ユーザーストーリーってなに?Shiftanを例にして解説
こんにちは!Nineeenという学生開発チームの代表をしている古谷洸樹です。
今日はNineteenで最初に行ったユーザーストーリーの作成について記事にしていきたいと思います。
ユーザーストーリーとは?
ユーザーストーリーとは、サービスがユーザーのどんな課題を解決するのかをチームで共有したり、ユーザーとの認識のずれを無くしたりするものです。
主にアジャイル開発で使われるものでウォーターフォール設計の要件定義の代わりとして使用します。
開発を進めていると、システム開発で一番重要な
「ユーザーの課題を解決する」ということから遠のいてしまうことがあります。システム開発は基本的に長いスパンで行うものなので最初の目的を見失ってしまいがちです。そんなミスを起こさないためにユーザーストーリーでユーザーの課題を具体的に言語化することが必要となります。
ユーザーストーリーの作り方
ユーザーストーリーには3Cと言われる大事な概念があります。3CとはCard、Conversation、Confirmationの3つから構成されます。
まず、Cardですがユーザーストーリーはカードや付箋に書こうというものです。1枚のカードに「誰が」「何を」「なぜ」の3つを書いていきます。
次にConversationです。Cardをもとにユーザーと会話したり、チームで話し合ったりすることでユーザーの課題をブラッシュアップしていきます。
最後にConfirmationです。定期的にユーザーストーリーからずれたものを作っていないかなどを確認していきます。
ユーザーストーリーを作るうえで大切なのは専門用語を使わないことです。顧客との会話でも使えるように誰でもわかる文章を心がけましょう。
Shiftanのユーザーストーリー
では実際に私たちが作ったユーザーストーリーを見ていきましょう。
まず、最初のCardについてですが、私たちは普段Discordを使ってオンラインで会議をしています。なのでカードや付箋を使うことはできませんでした。そこで私たちは普段タスク管理などで使っているTrelloを用いてユーザーストーリーを作ることにしました。とても使いやすくおすすめなのでぜひ使ってみてください。
これが実際の画面です。
私たちはまず、シフト収集、シフト作成、シフト調整、シフト共有という3つの場面に分けてユーザーストーリーを書いていきました。
登場人物は主にバイトと店長になりました。実際に挙げてみるととても多くのCardができました。そして優先順位をつけていきます。私たちは優先度が高いものを一番上に持っていきました。
次はこのCardたちが正しいのか、優先順位は間違っていないかどうかをインタビューを通して判断していきます。これがConversationです。実際にお店を周り店長さんにインタビューをしたり、大学の友達に聞いて回ったりしました。想像とはずれている部分が多かったので実際にインタビューするのはとても大切です。例えば概算人件費が見れるのは重要度が高いと思っていたのですがそれを重要としている店長はほとんどいませんでした。
最後にこのCardたちを見ながら私たちはどの要望を満たすアプリケーションを開発するのかを決めます。私たちは実装するものに青色をつけています。
このユーザーストーリーは今でも定期的に確認するようにしています。いつの間にか忘れて実装しないと決めた機能を実装しようとしていることがあるので注意しています。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。少しでもユーザーストーリーについて理解が深まっていただければ幸いです。このアカウントでは私たちが開発しているShiftanについて投稿していますのでもしよろしければフォローやスキをお願いします。