったところがあり、試しに触ってみました。

手持ちのコーナーで撮ってみたのですが、まあ重いのなんの。このレンズで手持ちで快適に撮影をしようと思ったら筋トレは必須ですね。それでも手ブレ補正のおかげでピントは決まったように思います。


600mm f6.3で撮影


600mm f6.3で撮影


600mm f6.3で撮影


置物の鳥さんなんですけどね。
これが生きている鳥だとどうだかわかりません。

ある程度近い距離の被写体だと背景もよくボケてきれいに写ります。
少し離れた距離の被写体だと背景は少し騒がしいかもしれません。

写りにこだわると単焦点がいいのでしょうけど、超望遠の単焦点はお値段も超望遠なのでなかなか手を出しにくいですよね。
写りはSレンズに比べると柔らかいですが、十分にシャープですし便利望遠ズームとして野鳥撮影や飛行機撮影なんかにはいいんじゃないでしょうか。
まだ未体験ゾーンなのでなんとも言えませんが…


おわりに


ここに載せた物以外にも、フォクトレンダーのレンズを触ったり、ゆーとびさんやものんろんさんのステージも見たりと様々な体験ができたCP+でした。
カメラ関係の出展だけであれだけ大きな催し物ができるってすごいですね。
すごく楽しかったです。
ニコンの新製品がなかったのは少し残念でしたが、今後に期待しましょう!
フジフィルムも今年中に新しいカメラがいくつも出てくるのは確実みたいですしね!

さて、次はどのレンズを買おうかな。


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