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【NOTds】デザインスクール#1名刺課題制作

こんにちは、こうきと申します。

2023年12月、NOT DESIGN SCHOOLに0期生として入校し、先日スクール課題最初の名刺課題の合格判定をいただきたました。

今日は自分の記録として、合格判定までの制作過程や苦悩について書き留めておこうと思い、noteにしました。

当時、駆け出しとしてスタートした私の個人的な記録の一例ではありますが、駆け出しならでは苦悩を知りたい/どういったコミュニティがあるのか模索している方へ、何か参考になることがあれば嬉しく思います。

かなり長くなってしまったので、気になるところだけかいつまんでみていただけると幸いです🙏

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01:合格作品について

まずこちらが合格判定いただいた名刺になります。デザインコンセプトは「推進力を持ってサポートするデザイナー」としました。私のデザイン/コミュニケーションで、依頼主の目標達成までのスピードが上がるそんな存在でありたいという想いからこのような作品になりました。

02:制作過程

まず、12月当初に作成した名刺はコンセプトもあやふや/ビジュアル・デザインスキルもまだまだでした。

12月当初制作した名刺

その為、改めて情報設計を行っていきました。そもそも名刺の目的は何か?今回は「仕事の問合わせにつなげる事」。それを達成するために、価値を提供するは何か「自分の強み」ではなく「デザイナーとしての強み」を考えてみる必要があり、ここが一番課題を進める中で苦戦しました。

では、デザイナーとしての強みとは何か?それを考えきる事で、提供価値を見つける事が出来、よくありがちな「優しそう/親しみやすそう」など人柄の強み部分が仕事全体として、どういう価値を生み出すのか?ひたすらアイデア出しをFigJamにて実施する事で情報設計が固まり出しました。

FigJamにて自己分析の深堀/提供価値のアイデア出し

情報が固まり出した所で私が続いて行ったのは、「基礎作り」という名の世の中に出ている名刺のトレースです。トレースすると同時に、NOTスクールメンターからいただいたアドバイスで「4原則/フォント/カラー」はどうなっているのか?どういった印象を受けたのか?を着眼点に進めていきました。そうする事でクリアにされた情報がインプットされるので、質の高いトレースが行えました。

トレース物
フォントやウエイトなどの分析
カラー分析/印象
トレース終盤の分析シート

トレースで徐々に目と感覚を養った所で、前回行った情報設計の更に深堀りを実施。自分の人柄としての強みをピックアップし、デザイン業務時にどう活きているか?又は、活かせそうかを言語化していきました。

出てきた人柄としての強みは「思いやり溢れる/フットワークが軽い/努力家/几帳面」の中から一番伝えたい事として「几帳面」をピックアップしました。
ただ、「几帳面」とはまだ人柄としての強みになってしまっているので、前述でも述べたデザイナーとしての強みに変換する必要がある。
そこで、「几帳面」な私が普段、業務をする上で意識している事、得意とする事は何かを考えていくと、業務の効率性/情報整理(市場リサーチ/ニーズの把握)が分かり、几帳面⇒情報設計が得意なデザイナーに変換する事が出来ました。

几帳面な私が業務時においての意識している事を言語化

では、情報設計なデザイナーの私が依頼主に対してどういう提供価値が出来るのかを考えるフェーズに入ります。提供価値を見つける為、デザイナーとしての情報設計・整理する事は何か?を考える事に。そうすると、情報収集(競合調査/ニーズ分析、発見/経営状態の把握)⇒情報整理/分析(他社の分布/自社の強み、差別化ポイント/課題の抽出等)⇒結論(サイトの目的、ゴールコンセプトの策定)が浮上してきました。

もう少し深堀りしていくと
・他社分布を整理する事で
⇒社員だけで行っていると分からなかった自社課題が見つかる。
・自社の強み/差別化ポイントを整理する事で
⇒デザインテイストの軸がぶれない/ゴール目標が明確⇒差別化出来る

デザイナーとしての情報設計・整理する事は何か?

何となく、自分の強み/提供価値の整理が出来た所で、その内容が伝わるビジュアルを制作する為に、情報整理/設計が得意なデザイナーを核に、キーワード出し/情報整理されると依頼主はどうなるか?など言葉に出し、これなら内容が伝わりそうなのを抽出していきました。


ビジュアル制作のアイデア出し

抽出したキーワードからビジュアルを作り込む為のモチーフ決めを自分に縁のあるもので実施。自分なりの理由から意味付けがしやすそう/意外にモチーフになさそうな「シャボン玉」に決定。しかし、制作途中あるモヤモヤが生まれてきたのです。

ビジュアルのラフ案

あるモヤモヤとは、自分が名刺に込めたいメッセージ性が、自分の強みを全面的に出すのではなく、依頼主が目指す目標達成までのサポート/支える様な存在でありたいという想いが浮上。では、私ならどう貢献できそうか自己分析の深堀りを行い、深堀りから情報設計が得意/エネルギッシュ(体育会系)な私を通して、活動促進のきっかけ(提供価値)となる。

つまり、私のデザイン/コミュニケーションで、目標達成までのスピードが上がるそんな存在でありたいという想いがあり、この想いからデザインコンセプトが「推進力を持ってサポートするデザイナー」という風に決定しました。

デザインコンセプト決定した所で、ビジュアル制作を再スタートさせる為に、改めてモチーフ決めを行いました。決めていく上で、私が推進力と兼ね備えていると分かる物をチョイスする必要があるが、ただ闇雲に探すのは効率的ではないので、NOTメンターのアドバイスで好きなデザインテイストからヒントを探してみる事に。

好きなデザインテイスト①
好きなデザインテイスト②

好きなデザインテイストから出てきた候補が、「飛行機/クジラ/鳥/電車」この中から、力強さを感じる推進力という言葉にマッチしそうな「クジラ」をチョイスし、合わせてクジラが持つマイナスな印象がないか調査する事で、受け取った側の心理を考えてみました。

クジラが持つ印象/生態

クジラが持つ印象にあまりマイナスな印象がない事が分かった上で、ビジュアル制作を行っていきました。まずは、Pinterestなどを参考にクジラが何かを導いたり/推進させてあげているようなポジティブな印象がないかリサーチし制作を行いました。

ビジュアルラフ案①
ビジュアルラフ案②

制作したラフ案の中からNOTメンターのアドバイスにあった、「ビジュアルを見た時に印象と自分とクライアントのパワーバランスの関係性が合致しているか?」を踏まえてピックアップしブラッシュアップを行っていく事になりましたが、ここである問題が。

ピックアップしたラフ案

ある問題とは、制作物が参考物に似すぎている。その為、パワーバランスを考えながら修正する事になり、苦戦していた私に NOTds代表の「もちさん」からのアドバイスで改めてビジュアルを再考し、形が定めていく事が出来ました。

NOTds代表「もちさん」アドバイス
ビジュアル再考

ここからビジュアルのブラッシュアップを行っていきました。推進力という言葉の発想から躍動感を演出する為に、依頼主を舟に例えたり、何かを導いて上げている様子のパターン出しを実施。その中で、水の中というのがマイナス印象を感じ、背景色を空にポジティブな印象として変換。

ブラッシュアップ①
ブラッシュアップ②
ブラッシュアップ③

ここでようやくビジュアルが完成し、提出する事が出来ました。その結果、見事合格する事が出来ました。ここまでがざっくりですが、制作過程になります。03では作業時間(工数)や当時の心境を綴ります。

最終版

03:作業時間(工数)/心境

ここまで長々と制作過程を記述してきましたが、実際にかかった作業時間のリアルをお伝えしたいと思います。

「28,980分」 (483時間)

勉強始めたての私がプロのデザイナーさん達に合格をいただくまでにかかった時間でこれが現実です。

作業時間(工数)算出

この期間の心境としては、合格出来るかの不安だったり/初っ端の課題でこんなに苦戦して残りの課題は大丈夫だろうか?と考えたり/他メンバーが合格していく焦りでメンタルはズタボロでした。正直、何とかなるだろうと甘く見過ぎていました。
ただ、その代償といってはなんですが、自分の現在地/現実を知る事が出来、現実を突き詰めてくれる経験が出来/成長までさせてくれるのは
NOT DESIGN SCHOOL」以外にはないと思います。
その理由として、1年間かけてデザイナーを育てる為の充実したカリキュラム/多種多様なメンター陣の豊富さ/セッション回数の多さ/経験豊富な生徒(コンペ優勝者)などの事からです。

正直、駆け出しの私が入れた事自体が奇跡…

NOTdsはデザインスクールとは言う物の、現場で即戦力で活躍出来るデザイナー像を作る事を目指している為、メンター陣があれこれ教えてくれる訳ではありません。それでは、メンター陣のFBを真に受けて制作物に自分の意図が組み込みづらくなる為、自分で1から作った制作物とは言いづらい。
メンターのFBに期待して制作している内は、現場に出て活躍しづらい事を
頭に叩きこんでくれます。

なので、スクール課題は全て題材設定~市場リサーチ~制作までを一貫して自分達で考えます。勿論、所々FBはいただけますが、教えて貰う精神ではなく、学びに行く精神でなければいけません。課題を進める上で自分は今何に困っているのか?を頭の中で常に整理する必要があります。
なんて言ったって卒業するまでに現場で即戦力で活躍出来るデザイナーを作る為には当たり前だと思いました。他のデザインスクールとの違いはその辺かなと思っています。だからこそ凄く成長出来るチャンスだと思いますし、環境が整い過ぎているNOTdsには本当に感謝しかないです。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、心境の話に戻ると、メンタルはずっとやられっぱなしです。というか当たり前です。勉強始めたの私がいきなりデザイン出来るようになって、プロの人達に納得して貰うだなんて到底。

だからこそ、try&errorをひたすら繰り返しながら
もがき続けていきます。
NOTds公式サイトにある言葉をお借りすると

「やるか/やらないか」
「やりきるか/やりきらないか」

やるか/やらないかで言うと、NOTスクールに参加しているので
やれています。
後は、やりきるか/やりきらないかです。やりきれなくて辞めちゃう人が殆ど。NOTdsはそんな本気(マジ)の人達の集まりです。痺れます!!

04:最後に

こんな感じで長い事、名刺課題合格までの過程や心境を語ってきましたが
以上になります。
2023年10月からデザインに関する勉強を始めて、12月にNOTdsに0期生として入校し、2024年4月名刺課題合格しました。
ぜひ楽しんで見ていただいて、何か感想や意見がありましたらTwitterでメッセージいただけると嬉しく思います。

無事合格できましたが、これからまたバナー課題/コーポレート課題/LP課題など進めたりで、まだまだ盛りだくさんなので、引き続き気を引き締めて頑張っていきます。

最後にNOTdsで過ごせる期間も残り半年弱となりますが、もちさん/運営人/メンター陣/コミュマネ陣/0期生の皆様、引き続きよろしくお願いします!
NOTdsに入れて最高に幸せです!

#web #webデザイン #NOTds #デザインスクール

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