マガジンのカバー画像

迷インコと僕の夏

4
これは真夏のベランダから始まった迷子のインコと僕の友情物語。インコの家族が見つかるまでの日記を記している。いつが最終話になるかはわからないけれど、この出会いを文章に残したいと思っ…
運営しているクリエイター

記事一覧

迷インコと僕の夏【最終話後編】

夏ですね。僕はTUBEの冬の曲を知らないので、TUBEも夏を心待ちにしていたことでしょう。 さて、夏といえば、「迷インコ」ですよね?最終話 前編を書いておきながら、後編を書くのにここまで間があるとは。自分が庵野秀明にでもなったのかと錯覚してしまいそうです。 ちなみに「エヴァンゲリオン」を小さい頃から見らず嫌いだった私ですが、アスカとシンジの恋愛関係が気になりすぎて寝られなくなったので、仕方なく見てしまいました。とても面白く、しっかりシン・エヴァンゲリオンまで視聴しましたが

迷インコと僕の夏【最終話 前編】

え~最近起業したぺトロン(@petoron_co)です。 自分自身にも、周りにもいろいろ変化が出てきている時期ですが、皆さんはいかがですか?? もう11月ですよ、早いっすね。今年もあとちょっとで終わりですからね。 クリスマスも来ますし(彼女はいませんのでご安心を) そんなこんなで今年もいろいろありました。 間接鳴らないな~とか、この道ここに出るんだとか。。。 いや、しょーもない人生!!! 僕のnoteの読者はITリテラシーが高いので、このネタはもちろんご存じだと思います。

迷インコと僕の夏【1話目】

このお話は、初夏のベランダから始まった、 僕と迷インコの友情を描く物語だ。 飼い主が見つかるまで。 いつ終わるのかわからないけれど、 この出会いを文章に残したいと思った。 それでは「迷インコと僕の夏」のはじまりはじまり。 こいつと出会ったのは今日の昼。 ベランダでいつものようにCHILLな時間を過ごしていたら、 変な鳴き声とともにこいつは現れた。 きれいな色やな~と思いながら、 すぐ逃げるやろと思って記念に遠くから写真を撮る。 3分ほどたっても逃げないので、もう少し近く

迷インコと僕の夏 【2話目】

保護することを決めた僕だが、大きな問題があった。 インコが生きていくには保護が必要なように、 人間である僕が生きていくには労働が必要なのだ。 そう、僕は仕事に行かねばならんのである。 もちろん僕の家にはケージもなければ餌もない。 だが、僕は自分のおまんまを得るために外に行かねばならない。 苦渋の決断だった。 部屋に新聞紙を敷き詰め、糞の対策をし、水を大量に用意し家を後にした。 餌には砕いた米を与えるといいと聞いたが、 貧乏学生である僕の家には米すらなかった。 夜には飯をやる