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ほんまに暇

久しぶりにnoteを書く。
新エディタが搭載されたらしく全く見慣れない画面と向き合う。

過去数千年は、無地に書く行為が当たり前だったわけで、
その後に原稿が生まれて、ノートになって。

小学生のころまではマスに字を書いていたのが、中学生から急に横線だけのルーズリーフになった。

今やワード、Googleドキュメント、notionなど書くツールは多様化を極めている。文字を書くことだけではなく、ツールの使いかたを習得せねばならず、書く行為からどんどんと離れていっている気がしてならない。

ちなみにルーズリーフは、
「今日から取るぞ!!」と決めて3日たつと普通のノートの方がいいやんってなるのを繰り返していた。ルーズリーフってお洒落勢じゃない、ガチ勢っているのか?疑問です。

そして最近は耳かきが捗る。毎日していても飽きない。
サザエを食べるときに尻尾の部分を取るスリルに似た感覚を毎日味わえるのだからやらないほうが損というもの。

なんでこんな駄文を書いているのかというと、暇なのだ。
コロナになったからである。
症状が発症したのは21日なので6日目。
体も順調に回復しているのに、外に出られない。
このうっぷんは耳かきでもしないと晴れない。
耳かきをしても晴れないのだけれど。

ちなみに仕事は山のようにある。
しかし全くやる気というものが出ない。
正確に言うと、出るのだが風前の灯のように消えていく。
コロナの影響なのか、倦怠感と脳の処理速度低下を感じる。

集中が続かないからnoteに逃げてきた。
しかし今はnoteに追われている。

コロナの検査をしに病院に行った時の話。
検査は診察室じゃできないから、一階の駐車場で実施しているようだ。
10時30分~11時が空いてるから来てくれと電話で言われた。
10時25分。学校で習った通りの5分前行動。

うんともすんとも言わずに30分が過ぎた。
ようやく降りてきた看護師の方が「あとちょっと待ってね」と一言。
炎天下の駐車場で30分で待たされた病み上がりの僕はニヒルな笑顔で「はい!」と答える。

そこからまた30分。
僕以外の患者さんはみんなクーラーを入れて車で待ってる。
そのエンジンの暑さを待っている椅子でもろに受ける僕。
コロナ以外の死因は勘弁だと思いながら、車内の人を羨む。
このときほど車という存在に憧れ、恨んだことはない。
歩きで帰ったあの高校生の頃でさえここまで車を欲しがらなかった。

ようやく検査を終えると看護師が「陽性です。体調大丈夫ですか」と。

大丈夫なわけがない。
炎天下、エンジンを浴びながら1時間待ったのだ。

こちとら開き直るしかないから精一杯の皮肉を込めて
「大丈夫です」と答えてやった。

今日からコロナ検査のことを検査フェスと呼ぶことにした。

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