#68 シャトルラン

「ただいま。今日は疲れたわ。」学校から帰ってきたしょうとは、ランドセルを床に置くと、ソファーに横になった。

しばらくして「おじいちゃん、シャトルラン108回やった。100回以上は俺だけやってん」

連絡帳に、『しょうと君はシャトルランで、100回の自分の目標を超えて108回することができました。みんなからのたくさんの応援があり、頑張っていました。キラキラ輝いた、とてもいい姿を見せてくれました』と先生が書いてくれてあった。

「先生も、よく頑張ったとほめてくれているで」と私が言うと、「90回すぎて、まさとが終わって1人になった時から、応援が急に増えてきたわ。100回を超えた時からは、『しょうとがんばれ~』とみんな俺のこと必至で応援してくれてたで~。せやけど、俺は走るのに必死やったわ。108回でふらふらになってダウンしたわ。けど、クラスのみんなが、『しょうと、よう頑張った』と言うてくれたわ。ほんまにしんどかったけど気分がよかったわ。」

「今日はゆっくり休んでから宿題するか?」と言うと「今から着替えて宿題するわ」としょうとは言った。スムーズに宿題を終え、明日の準備をしてゲームを始めた。

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